みなさん、在宅ワーク環境の整備は万全でしょうか?僕はCaldigitのElementhubを確保して以降、満足しています。その投稿についてはこちらから。
今回は僕が使用しているキーボード「HHKB Professional Hybrid type S」について語りたいと思います。このキーボード、ガジェット好きの間では知らない者はいないであろうくらい有名なモノです。徹底的にムダを削ぎ落とした、コンパクトさが魅力。おかげで机を広く使えます。
一方で、このキーボードの導入にはいくつか躊躇うポイントがありました。この記事ではそんな不安を感じるポイントについて、実際僕が一年使ってきてどうだったかを述べたいと思います。HHKB気になってるけどちょっと不安だな、、、と思う方の参考になれば嬉しいです。
HHKBのレビュー記事もぜひご覧ください
HHKB購入を躊躇する3つの不安とは
僕はHHKBを購入する前に
これ本当に実用に耐えうるんだろうか、、、?
と不安に思っていた点が3つ。おそらく購入を躊躇われている方のほとんどが同じ不安を持ってるはず。それがこの3つ。
- 独立したカーソルキーが無い
- 独立したDeleteキーが無い
- 独立したファンクションキーが無い
実際に半年以上毎日使ってきて、これらの不安ポイントはどうだったのか?それぞれ見ていきましょう。
①独立したカーソルキーが無い
僕が最も不安に思っていたのがこれ。まずはHHKBのキー配列をご覧ください。
HHKBにはカーソルキー(矢印キー)がありません。大抵のテンキーレスキーボードには右下に独立したカーソルキーがあります。こんな感じ。
このカーソルキーを使わないという方は少ないのではないでしょうか?例えば仕事で使うExcel、PowerPointや趣味で使うダヴィンチリゾルブの編集画面、ウェブブラウザ(Chrome)など。カーソルキーを使わない日はありません。
かと言ってHHKBでカーソルキーを使えない訳ではありません。よく見るとキーの側面にカーソルキーが印字されております。これはFnキーと組み合わせて使うとカーソルキーになるよ、と言う意味です。
こんな使用頻度高いキーを組み合わせキーにするのってどうなんだろう、、、
と思いませんか?僕もその1人です。
半年使ってみてカーソルキーはどうだった?
結論から言うと慣れます。一週間くらいで違和感なく操作できるようになりました。
というのも、HHKBの配列は考え抜かれていて、Fnキーを小指で押しながらカーソル操作しやすいように、絶妙な位置に設計されています。Fnキーに小指を置くことで右手の位置決め効果があり、安定してカーソル操作できるのです。
というわけで、カーソルキーは心配しなくても慣れるでしょう。
②独立したDeleteキーがない
HHKBの配列を見ると、普通のキーボードではBackspaceの位置にDeleteと書いてあるキーがあります。ややこしいのですが、このDeleteキーの動きはWindowsだとBackspaceになり、事実上Deleteキーがありません。そのままではカーソルの後ろの文字を消す動きができないということ。
このカーソルの後ろを文字を削除するにはカーソルキーと同じようにFnキーを使います。FnキーとDeleteキーの上にあるキー「`」を組み合わせると、WindowsでいうDeleteキーの動きになるのです。ややこしい。
この問題は未だに慣れきってません。というのもポジションが微妙です。縦に並んでるせいでどうしても窮屈な押し方になってしまいます。もっといい押し方があるのかな?とも思うのですが。まあ特段困ってるわけではないので許容範囲です。
独立したファンクションキーがない
もう一度HHKBの配列を見てみましょう。よく見ると、普通のキーボードには数字キーの上にあるF1〜F12のファンクションキーがあるのですが、HHKBには見当たりません。
HHKBでこのファンクションキーを使う場合は、右下にあるFnキーと数字キーを組み合わせて使います。大活躍です、Fnキー。
みなさんはファンクションキーはどれくらい使われますか?僕だと特にExcelでF2(セル入力モードのショートカット)やF4(絶対参照のショートカット)を多用しますし、PowerPointのF5(スライドショーのショートカット)なんかもよく使ってます。
これを組み合わせキーでやるのは結構めんどくさいな、、、と思ってました。けれどもこれも慣れます。むしろ、数字キーで使えるほうが手のポジション移動が少ないので楽に入力できる感すらあります。独立キーだとホームポジション(タイピングの基本ポジション)から離れてしまいますし。
結論:1ヶ月もあれば慣れて不満はなくなる
人間の適応力とはすごいものです。30代半ばのおっさんでも、慣れ親しんだ普通のキーボードからHHKBという変態キーボードに適応できました。それも1ヶ月足らずで。
それもすべては「HHKBの配列が考え抜かれている」ため。その辺の中華製キーボードのテキトー配列とは訳が違います。熟慮され、無駄なキーを削ぎ落としていった結果、HHKBが出来上がったのです。特にHHKBでは重要になるFnキーのポジションは最高です。小指で押して位置が安定するので組み合わせキーが苦痛になりにくい。
ついでにコンパクトなのでデスクもすっきりしますし、言うことなし!このキーボードで20年は戦えるんじゃないでしょうか?一家に一台HHKB、おすすめです。