みなさん、OSのアップデートはいつもどうしていますか?僕はミーハーなので即座に最新版にしています。せっかく新しいものを提供してくれているのだから、それを楽しみたいじゃないですか?まあそれで痛い目もたくさん見てきているのですが・・・懲りていません。
以前のmacOS 12.2.1も即アップデートして不具合を検証してみたのですが、どれも改善されておらずで悲しみに暮れています。今回の12.3も期待薄ではあるのですが、さっそくアップデートしてみたので、その結果をみなさんと共有したいと思います。この記事がこれからmacOSをアップデートする方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。
なおこの記事で使用しているMacは以下のモデルです。
macOS 12.3 のアップデート内容を確認してみよう
というわけで、アップデートする前にその内容を確認しておきます。公式リリースの文言はこちら。
macOS Monterey 12.3
acOS 12.3にはユニバーサルコントロールが追加され、1組のマウスとキーボードでMacとiPadの両方を操作できるようになります。このアップデートには、新しい絵文字、“ミュージック”のダイナミックヘッドトラッキング機能、およびMac用のバグ修正も含まれます。
ユニバーサルコントロール(ベータ)
• ユニバーサルコントロールにより、1組のマウスとキーボードでiPadとMacの両方を操作可能
• テキスト入力はMacまたはiPadのどちらからでも可能、また両者間でファイルのドラッグ&ドロップが可能
空間オーディオ
• M1チップを搭載したMacで、対応するAirPodsを使用時に“ミュージック”でダイナミックヘッドトラッキングを使用可能
• M1チップを搭載したMacで、対応するAirPodsを使用時に“オフ”、“固定”、“ヘッドトラッキング”の空間オーディオ設定をコントロールセンターでカスタマイズ可能
絵文字
• 絵文字キーボードで、顔の表情、手のジェスチャー、調度品などの新しい絵文字を使用可能
• 握手の絵文字で、それぞれの手に別々のスキントーンを選択可能
このリリースにはMac用の以下の機能向上も含まれます:
• Podcast Appにエピソードフィルタが追加され、シーズンや再生済み、未再生、保存済み、またはダウンロード済みのエピソードを絞り込み可能
• SafariのWebページ翻訳機能がイタリア語と中国語(繁体字)に対応
• “ショートカット”が“リマインダー”でのタグの追加/削除/検索に対応
• 保存済みのパスワードに自分用のメモを追加可能
• バッテリー容量の測定精度を改善
このリリースにはMac用の以下のバグ修正も含まれます:
• TVアプリケーションでビデオを視聴中にオーディオが歪んで聞こえることがある問題
• “写真”のアルバムを整理する際に写真やビデオが意図せず移動されることがある問題
一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できない場合があります。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
なんと言っても目玉は”ユニバーサルコントロール”でしょう。以前のAppleの発表会でも華々しく紹介されていた機能です。何ができるかと言うと、ひとつのキーボードとマウスでMacとiPadを操作できるようになるらしい。まあ、iPad持ってないので僕には関係ない機能ですね〜。
その他に”空間オーディオ”でダイナミックヘッドトラッキングを使えるようになります。これはサウンドを頭の動きに合わせて臨場感ある表現をしてくれる機能です。オーディオオタクとしては見逃せない機能です。
絵文字などの細々した機能追加や修正もあるみたいですが、まあ興味ないからその辺はいいかな。
さっそくアップデートしていきます
ここからはスクリーンショットを中心にご紹介していきましょう。
今回のアップデートは機能がたくさん追加されているのでけっこうストレージを食いそうだなぁと思っていましたが、2GBと大したことありませんでした。最安MacBookでも余裕です。ありがとうApple様。
アップデートされた空間オーディオをチェックしてみる
オーディオオタクとして見逃せない空間オーディオアップデートをさっそくチェックしてみます。めちゃくちゃ気に入っているイヤホン、AirPods Proを意気揚々とM1 Macに接続して設定しましょう。
AirPods Proを接続するとこんなメニューが表示されます。空間オーディオをオフにするか、位置を固定するか、ヘッドトラッキングするか、を選択できるようです。さっそくヘッドトラッキングを試してみると・・・
トラッキングどころか右耳しか聞こえないんだけど・・・
あろうことか右耳からしか聞こえません・・・(泣)。全然ダメダメじゃねぇか!と落ち込んでいましたが、色々といじっているうちに解決方法を見出しました。
AirPods Proを接続した状態で システム環境設定>サウンド のメニューにアクセスしてみてください。そのときの画面が以下。
中央に空間オーディオの設定できるスライドバーがあります。これが何故か右耳全開に設定されておりました。こんな設定した記憶ねえよw アップルさん、びっくりさせてくれるぜ・・・。
すると、空間オーディオが効果を発揮しました!たしかに頭を左右に回転させると、同じ方向から音が聞こえるような感覚になります。YOASOBIが目の前にいるようです!とまではいきませんが、ディスプレイから聞こえてくるような感覚です。いたって自然に表現されているのはさすがアップル様。ただ使うかと言われると、僕は”固定”のほうが好みかも。イヤホンってやっぱり頭をどこに向けても同じ音が聞こえるのがいいんじゃないかな〜と思うのです。
不具合は治っているのか?
