みなさん、今年のふるさと納税は使い切りましたか?僕はあと2万円ほどで使いきりです。計画的に使っております。
みなさんご存知のとおり、ふるさと納税は最高にお得な制度です。実質負担2000円で肉や魚、米などいろんなものをいただける激アツさを理解していない人が多すぎますよね。fireを目指す者として、この制度を活用しない手はありません。
今回はfireを目指す僕のふるさと納税活用術をご紹介したいと思います。この記事が同じくfireを目指す人の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。
前提:ふるさと納税活用前にどれだけ枠があるか調べておく
大前提として、ご自身の源泉徴収票を用意して正確なふるさと納税枠を認識してください。僕は毎年必ず源泉徴収票をもらったら計算しています。計算は他サイトで簡単にできますよ。例えばこことか。ポイントは「かんたんシミュレーション」ではなく「控除上限額シミュレーション」で厳密に計算することです。はっきりした値が出ていないとギリギリまで活用できませんからね。
ぼくのおすすめのふるさと納税活用術
限度額の計算が済んだところで、ぼくのおすすめ活用術をご紹介します。ポイントは2つ。
- ワンストップ特例制度は使わない(=確定申告する)
- 限度額を約1万円ずつ消費する
それぞれのポイントを見ていきましょう。
①ワンストップ特例制度は使わない
ワンストップ特例制度とは確定申告なしにふるさと納税を活用できる便利なシステムです。たしかに確定申告はめんどくさいのですが、ぼくはこの制度を使っていません。
というのも、一年間の寄付先が5自治体以内に抑える必要があるからです。我が家の場合、たとえば12万の枠があれば毎月1万円ずつ使っていくなどしてふるさと納税を楽しみたいんですよねぇ。それを僕と妻で毎月交代で選ぶようにしています。毎月のささやかな贅沢として選べるので妻にもご好評です。
もし控除上限額が5万円程度の方が使うのであれば便利でよいと思うのですが、10万円を超えるような人は素直に確定申告するのが買い物感覚で寄付先選びを楽しめていいと思ってます。それか気に入った自治体があって、そこにばかり寄付すると決めている人ですかね。
と言っても確定申告とか不安なんだけど・・・
という方も多いかもしれません。でも心配は無用です。近年はe-TAXのおかげで家にいながら確定申告の処置が完了してしまいます。それに1557 S&P500 ETFなどを購入していれば分配金の外国税額控除のためにどのみち確定申告は必須です。いちど確定申告を経験すると、税金の勉強にもなって意外と得るものが多いのでおすすめ。
②限度額を約1万円ずつ消費する
上でも述べましたが、我が家のふるさと納税は月に1万円ずつ消費しています。これはショッピング的な楽しみの意味もありますが、真の意味はコスパと選択肢を考えてのことです。
ふるさと納税の返礼品を楽天などで調べてみると、気づくことがないでしょうか?それは1万円の価格帯に返礼品が集中していることです。圧倒的に他の価格帯より多いですよね。
たぶんふるさと納税を使う方にとって1万円が一番使いやすい金額帯のためと予想されます。それゆえ、各自治体はこの1万円の領域に最も競争力ある返礼品を揃えてくるのです。そりゃ参入する側からしたら、一番マスの大きいところにエースを投入しますよね。
そうした背景を考えれば、寄付する側も1万円付近で寄付先を選ぶのが最も選択肢が多くなるはずです。つまりショッピング的感覚で使いたい我が家にはこの使い方がベスト。選んでいるときが一番楽しいですよねぇ〜。
今年選んでよかった返礼品トップ3を突然発表する
ここでふるさと納税の寄付先ラストスパートに悩んでいらっしゃる方の参考のため、我が家が今年選んで大満足だった返礼品トップ3を発表したいと思います。
1位:高森町「新米 阿蘇だわら 16kg」
1万円の寄付金で16kgという破格のコスパに驚きを隠せません。ブレンド米ではありますが、正直その前に食べていたあきたこまちとの違いがわかりませんw きき米ができるくらいこだわりがある方ならいざ知らず、この味なら大抵の人は美味しいという品質です。めちゃくちゃ大満足!
ふるさと納税にショッピング的要素を求めず、あくまで節約のためにやるものとするのなら、このお米が一番いい選択肢だと思います。それくらい満足で美味しかった。
2位:国東市「あらびきウインナー 2kg」
このブログでも以前に紹介しているのですが、このウインナーはマジでリピートしまくってます。購入履歴を調べてみると、少なくとも3回はリピートしている模様w
我が家では朝食にウインナーかベーコンを添えることが多いので、とても助かりますし満足度が高いです。市販のウインナーより一段上の味がしますよ。特にあらびきの肉肉しい感じがたまりません。
3位:西伊豆町「訳あり干物セット 28枚以上」
冷凍の干物が大量送られてきます。魚って生で買うと臭かったり早く食べないと行けなかったり気になることが多いのですが、冷凍の干物はそんなこととは無縁です。しかも干物ってちょうどよい塩加減の味がついていて美味しいですよね。
その干物がランダムで30枚弱送られてきます。これもコスパがやばいです。こいつを焼いて味噌汁をつければ立派な朝食(もしくはランチ)が完成します。会社の食堂で食べれば400円くらいはしそうなセットです。それが30食あれば 400 x 30 = 12000円分くらいに相当すると言っていいのではないでしょうか?まあ米と味噌汁は自腹ですが、それこそ自炊ならカスみたいな価格です。高いのは魚の部分であって、それをふるさと納税でいただけるのはすごく魅力的。
欠点は冷凍庫のスペースをけっこう占有してしまうことくらいですかねぇ。ぼくは正直もっとリピートしたいのですが、冷凍庫の都合でNGくらってます・・・(泣)
結論:ふるさと納税は1万円ずつ使って楽しむべし!
FIREって過酷な節約をしている者、と思われがちですが当人的には全くそんな感じは受けていません。よくよく考えると、そうした実感にはこの「ふるさと納税制度」が少なからず寄与しているのでしょう。なにせ月に1回「好きなものを買っていい」と言われているようなものです。ほんとうに好きなものを気にせず選べるなんて、とても贅沢な気分になりますよね〜。
上で示したお米のように、完全に実利に振れば厳しいFIRE修行僧の道のようになりますが、普通の家庭では毎月16kgのお米を消費するのは無理でしょう。どうしても枠が余るはずです。そんなときに魚が食べたいなーとか、ウインナーがいいなーとか、王道のお肉を食べたいなー・・・などと好きなものを選べば、少なくない幸せを感じられます。
この制度、長く続いてくれると嬉しいですね。日本には数少ない「納税額(≒所得)の多いほうが得をする」制度ですので、いつまで続くか心配ではあります。