【S&P500最強伝説】メインの銘柄を1557→1655に変更!その理由と注意したこと

資産形成&節約
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みなさん、資産運用は順調ですか?僕はここ最近の株高に乗ってすごく好調です。資産運用の実績は以下の記事をご覧ください。

僕の資産はほぼ全て米国株インデックス(またはその他の外国株)なので、ポートフォリオを論じることはありません。しかし、銘柄は分けて購入していました。その内訳がこちら。

  • メインの特定口座:1557 SPDR S&P500 ETF@auカブコム証券
  • NISA口座:1655 BRJ iShares S&P 500 ETF@楽天証券
  • DC型確定拠出年金:野村外国株式インデックスファンド・MSCI・KOKUSAI
  • その他:妻のNISA口座(1557)、子どものジュニアNISA口座 x 2 (1655)

選べる銘柄が少ない確定拠出年金は置いておくとして、基本的には1557と1655を分けて購入していました。これは単純に金額が小規模なNISA口座では1口の値段が安い1655のほうが使い勝手がよかったからです。分配金の再投資も楽にできますし。

メインの特定口座はパフォーマンスを比較して1557の少しだけ良かったので買っています。と言っても差は僅かです。3年リターンで1557は17.23%、1655は16.88%(2021年7月15日時点)。

今回はこの特定口座で購入する銘柄を1557→1655に変更しました。その考えと注意点についてみなさんと共有したいと思います。

変更の理由:1655は二重課税状態が解消された

この切替のきっかけになったのが「二重課税調整制度」です。この制度は海外資産に投資するETFなどで得た利益に対する外国税と国内税の二重課税状態を解消してくれるすばらしい制度で、2020年1月より導入されました。イメージは下の図のような感じ。

楽天証券ウェブサイトより引用。

今まではこの二重課税状態を解消するのに確定申告が必要でした。僕もやっていて金額を取り戻しているものの、いまいち全部取り戻せているのかも自信がなくモヤモヤしていました。それを勝手にやってくれるなんて、素晴らしすぎる制度です。これを利用しない手はありません。

ただ、この制度は対象銘柄があって1655は対象で1557は非対象なのです。こういう扱いにくさが1557の欠点ですよね。

ぼく
ぼく

今まで1557で積立ててきたから迷うけど、メインは1655にしていこうかな・・・

と重い腰を上げて、メインを1655にすることに決めました。と言っても実際にやることは大したことありません。以下に気をつけてこれからも資産運用を続けます。

その他1655のメリット

この他にも1655にはいくつかのメリットを感じていました。それがこちら

①単価が安い

前述のとおり1557は現在単価が48000円程度、対する1655は3400円と格安です。実に10倍以上の差があります。1655のほうが買いやすいし、端数のお金が発生しにくいのがいいですね。資産を有効活用できます。

②流動性が高い

1655は単価が安いこともあって、売買が活発です。流動性に優れているので、異常に高い値段で掴まされたり、買い叩かれる心配がありません。常に買いたいときに買え、売りたいときに売れます。

一方、1557は注文ばまばらです。大量に購入するときはなかなか買えなかったりします。いちいちハラハラさせられるのはよくないです。といっても大量に購入なんてもう僕は無理ですが。

③楽天証券で手数料がタダ

1655は楽天証券だと手数料がタダ、一方1557はauカブコム証券だと手数料が無料です。必然的にこの組み合わせで証券会社を利用するわけですが、圧倒的に楽天証券が使いやすい。というか、そもそもauカブコム証券のアプリ「kabuSTATION」はiPhone11Proでバグってて起動すらできません。クソにもほどがあります。

立ち上げようにもクラッシュして起動すらできません

追記:楽天証券でも1557の手数料が無料になっているみたいです

以下の楽天証券の公式サイトには1557が手数料無料になっているという記述がありました。知らなかった・・・。もうこれでauカブコム証券を選ぶ理由はほんとにないですね。

注意点:今まで購入してきた1557はスイッチングしない

ここで短絡的に1557を売却して、そのお金で1655に買い替えることはしません。気持ちは1655に行ってしまったので気持ち悪いのですが、売却してしまうと利益の約20%を税金でしょっぴかれてしまいます。いくら1655の配当金の税金が有利だからと言って、利益の20%分は取り戻せません。購入した1557はそのままおとなしく保有し続けるのが賢明です。

お金が必要になって切り崩す時になったら1557から優先して売ればよいと思っています。

結論:これから投資を始める方には1655をおすすめしておく

僕が投資を始めたころには1557は信託報酬が0.09%と圧倒的に安く、間違いなく最強のETFでした。それが今現在、数年経って状況は変わったのです。数年の間に1655が登場、信託報酬は0.08%と1557より低コストで使い勝手がよいETFでした。

これからも同じS&P500連動ETFとは言え、いろいろな商品を常にチェックし、その時の最良の銘柄を購入するのが重要だと思っています。

追記:外国税額控除のために1557をauカブコム証券から楽天証券に移管しました

2024年3月 追記:いまはETFを買うのはやめています

ここ最近はeMAXIS Slimシリーズを筆頭とした投資信託シリーズがとても充実してきました。その買付方法の簡便さからも、ETF派だった私も今は投信で買付しています。もちろんこれまで保有していたETFはそのままです。利益確定には税払いが伴いますからね。(追記おわり)

おすすめ:資産運用ですごく勉強になる書籍

僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。

以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題、初めてだと30日無料キャンペーンもある)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。

この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。僕と同じく、初めて投資書籍を読まれる方にはこの本を最初にオススメします。

インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。インデックス投資家の教養として読むべき本です。

これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。

この本はKindle Unlimitedの読み放題サービスで提供されていることが多いです。Kindle Unlimitedは初めてであれば30日無料体験が使えるので、それで読み切ってしまうのもいいかと思います。僕はそうしました。

これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。

これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。

2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。

米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。

僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。

上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。

インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。

ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。

本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。

かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。

社会保険料がホットな話題として挙げられることが増えました。本書はその社会保険料の節約として最も有名な「マイクロ法人スキーム」のきっかけになった名著です。いま巷で使われているマイクロ法人という言葉は、この書籍で初めて使われたと言われています。もしマイクロ法人設立に興味があれば、まずは最初のバイブルとして読破しておくべき一冊です。

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