【資産がFIRE】4955万円をS&P500に突っ込んでみた結果【23年1月資産推移】

資産形成&節約
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みなさん、最近の資産運用はいかがでしょうか?僕はご多分にもれず資産がFIREしている状況でして、自分自身がFIREなぞとほざいている状況ではありません。悲しいかな、これが事実です。

けれども長期投資を志して投資を継続している者であれば、これしきの下落相場があたりまえであることは承知の上でしょう。読者の皆さまもきっと同じ思いでしょうし、僕自身も落ち込むことはありません。

ただし証券口座をチェックして資産推移をまとめるだけでも嫌な思いですし、それを動画やブログにして世間に晒すのはもっと不愉快ですw でも仕方ありません。YouTuberやブロガーたるもの、お客様の信頼信用が優先第一なのは自明です。みっともない成績ではありますが、ここでも包み隠さず公開していくことにします。

というわけで断腸の思いで結果をまとめました。これから投資を始める方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。

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2023年1月時点の資産推移結果まとめ

  • 総資産:6257万円(前月比 ▲371万円)
  • 含み益:1302万円(前月比 ▲526万円)

上図は2020年12月からの僕の資産推移をまとめたものです。総資産はもちろん給料や副業収入を追加していっているので全体的に右肩上がり、一方の含み益はこの1年以上横ばいの状態が見て取れます。

直近にフォーカスすると散々な結果で、2ヶ月連続で下落しているとともに、その幅も自動車が買えそうな額でダイブしてますな。もちろんこういう結果を望んでいるわけではないので、見ていると不愉快極まりないのですが、これは仕方ありません。なにせ長期投資をやっているわけですから、道が平坦であるわけがないのです。なので、自分自身は深刻にはとらえていませんし、仕方ないよな〜くらいの気持ちで切り替えています。

続いて家計収支です。我が家は4人家族(ぼく、妻、子 x 2)なのをご承知おきください。

先月はボーナスと年末調整が重なり、収入としてはとても多い月になりました。それでもいつも通りの投資は変えておらず、余剰資金をリスク許容の範囲内でフルインベストしています。

生活費が通常は15〜16万円くらいなのが今月は少し多めでしたね。まあ年末に向けてはクリスマスやお正月、さらには結婚記念日など出費はかさむものです。数万円のアップは仕方ないと割り切っております。お咎めはなし。

個人的なことではありますが、特筆すべきは”副業収入の増加”だと思っています。これは僕がインデックス投資に傾倒する中で”入金力こそが大事だ”と気づいて長らく取り組んできたことです。ブログを始めてからは3年、YouTubeを始めてからは1年が経過しました。ようやくと言っていいのか悪いのか、収入として機能するくらいまで成長してきました。これはいつも見ていただける皆さまのおかげに他なりません。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

上図は月ごとの副業収益の推移です。自分の目を疑うほどに最近の伸びが凄まじいことになっていますw まあ例年12月は広告収益が増える時期でもあるので、それが追い風になっているものあるでしょう。それにしても凄まじい伸びです。

株で得た含み益はどうしても消えたり増えたりしますが、副業などの自分で稼げる力は一朝一夕でなくなるものではありません。もし資産形成を本気で考えるのなら、やっぱりまずは自分磨きなんだな〜というのをヒシヒシと感じる次第です。ただ、万人に副業を勧めるかと言われればそれはNoですね。好きなことをテーマにできないとまず無理なくらいタフでした。イバラの道です。

上図は毎度代わり映えしないポートフォリオです。いつもどおりS&P500 ETFが9割弱を占めています。今年もS&P500にフルインベストしていくつもりですので、この資産配分が変化することはないでしょう。

これは銘柄ごとの含み益(含み損)推移を示したもの。これまでのクソみたいな流れからお察しだとは思いますが、どれも含み益が激減しております。特に痛いのは主力(1557や1655)が大きく下げたことですね。やっぱり資産配分が大きいのでダイレクトに効いてきます。

主力が大きく下げた原因は円高&株安のダブルパンチです。特に為替は日銀の方針変更がサプライズ発表されて、その煽りをモロに喰らっています。まあ円高は円安と違って、売っているモノは安くなりますし、給料が上がったも同然ですから、そこまで悲観することはないでしょう。

上図は”もし2020年12月にFIREしていたら?”を計算したものです。計算は毎月の給料(額面)を総資産から引き算しています。今の税金をFIREしても払い続ける、という少し厳し目に見た計算です。

