増やすなら髪より金!ミノキシジルはやめたほうがいい

資産形成&節約
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みなさん、髪の毛はフサフサしてますか?ぼくは実に中途半端な状況です。フサフサの方からは

ハゲてきたなwww

と言われますし、一方でガチでハゲてる人からは

この程度でハゲてるとか言うなカス

と言われるレベルです。妻に作ってもらったアバターはツルッパゲなんですがね。iPhoneのミー文字には中途半端なハゲ姿がないのでこうなりました。

かく言う僕も就職したての20代前半は髪の毛が薄くなった気がして焦っていたのです。そしてタイトルにある通りミノキシジル、いわゆるリアップを購入して使っていました

何がきっかけか忘れましたが、途中で使用をやめて今に至ります。今思えばその判断は正解でした。髪の毛を気にするあまりミノキシジルに頼ることの危険さをこの記事では述べたいと思います。この記事が増毛剤を使おうか悩んでいる人の参考になれば、それ以上に嬉しいことはありません。

ミノキシジルの凄さ

もともとミノキシジルに頼ろうとしていた僕、その理由は「医学的に効果がある」と認められている事でした。僕もエンジニアの端くれなので、こうした客観的事実の説得力を凄く感じてしまいます。

例えばこれ。こうした複数の論文でミノキシジルは一定の効果があると述べられているんですね。なので、実際に増毛効果があることは確実と見ていいでしょう。ただし、そのメカニズムは正確にはわかっていないみたいです。今もたくさんの研究者がその現象を解き明かそうと努力されています(たぶん)。

ミノキシジルの発毛作用について」より引用

ミノキシジルは ABC タンパクファミリーの SUR を活性化して薬理効果を発揮する SUR 作動薬である.その発毛作用の実体は未だ完全に解明されていないが,毛乳頭細胞における VEGF や IGF-1など細胞成長因子の誘導,ミトコンドリアに作用しての毛包細胞のアポトーシスの抑制,毛乳頭や毛包周囲の毛組織血流改善などの可能性が考えられている.これらのいづれかの作用を介して,男性型脱毛症の特徴である毛包の成長期期間の短縮を改善し,有効性を発揮するものと考えられる

ミノキシジルはやめられなくなる

それじゃあ使ってふさふさになればいいじゃん

と思われそうですが、話はそう単純ではありません。このミノキシジルの効果は「使っているときだけ」なのです。使用をやめるとだんだん然るべき頭皮に戻ってしまいます。それに相当する記述がリアップの説明書になされています。こちら。

その他の注意

〜中略〜

効果を維持するには継続して使用することが必要で、使用を中止すると徐々に元に戻ります

恐ろしい記述です。ミノキシジルの増毛効果はまるで魔法のようなもので、使わなくなると効果が切れてしまうとのこと。決して自分の力で毛が生えているわけではなく、薬の効果で毛が生えているわけです。つまり、もし上手くいって髪の毛が増えたとしてもそれを維持するには使い続けなくてはならないわけ。これを手に取る人は何年間使うつもりでいるのでしょうか?これは相当な金額になるはずです。

どれくらいの費用がかかるのか?

というわけで早速計算してみましょう。代表的なミノキシジル増毛剤「リアップ」の価格は2021年12月時点で120mlあたり7320円です。

これを1回 1mlの量で1日2回塗布します。すると、一ヶ月で 2 x 30 = 60mL の消費量となり、少なくとも今の価格だと 7320 ÷ 2 = 3660円/月 の固定費となるわけです。これ、けっこう高いですよ?1年で43920円ですから。

単純にこれを貯金する場合と、弊サイトらしく余ったお金としてS&P500(平均成長率8%と仮定)に投じた場合を計算してみました。その結果がこちら!

貯金で30年 136万円、S&P500が平均値で推移すれば541万円にまで成長します。これだけのお金を投じる意味が、我々の頭皮にあるでしょうか?ぼくは無いと判断して今に至ります。

増毛の目的を振り返ってみる

頭皮どころか外見の全てにおいて気にしないことにしています

そもそもなぜ「増毛したい」と思うようになったのでしょうか?僕の場合、ハゲはモテない、とか、バカにされる、とか、そうした事を恐れていたと思います。実際にほとんどの人がそうした理由ではないでしょうか?

ただ、今になって思うとそれは取るに足らない事だと感じています。というのも、人を容姿で判断して蔑む奴らとはそもそも関わりたくないですよね。それが例え女性であってもです。それに本当に魅力的で知的な女性は人の内面を見てくれるものだと思います。その代わり、そうした知的な女性に対して内面は簡単には誤魔化せるものではありません

これらを振り返ってみると、やはり僕は見栄を張っていたんだと思います。しょーもないプライドがカッコ悪く見られたくないと主張してきて、大金を出してまでハゲを治そうとしたのです。いざ計算したら想像以上の大金ではありましたがw

結論:ミノキシジルに手を出すなら高額投資になる覚悟が必要

若くして髪が薄くなってきたときの焦りはもの凄いです。僕も体感したのでよくわかります。ただ、その時の焦りの気持ちだけでミノキシジルに手を出すのは考えものだというのが上の検討でわかったはずです。

藁にもすがる思いなので、月々飲み会一回分なら安いと考えてしまいがちですよね。僕もそんなふうに思ってました。その飲み会一回分が積み重なって資産形成に差がついてしまうんです。しかも、その飲み会一回はフサフサ頭を維持するために継続しなくてはいけません。絶対にやめられないのです。

ミノキシジルのデメリットは上であげたお金だけでなく、男性の生殖機能の減退などもっと重要なこともあったりします。増毛剤は手軽に手を出せるものではないとの理解が必要です。

僕の持論ですが、ミノキシジルにすがるよりは投資に回して豊かな生活を目指したほうがゼッタイにいいと思います。それこそ余剰資金ですから、紙くずになっても平気ですし。もしお金に余裕が得られたら、ストレスがなくなって抜け毛も減るのではないでしょうか?その効果は保証できませんが。

おまけ:資産運用おすすめ書籍

僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。

以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。Kindle Unlimitedは無料期間もたまにあります、いつかはわからないけど。

2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。

かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。

これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。

これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。

これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。

米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。

僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。

上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。

インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。

インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。

ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。

本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。

この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。

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