みなさん、配当金(分配金)は好きですか?僕はとくに好きでも嫌いでもありません。基本的にトータルリターンが重要なのであって、お金を得る手段はどうでもいいと思ってるからです。まあそれに税金も多めに喰らいますからね…。どっちかと言うとアンチか
なので僕のポートフォリオ内でも配当目当ての銘柄は一切ありません。その中でもたくさん配当をくれる(たくさん持ってるだけ)のは1557 と 1655 S&P500です。それは以前から当ブログでも紹介してきました。
先日、そんな中でもレアキャラ、1545 Nomura NF NASDAQ-100(R) (Unhedged) ETF の分配金が出たので、それをレポートしたいと思います。NASDAQ100連動なのに分配金が出るってちょっと驚きですよね(※QQQも出るけどね)。この記事がこれから投資を始める方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。
そもそもどれくらい分配金が出るものなの?
まずはJPXのサイトから、過去の分配金データを調べてみましょう。結果はこんな感じ。
最新の結果は驚異の0.05%!w めちゃくちゃ少なくてビビります。時期は毎年8月半ばに年1回のみ。さすがグロース株中心だけある。
一方の米国ETFのQQQはというとどうでしょうか?
本場のETFだと0.76%でした。まあこの銘柄で分配金が欲しい人はいないでしょうが、もし欲しいならQQQのほうがよさそうです。
なお、僕の主力ETFである1557 S&P500 ETFの分配金はこんな感じ。1557って結構分配金多いほうなんだね。
では実際にいくら分配金をもらったのか?
というわけで実際にもらった金額をレポートしていきましょう。
ここに記載されている情報だけ見ると、60 x 57 = 3420円 を分配金としてもらえるように見えます。実際に振り込まれる額もこれと同一なんでしょうか?それともここから税金が引かれるのか?
楽天証券の場合は配当金が振り込まれるとメールがくるので、それで確認してみましょう。
結果はまったく同じ値の3420円でした。ちなみにこの1545はNISA口座で購入している分なので、書類に書いてあった金額は外国税のみ引かれた金額と見ていいでしょう(たぶん)。特定口座で運用されている場合は、おそらく書類に記載の金額から 20.315%引かれると思います。間違ってたらごめん。
なお、1545の現在価格は16440円なので 約100万円分保有している計算になります。配当金としては0.3%くらいかな。少なすぎるからホントになくていいよw その代わりに信託報酬下げてくれ。
結論:NASDAQ100 ETFで分配金がほしけりゃ素直にQQQを買え
この1545(や1557)は僕がほんとうに無知だったころに買った商品で、その頃はQQQやVOOなんて存在も知りませんでした。なので、SNSや有名人を見てもこの1545を保有している人は少ないことでしょう。
そんな希少価値のあるデータをここに公開して、もし興味がある方の参考になれば幸いです。まあ積極的に東証ETFを買う理由はないですよね。ぼくは個別株から入ったので、東証で買うことに慣れてるので買っていましたが。それ以上の理由はありません。
おすすめ:資産運用ですごく勉強になる書籍
僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。
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この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。僕と同じく、初めて投資書籍を読まれる方にはこの本を最初にオススメします。
インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。インデックス投資家の教養として読むべき本です。
これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。
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これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。
これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。
2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。
米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。
僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。
上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。
インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。
ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。
本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。
かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。
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