S&P500が最強と信じた男の末路【24年3月資産推移】

資産形成&節約
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みなさん、資産運用の調子はいかがでしょうか?僕はここ最近仕事が忙しくて、あまり証券口座を見ることもありませんでした。とにかくYouTubeの更新を維持することに必死です(笑)おかげでブログはほとんど更新できてません、すみません。

毎週の動画制作を通じて、株式市場が順調に成長してきた感はもちろんわかっていました。現状ホクホクのみなさんも多いことでしょう。

上のグラフはここ1ヶ月のS&P500 ETF(円建て)のパフォーマンスです。これを見るだけで、すごくいい相場だったことがわかりますね。強気相場の特徴である低Volatility&ジリジリ上昇が現れています。こういう時って物凄くお金が増えるんですよね。

僕自身も長期投資を志して時間がだいぶ経ってきました。強気相場で信じられないくらい株が上がるのも何回も経験しています。この先どうなるかはわかりませんが、この上げに動じることなく淡々と投資していく所存です。

と前置きは長くなりましたが、さっそく今月のパフォーマンスをまとめていきましょう。この記事がこれから投資をする方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。

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こわいくらいに順調に増え続ける総資産

さっそく総資産の推移から見ていきましょう。結果はこちら。

総資産、含み益ともにちょっと高級な自動車が買えそうなくらい上昇しています。これ1ヶ月の増え幅です。金銭感覚を切り離していないと、なにか勘違いをしてしまいそうな増え幅ですよね。年間の手取り給料近いですから、この金額。しかも総資産に至っては200万円近い所得税を払ってこれ(笑)

昨年の秋以来、パフォーマンスが全く落ちていません。もちろんこういう相場がずっと続くことはないのですが、別に珍しいことではないのも事実です。例えばこのグラフの初期に着目すれば、今よりもずっと長い上昇を見せていたことが見て取れますよね。こういう長い上昇というのは普通にあることなのです。

現状のポートフォリオはこんな感じ。特に代わり映えはありませんが、1557と1655という以前から多く持ってた主力の比率は下がりつつあります。それに代わってeMAXIS Slim S&P500や楽天S&P500を中心に買いを進めてきたので、その比率は上昇傾向です。

上記は主力銘柄ごとの損益推移をまとめたもの。これを見てもわかるとおりで結局は主力が上がるかどうかで損益が決まってきます。先月は1557と1655という主力陣営が伸びを発揮しました。おかげで総資産の大幅上昇に貢献しているのがわかりますね。結局は端数で買ったような銘柄は上がったとて総資産に貢献することはあまりありません。まあそれでもレバナス系の最近の上げはほんとに凄いですが。

なんとか目標金額をキープしている家計収支

上記は先月の家計収支です。確定申告や年末のカード引き落としが重なっているので荒れてます(笑)とくに税金が200万円近く出ていってるのは普通に痛いです。そりゃ私も書籍代にしたいところですよ、できるものならねぇ。

ポジティブな面に目を向けると生活費が目標の20万円中盤までに抑えられていることです。インフレもあって仕方ないことですが、それでも数年前よりはだいぶ支出は多くなりました。子どもの成長もその一端になっているのかもしれません。

まあ動いている額は大きいですが、本質的なところは健全であると思います。

続いて上のグラフは副業収入の推移です。前述のとおり、ここのところ本業で忙殺されることも多くなり、YouTube動画のクオリティが下がってきているように感じてます。それが再生数の結果となって跳ね返ってきている模様。収益が続落したことはほぼなかったので、この辺が私の実力なのかなと思っています。さすがに青天井とはいきませんよね。壁にぶち当たったところで、元々の副業収益の目標を思い出すことにします。

上のグラフはS&P500の超長期リターンを仮定して、副業収入8.9万円でモンテカルロシミュレーションしたものです。初期総資産は1億円、月平均支出は44万円と今月よりも10万円くらい多い安全目の計算をしています。この状況で35年間生きるとしたら、FIRE失敗確率は10%程度という結果。

上記は確率計算ですから失敗確率を0%にすることは難しいです。実際に未来もどうなるかわかりませんから、確率過程で考えることは間違ってないでしょう。これが収入8.9万円の想定です。ということは前述の副業収益の目標はだいたい10万円くらいあれば十分のはず。このあたりが今の副業収益の目標値です。まあ出来すぎですね。

結論:すごいスピードで資産は増えるが航路は変えない

YouTubeのコメントでもよくいただくのが「複利を感じたことはありますか?」というもの。正直、僕自身は明確にこれが複利か…などと感じたことはありません。ただ一方で過去の資産推移から複利的な動きを可視化することができます。

それは縦軸を対数軸にすることです。複利で動くとはすなわち指数関数的な動きをするとも言えます。縦軸を対数軸にすれば、直線的に表現されるはずでしょう。その結果がこちら。

前述の総資産と含み益を縦軸対数軸で整理してみました。いかがでしょうか?総資産の増え方はまさしく複利的であることを示唆しています。自分自身は感じてなくても、総資産は複利的に増えていってると見て間違いないでしょう。まあほんとに増え方すごいですもんね。

ここでみなさんと共有しておきたいのは「一喜一憂しすぎない」ということです。こう言った好調相場の先には必ず下落相場がどこかで待ちかませています。長期投資家は暴落上等というのが投資スタイルですから、これを避けることは不可能です。

そのときに金額が大きくなっていると、一日でものすごい量のお金が消えていくことでしょう。この自体に本当に耐えられるか?をよくよく自問自答してみてください。間違っても上がってるからと言ってハイリスクな商品に飛びついていくのはやめたほうがいいでしょう。気をつけてね。

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おまけ:資産運用おすすめ書籍

僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。

以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。Kindle Unlimitedは無料期間もたまにあります、いつかはわからないけど。

2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。

かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。

これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。

これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。

これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。

米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。

僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。

上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。

インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。

インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。

ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。

本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。

この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。

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