これで見てみるとFIREを達成するどころか、資産がFIREしていて目もアテられませんw ついにマイナスは1000万円を越え、いよいよ焦りが出てくるころと思われます。これだけ評価額が減ってしまうと巷で言われる4%ルールも機能しなくなってきますし、株が上昇したとしても資産の増加幅が小さくて厳しいですね。ほんとうにFIREしていたら生きた心地がしないでしょう。

これからの投資方針

こんなに資産が炎上しても、将来が不透明でも、僕がやることはいつもどおりです。自分を含めてあらゆる予想は”あえて”無視して、規律を守った投資を継続していきます。

これは僕がブログでもよく取り上げるデータですが、米国のファンドがS&P500をアンダーパフォームした割合を示すものです。短期間では市場平均に勝てる者は多くいるものの、時間を長期にすればするほど、勝てなくなっていくことがよく知られています。

これは何もアメリカに限ったことではなく、我が国でも同じような結果なのです。つまりはアクティブ運用は長くやればやるほど市場平均に勝つのが難しいという真理を冷酷に見せつけているだけ。

こういう結果になる理由は色々と説明されていますが、最も端的にイメージしやすいのは「人間がPFをいじればいじるほど市場平均に結果が近づいていく」というものでしょう。よくプロとサルがPFを組んでも結果は同じになる、と言われる例がちょうどこれです。

そうするとPFをガチャガチャやったぶんだけ摩擦(コスト)が生じ、市場平均に劣後していくわけですね。だから長期になればなるほど、人間は市場平均に負けていくのです。

僕はこの事実を重々理解しているからこそ、投資方針を変えないし、自他問わずあらゆる予想を無視します。自分がこの損失を取り返そうとしても、市場平均と同じパフォーマンスしか得られないし、やればやるだけコストが嵩む泥沼に入るだけ。そう理解しているのです。

もちろん、市場平均を継続的にアウトパフォームすることを目指す志の高い人はチャレンジすべきと思いますよ。ただ、万が一失敗したときにはこの考え方を思い出してくれるとうれしいです。

つらい時は長い目で見よう

それでも投資を始めたばかりの方にとって日に日に増えていく含み損は不安以外の何者でもないでしょう。多少のリスク許容オーバーもあると思いますが、無理もないことです。最初からリスク資産(勝ちが日々変動する資産)に慣れている人などいませんから。

そういう時はできるだけ長い目で物事をとらえると良いと思います。

Stocks for the Long Runという名著で有名なシーゲル教授は、つい最近も上記のように「長い目で見れば株式は必ず儲かる」と豪語します。さすがに強気派の僕でも”必ず”とは言えませんが、シーゲル教授は常に非常に前向きかつ強気です。何が彼をそこまで言わしめるのでしょうか?

その全ては上図に凝縮されています。これは220年間の各アセットのパフォーマンスを示したものです。縦軸は対数軸になっているので、いかに株(Stocks)が他のアセットを凌駕しているかが一目瞭然でしょう。

しかしながら、株はボラティリティも非常に大きく、直線の上と下を激しく行ったり来たりしているのがわかるかと思います。これは株が歴史的に何度も”ゴミ”だの”カス”だの呼ばれながらも、それを蹴散らして成長してきた事実に他なりません。

長く低迷したとしても時間をかければこの直線上に戻ってくる、そうシーゲル先生は言ってるのです。僕にはそれが確実とまで言う自信はありませんが、そうなる可能性は高そうだとは思っています。

そして我々のような素人の個人投資家の最大の武器は”時間”です。そう云う意味でも、個人投資家と株は相性がバツグンなわけですね。

結論:久々に資産が炎上したけど目線は前だけを向いている

今回の集計は久々に堪えましたねw けれども、僕はYouTubeやブログで投稿を続けていく中で最も重視しているのは”信頼関係”なので、正直なデータを晒さない選択肢はありませんでした。ぜひこの燦々たる結果を見ていただいて、私の屍を越えていってもらえるとうれしいです。

なお当の私本人はここでとどまって屍になるつもりなど毛頭ありません。必ずや復活して、30台で目標のFIREを達成(9000万円くらい?)するつもりです。そのために、投資は継続しつつも市場を見つめることからはいったん離れて、入金力(≒自分のチカラ)をひたすらに磨いていきたいと思います

結局大事なのはいつだって入金力だと思うのですよ。市場はまったくアンコントローラブルですし、自分がトレードで市場平均を越えられないとするなら、あとは自分自身のキャッシュ・フローを伸ばすしかありませんから。

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おまけ:資産運用おすすめ書籍

僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。

以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。Kindle Unlimitedは無料期間もたまにあります、いつかはわからないけど。

2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。

かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。

これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。

これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。

これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。

米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。

僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。

上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。

インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。

インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。

ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。

本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。

この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。

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