【不労所得】1557 S&P500 ETF 4000万円分の分配金がきた!金額が妥当か検証してみた

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戦争やら利上げやらで踏んだり蹴ったりの中、みなさんいかがお過ごしでしょうか?ぼくは含み益が半分になりそうで悲しみにくれています。このまま暴落しそうな予感もしてきましたね。まあたとえ何が起ころうとホールドするだけなんですが。最新の資産運用レポートはこちらの記事をご覧ください。

こんな気が滅入るときに突如やってくる小さな幸せが”分配金”。僕が所有しているメイン銘柄 1557
SPDR S&P500 ETF から分配金が振り込まれたという連絡がやってきました
。残高はメイン口座だけで約4000万円もある主力です。今回はこの分配金がどれくらいの利回りで振り込まれてきたかをきっちり検証してみたいと思います。この記事がS&P500投資を検討されている方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。

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1557って分配金どれくらいもらえるの?

上の表はぼくのメイン口座の22年3月3日時点の残高です。2段目の1557が僕の主力でこの時点での残高は3882万円あります。今回の分配金は12月時点の価格で評価されているので、その時だと約4000万円でした。ちなみにサブ口座を合わせると約4200万円あるのですが、サブを計上するとめんどくさいので以下はメイン口座のみで語ります。

JPXウェブサイトより引用

1557 SPDR S&P500 ETF はJPXの公式情報だと上のように発表されています。分配金は年4回支払いで、利回りは1.18%です。

ETFによって分配金の仕様は異なります

上の表はS&P500の国内ETFの一覧です。これを見てもわかるように、S&P500 ETFでも分配金の利回りも支払い回数もまちまちです。ぼくが所有している1557、1655は分配金があるタイプになっています。まあ1547や1557は古いETFでして、今は外国税控除を自動でやってくれる1655、2558、2633を選んだほうが良いです。自分で確定申告するならいいんですが、けっこうめんどくさくて毎年よくわからなくなります。その外国税についての話は以下の動画をご覧ください。

分配金は実際どんな感じでやってくるのか?

実際に分配金が支払われると1557の場合は上のような封筒が送られてきます。これがポストに入ってた時はいつもうれしい気分になるんですよね〜。

中にはこんな明細書が入ってます。要約するといっぱい税金払ったよ〜というものです。税金だけで4万円取られてますよ・・・。こんな状態なのにもっと増税しようとしているのが岸田総理です。勘弁してください。

この明細には所有口数766口に対して 1口あたり1.64ドルの分配金が支払われたとあります。これが前述の1.18%に相当するかを検算してみましょう。

今回の分配金の基準日は12月20日で、その時の株価は51580円でした。為替レートを114.4とすると、前述の1.64ドルは0.35%に相当します。これが年に4回支払われるわけですから、4倍すると1.45%です。JPXの公式情報1.18%は”直近12ヶ月の実績”とありますから、実際には変動するみたいですね。

分配金が多いからと言ってお得なわけではない

上図は1557と1655の1年チャートを比較したものです。両者のパフォーマンスを比較してみると、1655のほうが0.54%高いことがわかります。一方で分配金は1557が1.18%、1655が0.71%ですから0.53%だけ1557のほうが多いわけです。つまりは1557で分配金として支払われた額は株価にきちっと反映されているんですね。分配金はタダではないのです。

そして前述のとおり分配金にはたくさん税金をかけられてしまいますから、再投資しようものなら投資効率は1655に劣ってしまいます。ぼくが高配当銘柄を好きになれないのは、この税金のせいなんですよね。税金さえなければ高配当を買ってもいいんですが。明らかにパフォーマンスが悪いので絶対に高配当銘柄は買いません。

もし分配金にかかる税金が気になるのなら、国内ETFなら2633や投資信託銘柄を選ぶとよいでしょう。ぼくは少額なので気にしていません。たまーに不労所得がやってくるのって、楽しいですからね。それを目的にしてはいけませんけど。

結論:分配金は公称値よりも多少変動するらしい

今回は1557の分配金について検証してみました。外国税を取り戻す前の段階でETF 4000万円分の配当金は10万円 x 4 = 40万円ほどです。雀の涙とはこのことですね。

それでも銀行に預けるよりはずっと多いですから、少し幸せな気分になれます。それに分配金はほんとうに不労所得です。なにもしていないのに年間40万円も振り込んでもらえるなんて素敵だと思いませんか?まあ前述のとおり配当金を投資の目的にしてしまうとパフォーマンスは良くないので僕はやりませんが。

おまけ:資産運用おすすめ書籍

僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。

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これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。

これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。

米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。

僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。

上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。

インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。

インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。

ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。

本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。

この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。

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