ここが一番重要。以前から不満に思っていた不具合がmacOS 12.3 にて修正されているかを確認してみます。
iPhoneのローカルバックアップでバグる現象
以前からiPhoneのローカルバックアップをとると、何回もパスワードを要求する謎メッセージが連発されて電源長押でしか復活しない状況に悩まされておりました。今回も期待薄ながら、さっそくバックアップを試してみたいと思います。
さっそく”今すぐバックアップ”をぽちっとやってしばらく待っていると・・・
いつもと違うメッセージで拒否されました!iPhoneが取り外されただと!?もちろん取り外しているわけありません。そもそもWiFi接続ですから。
ただ、朗報なのは電源長押でないと復活できない、という症状ではないところです。これは大進歩!(?)。気を取り直してもう一度バックアップに挑戦してみると・・・
今度はセッションが失敗したとのたまっております。どうしてもバックアップを取りたくないようだね、僕のMac。
挙動が変わったというところは大進歩なのですが、相変わらずバックアップはとれていません。お願いですから何とかしてください、アップル様。
追記:3回目のチャレンジでバックアップ成功!
以前と挙動が変わっていたので「もしかしたら・・・」と諦めずに、再起動した上でバックアップをとってみたらなんと成功しました!たまたまかもしれませんが、これは大きな進歩です。ここから安定してバックアップを取得し続けられるかが見ものですね。
※さらに追記:その後、もう一度バックアップをとってみたところ、問題なく完了していました!この症状が出て以来、2回連続で成功したことはありません。ついにApple様が対応してくれたのだと思います。感無量です。
メニューバーの表示がバグってる
macOS 12.2.1から起こった現象なのですが、メニューバーに謎の空白アイコンがあり、心霊現象なのかとドキドキしています。こんな感じ。
この変な現象も気持ち悪いので治してもらいたいところです。アップデート後はどうなったかと言うと・・・
治っていません!しっかりと空間が空いてます。不具合は全然治ってないな〜、残念。
ちなみにこの現象、立ち上がったときのアプリ起動順に関係があるのか、たまに治っていることもあります。そういう再現しない現象、やめてほしいねえ。
3月24日追記:メニューバー不具合はLogicool Optionsのバグでした
上の記事ではメニューバーに空白ができるのはmacOSが原因では?と思って書いていましたが、実はLogicool Optionsのバグだったようです。Appleさま、濡れ衣をきせて申し訳ないです。Logicool Optionsを V0.91にアップデートすると直りました。
結論:ヘッドトラッキングは面白い!不具合はそのまま
macOSの楽しいところはいつも何かしらの新機能を追加してきてくれることですね。Windowsを使っていたときは新機能を楽しむなんてことはほとんどありませんでした。OSだけでなくスマホ、タブレット、イヤホンまで手掛けるAppleならではの楽しみ方ですよね〜。なので、いつもOSのアップデートが楽しみです。
しかしながら、このローカルアップデート不具合は切実です。さっさと修正してもらわないと、いつスマホをドブに落とすか心配で夜も眠れません。ネット依存症のスマホ依存症なので・・・。