みなさん、S&P500への投資はどのようにして行っていますか?僕は主に1557
SPDR S&P500 ETFや1655 BRJ iShares S&P 500 ETFといったETFを中心に投資をしています。直近一年の資産状況については以下の記事をご覧ください。
そんな僕の主力のETFたちのうち、先日1655が株式分割をするというニュースが飛び込んできました。僕のような知識のないオッサンには株式分割と聞くと過去のライブドアの事件が連想されて、いいイメージがありません(完全に偏見です)。今回はこれを機に、1655にどんなことが起ころうとしているのか?投資家は何をしないといけないかを調べてみたいと思います。
分割の知らせは突然に・・・
2022年1月12日の朝に楽天証券からたくさんのメールが届いておりました。そのひとつがこちら。
保有・お気に入り銘柄の株式分割が発表されました(銘柄情報通知サービス)
保有銘柄・お気に入り銘柄の株式分割が発表されました。
株式分割に伴うお客様の手続きは必要ありません。
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銘柄名 :ISS&P500米国株
コード :1655
権利付最終日:2022/02/07
権利落日 :2022/02/08
分割比率 :1株 → 10株
売却可能日 :2022/02/08
備考 :-
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発表内容は予定であり、変更される場合があります。
株式分割では、分割比率に応じて保有株式数が増加し、その分株価が下がりますが、
お客様の資産価値は変わりません。
本メールは、情報発表時、発表内容変更時、権利落日の5営業日前および1営業日前にお送りしています。
2022年2月7日から株式を10株に分割するとの連絡のようです。注釈には総資産価値は変わらないと明言してくれています。当たり前だけどひと安心ですね。
メールは別の内容でもう一通きていました。それがこちら。
保有・お気に入り銘柄の市場、商号、売買単位の変更が発表されました(銘柄情報通知サービス)
保有銘柄・お気に入り銘柄の市場、商号、売買単位の変更が発表されました。
市場、商号、売買単位の変更に伴うお客様の手続きは必要ありません。
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銘柄名 :ISS&P500米国株
コード :1655
変更内容:売買単位変更
変更日 :2022/02/08
変更前 :1
変更後 :10
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発表内容は予定であり、変更される場合があります。
お持ちの当該銘柄は、発表内容に応じて市場、商号※、売買単位が自動で変化します。
※当社の各チャネルに表示される銘柄名は、一部の画面を除き、変更日の翌日に「新商号」となりますのでご注意ください。
本メールは、情報発表時、発表内容変更時、変更日の5営業日前および1営業日前にお送りしています。
株式の分割に伴い、売買単位が10株になるそうです。うーんよくわかりません。これだと売買金額が変わらないので何も変化が起きない気がするのですが・・・目的はいったい何なのでしょうか?
公式発表を見てみよう
上記はあくまで楽天証券から送りつけられてきたメールなので公式文書ではありません。公式なリリースを調べて、目的を探ってみることにしましょう。その文書には目的がこう記されていました。
[目的]東京証券取引所において上場投資信託の呼値単位が変更されることに伴い、上記ファンドについては、売買単位の変更を予定しております。この売買単位変更に伴い、すでに受益者が保有する10口未満の受益権の市場での売買を可能にするため、当該分割を行なうものです。
やはり細かい金額での売買を可能にするために分割したとありますね。現段階では単元株が10株ですけど、これも近い将来に1〜5株にするのかもしれません。1655は他のETFと違って単元株が安いのが魅力ですから、さらに株式を分割して他社に差をつけようという狙いと推測します。真相は知りません。
結論:1655の株は分割されるけど当面は何もしなくていい
株式分割というのが初体験だったのもあって、いきなりメールがきてびっくりしてしまいました。まずは自分がやるべきことがないのでひと安心です。
今後、単元株が安くなれば1655の魅力は増します。流動性もあがるのでスムーズに売買できること請け合いです。1557は1655よりも流動性に乏しいので売買に気を使います。その点1655にはこれからのS&P500 ETFを引っ張っていく存在として期待したいですね〜。
というわけで10年以上は塩漬けにしておくことにします。
追記:2月1日に新しい文書が公開されていました
Twitterで教えてもらったのですが、1655の株式分割について公式発表があったようです。それがこちら。
これを見ると変更後は「呼値単位刻み」が0.1円になっています。単元株は10倍になっているのを勘案すると、購入単価が5円刻みだったものが1円刻みになるみたいですね。価格変化がなめらかになるのでより流動性が確保できるという意味でしょうか?単元株が安くなるわけではないので、僕としては正直どっちでもいいかな〜。
おすすめ:資産運用ですごく勉強になる書籍
僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。
以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題、初めてだと30日無料キャンペーンもある)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。
この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。僕と同じく、初めて投資書籍を読まれる方にはこの本を最初にオススメします。
インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。インデックス投資家の教養として読むべき本です。
これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。
この本はKindle Unlimitedの読み放題サービスで提供されていることが多いです。Kindle Unlimitedは初めてであれば30日無料体験が使えるので、それで読み切ってしまうのもいいかと思います。僕はそうしました。
これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。
これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。
2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。
米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。
僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。
上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。
インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。
ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。
本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。
かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。
社会保険料がホットな話題として挙げられることが増えました。本書はその社会保険料の節約として最も有名な「マイクロ法人スキーム」のきっかけになった名著です。いま巷で使われているマイクロ法人という言葉は、この書籍で初めて使われたと言われています。もしマイクロ法人設立に興味があれば、まずは最初のバイブルとして読破しておくべき一冊です。
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