下落しても買い続けるS&P500全力ガチホ男の資産推移【22年3月】

資産形成&節約
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みなさん、資産運用の状況はいかがでしょうか?僕は22年年初まですこぶる好調だったのですが、このところの下落相場に胸を痛めております。下がる時は一気に下がりますから、気が滅入りますよね。先月のレポートはこちらからご覧ください。

今回は2022年3月3日時点の資産推移をまとめましたので、ここでご紹介したいと思います。この記事が資産運用を検討されている方の少しでも参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。

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2022年3月3日時点の資産状況

  • 総資産:5849万円(前月比 -125万円)
  • 含み益:1527万円(前月比 -177万円)

今月も先月に続いての下落となりました。2月中盤まではいい感じに推移していたのですが、プーチンのウクライナ侵攻によって全てが水の泡です。FRBの金利政策よりも今は戦争の影響が強い相場になっています。一刻も早い平和の訪れを願うばかりです。

現状のポートフォリオがこちら。S&P500だけで約90%を占めている、いわゆるフルインベストの構成です。完全にタイミングに失敗していますが最近手を出し始めたレバレッジ商品が約5%まで増えてきています。具体的に狙っている比率があるわけではなく、株価が安値圏にあるときはレバレッジ商品を買い進めるつもりです。

上図はメイン口座(楽天証券)の資産状況。上のほうにある長期保有中の銘柄は含み益で踏みとどまっていますが、下のほうにある最近購入したものは絶賛大爆死中です。レバレッジ商品に手を出したタイミングとしては考えうるかぎり最悪でした。まあこれも経験かなと思ってます。懲りずに投入を続けるつもりです。

今月の家計収支および投資行為

上の表は今月の家計収支を示しています。今月は児童手当や1557のETF分配金などの臨時収入があり、かなり家計の助けになりました。基本的に浮いた分は投資に回る仕組みにしているので、今月の投資額は42万円と大きいです。

支出は特に大きな買い物もせず、普段どおりで推移しています。年に4回ある固定資産税の引き落としがあったくらいですかね〜。固定資産税もバカになりません。

今月は引き続き iFree レバレッジ NASDAQ100を買いました。上図の星印マークのところで約定しています。特にタイミングを見計らったわけではなく、給料日(本業と副業)に投入しただけです。後から見返すとちょうど谷を外してがっかりなんですが、まあ気にするほどのことではないでしょう。

今は米国株が安値圏にあるのでレバレッジ商品に手を出していますが、最高値を更新し始めたらS&P500に戻していくつもりです。

もし20年12月にFIREしていたら・・・?

上のグラフは20年12月にFIREしていたら?を想定した計算です。この下落相場でかなり痛手を負っていて、FIRE開始時から+32万円まで資産が減ってしまいました。厳し目の計算をしているとは言え、FIREって結構厳しいんだな〜というのがわかります。3月の結果次第では赤字に転落しそうです。

3月〜4月の展望

これからの一ヶ月はまさに正念場と言えるでしょう。今のところ米国株はギリギリ踏みとどまっているように思えますが、ここから何かが起こった日には暴落につながっていく可能性もありそうです。今月の注目のトピックは以下3点。

①中国がロシアの暴走を止められるのか?

最近のウクライナ情勢を見るに、ロシア軍は既に暴走している域に達していると思います。原発を攻撃し始めるなど、人類として言語道断の行為に手を出しました。まさに蛮行と言えるでしょう。

西側諸国は経済制裁しかできることがありません。効果が出る頃まで待つとウクライナは持たないようにも思われます。ここは両者を唯一仲介できそうな中国の動きがキーになるのではないでしょうか?

先日原発を攻撃したときには、ついにあの中国がロシアを非難しました。ここから中国は西側諸国の様子を伺いながら、ロシアとウクライナを仲介して世界のヒーローになることを狙っているのかもしれません。でも今の状況であれば、それにもすがる思いですね。なんとか中国にがんばってもらって、この胸が痛む状況を一日でも早く脱してほしいものです。

混乱が収まりさえすれば株価は戻り始めるはず。というか、ここまで最悪なことが続いて下げ止まっていることが本当に米国株は凄いな〜と感心するばかりです。

②対ロシア経済制裁の影響

西側諸国は経済制裁しかできないとは言え、とてつもない規模の制裁を一気に進めてきました。SWIFTやら資産凍結やらいつもなら見慣れぬ言葉が最近ニュースを賑わせております。その成果かロシア通貨ルーブルは暴落。それを止めようとロシア中央銀行は政策金利を20%まで一気に引き上げるという、パウエル議長も驚きの思い切ったことをやってきました。20%って、もう闇金ですよ。

暴落したルーブル

ここまでの経済制裁をやると当然返り血は不可避です。ロシアは世界有数の資源大国でもあり、特に原油価格や天然ガス価格は暴騰の気配を見せています。

WTI原油の5年チャート。凄い勢いで暴騰しています

ただでさえインフレに苦しんでいた世界経済に追い打ちをかけるような事態になっています。特に欧州はロシアから天然ガスをパイプラインで大量に輸入していたため、エネルギーコストの爆上げは免れられないでしょう。

それは原発を止めてしまっている日本も同じ。CO2を排出せず安定したベースロード電源になりうる原発を止め、生活費増に苦しむのです。

③3/15 FOMCの行方

プーチンの暴走によりすっかり影を潜めてしまいましたが、米国の金融引き締めは実はロシアの経済制裁よりも大きな影響を与えると言われています。以前は3/15に0.5%まで一気に上げるのではないか?という予想もあったようです。しかしながらプーチンのせいで株価が不安定な状況になっていることから、0.25%の引き上げという、控えめな上げ幅になりそうと言われています

さらにバランスシート縮小にも着手するとパウエル議長は既に述べています。具体的にどれくらいやるかまでは明言されていませんが、株価が上がる要素ではないでしょう。

上記3点はいずれも株価にとっていいものではありません。今月も上がる気配はないかな〜と思ってます。我慢の時期ですね。

結論:久しぶりの長い下落局面ですが、いっしょに耐えていきましょう

今月の下げにより、S&P500は実に久しぶりに月足で続落となりました。2020年9月〜10月以来なのです。

当時はトランプが定期的に中国にケンカを売っていて、米中の対立激化が起こっておりました。そして後にバイデンに負けることとなる大統領選前の買い控えで続落しています。ただ今の世界情勢に比べるとカスみたいな理由ですよね〜。

そして今月も下がって3ヶ月連続下落となると、あの憎きコロナショック以来の状況となります。ここまでくると暴落の入口かな〜って感じです。まあキャッシュをほとんど持ち合わせていないので、傍観するしかありませんが。

ただ長い目で見れば今の下落が大したことないのは明白です。2001年からの評価額を対数チャート(※株価は対数で整理すると直線的になると言われています)で見ると、今の下げはカスのようなもの。ここから下がってうれしいことは無いけれど、まだまだ僕は堪えられる範囲だと思っています

おまけ:資産運用おすすめ書籍

僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。

以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。Kindle Unlimitedは無料期間もたまにあります、いつかはわからないけど。

2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。

かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。

これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。

これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。

これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。

米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。

僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。

上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。

インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。

インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。

ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。

本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。

この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。

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