世界全体 or 米国のどっちに投資するのがいい?各国インデックスETFの実力を調べてみてわかった結論

資産形成&節約
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みなさん、資産運用は順調でしょうか?僕はこついに含み益1000万円の大台を突破して、本当に投資していてよかったと実感しています。直近の資産運用実績は下の投稿をご覧ください。

今でこそS&P500に一辺倒という自分なりに納得したスタイルに落ち着きましたが、この結論に至るまでに色々と失敗をしてきました。その中でも直近の失敗は「どの国のインデックス商品を購入するか?」という問題です。

今回は過去の失敗を振り返りつつ、最新の情報でどの国に投資するのが適切かを考えてみたいと思います。

過去に失敗した銘柄とその考え方

前述の通り、ぼくはこれまで色々と失敗してきました。その失敗したときに買っていた銘柄と当時の僕の考えをご紹介したいと思います。

①1554 上場インデックスファンド世界株式

これは日本を除く世界全体に投資するETFです。当時は

ぼく
ぼく

できるだけリスク分散させたほうが安全なはずだ

と考え、手軽に全世界に投資できる1554に魅力を感じていました。当時は過去のパフォーマンスなどを特に調べておらず、「全世界に投資できる」というイメージだけが購入理由です。はい、適当すぎでした。

購入後、同時に保有していたS&P500と値動きを比べてみたら明らかにパフォーマンスがよくないことに気づきました。S&P500が上がれば1554も上がるが、上がり幅がちょっと小さい。また、S&P500が下がれば1554も下がりました。しかも下がり幅はデカめ。

1554の公式情報では

MSCI ACWI ex Japanインデックスは、MSCI Inc.が開発した株式インデックスで、日本を除く世界の先進国・新興国の株式の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均し、指数化したものです。

とありますので、時価総額が大きい米国株が主要銘柄になっているのは想像に難くありません。それならS&P500でいいじゃん、と思った次第です。

②1678 NEXT FUNDS インド株式指数

ぼく
ぼく

これからの時代はインドだ!市場が一番伸びる国のはず!

という短絡的な思考で購入。結果、あまり伸びませんでした。値動きとしては1554をもう少しひどくしたような動きです。素人が思いつきで買ってはいけません。

なぜこんなに値上がりしないのか?と不思議な気持ちになるほど微妙でした。

きっと素人が思いつくような市場の伸びは指数にはすでに織り込み済みなんですかね?正解はわかりませんが、とにかくおすすめできません。

③1309 NEXT FUNDS ChinaAMC

②と同じような理由で、人口が多く伸びしろがありそうな中国にも投資しました。

ぼく
ぼく

共産圏はとてもしたたかだから、これからも確実にあげてくるはずだ

といった塩梅の、根拠のない購入理由ですw

中国の値動きは米国の傾向とはけっこう違っていて、面白かったです。しかしながら、下がるときは5%くらいガッツリ下がることも多く、ボラリティは高めといった印象でした。

世界各国のインデックスETFを比較してみた

上記の①〜③は僕が実際に購入したものですが、他にもTOPIX連動やEU、ロシアなどのインデックスに投資する商品もあります。それらの3年平均リターンおよび5年平均リターンを比較してみました。

※1655は設立から5年経っていないので0%になってます

元データはこちら

1557 SPDR S&P500 ETF1655 iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF1554 上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本1306 NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信1309 NEXT FUNDS ChinaAMC1678 NEXT FUNDS インド株式指数1324 NEXT FUNDS ロシア株式指数1386 UBS ETF 欧州株
対象国米国(S&P500) 米国(S&P500) 世界(除く日本)日本(TOPIX)中国インドロシア欧州
3年平均17.717.413.95.612.410.113.38.3
5年平均17.2No Data14.19.914.310.413.89.4

これを見ると、僕が実際に投資してきて感じた直感は確信に変わりました。米国株のパフォーマンスが世界経済を引っ張っているのがよくわかります。僕たちの資産も米国に引っ張ってもらうのがよいのです。

自分の浅はかな知識から伸びていきそうと感じていた国の伸びは実は大したことありません。まあ日本株に投資するよりかは随分マシではありますが。僕のまわりには日本株にこだわる方が少なからずいますが、僕には彼らが日本株にこだわる理由がわかりません。

結論:依然として世界の牽引役は米国!しばらくは米国株に投資しとけばいい

株の知識がついてくると、やれ分散だ、やれ債権だ、、、etc と資産配分(ポートフォリオ)にこだわったりする人がいます。そんなややこしい小細工は不要です。自分が一番いいと思うインデックスに全力投球しとけばいいじゃないか、常々思っております。

僕は株式にのみ着目して自分の仮説に基づいていくつか銘柄を買いあさり、今の米国株全力スタイルにたどり着きました。それこそ投資本を読めば米国株が一番いい!なんてことは沢山の人が言っていますが、僕には実際に投資して肌身で米国株の凄さを感じた経験があります。受け売りではありません。

なので何が起こっても狼狽売りしない絶対の自信があるわけです。実際にコロナショックでもビビって売らず、好機と捉えてお金をかき集めて買い足してました。長期投資の一番の敵は”値下がりにビビる自分”です。

インデックスならどうせ0にはならないんだし、やらずに後悔するならやって失敗したほうがいい!僕はその生き方で残りの人生を歩んでいくつもりです。これからも資産状況を随時レポートしていきますので、弊ブログをよろしくお願いいたします。

おまけ:資産運用おすすめ書籍

僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。

以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。Kindle Unlimitedは無料期間もたまにあります、いつかはわからないけど。

2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。

かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。

これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。

これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。

これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。

米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。

僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。

上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。

インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。

インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。

ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。

本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。

この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。

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