家族でNISA 1254万円やってみた結果【22年4月運用レポート】

資産形成&節約
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みなさん、今年のNISA口座枠は使い切りましたでしょうか?我が家は僕と妻が一般NISA(合計240万円)、それに子どもたちのジュニアNISA(合計160万円)とけっこう枠が大きいので、まだ使い切れておりません。来月にようやく使い切る感じです。

今年は年初から米国のインフレを伴った金融引き締め、ウクライナ情勢と株価にとっていいニュースがほぼありません。当然ながらS&P500に全力のぼくの資産運用も低調で、先月の赤字は見るのが嫌なくらいでした。その結果は以下のリンクからご覧ください。

というわけで今回はNISA口座に絞った資産運用レポートの4月版をまとめましたので、みなさんと共有したいと思います。ここのところ株価は相変わらず軟調ですが、円安の効果もあって円ベースではかなり株価がもどってきています。円安なので当然大喜びはできません。しかしちょっと期待してしまいますねw このレポートがこれから米国株インデックス投資を始める方の少しでも参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。

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4月15日時点のNISA口座の運用状況

というわけでさっそく結果から見ていきましょう。まずは家族全体の分から。

相変わらず年初から買いためているレバナスはマイナスですが、ほかのS&P500およびNASDAQ100連動銘柄はかなり復活してきています。その証拠に前月に対して含み益は193万円プラスになりました。円安の影響とは言え、これは素直にうれしいですね。

前述の結果から僕ひとり分のNISA口座を抜粋したものがこちら。投資方針が同じなので、結果はほぼ同じ傾向。レバナスは赤字、他はかなり復活をしました。

各銘柄の値動き

では、それぞれの銘柄にどんな動きがあったか?を確認していきましょう。まずは家族全体から。

赤いバーが先月、青いバーが今月のデータです。この1ヶ月は株価が戻りながら円安も伴っていたので、全体的に上がっているのが一目瞭然かと思います。特に金額的に大きい1557と1655の貢献度は素晴らしいですね。レバナスは為替ヘッジ有りなので円安の恩恵はうけられず、戻りに勢いがありません。

なお今月はiFreeレバナスに33万円(NISA口座)に投入しています。

こちらも僕ひとり分で見るとこんな感じ。ちょうど1545(NASDAQ100連動、為替ヘッジなし)と楽天レバナス(NASDAQ100 2倍レバ、為替ヘッジあり)が同じくらいの伸びなのが悲しいです・・・。あの3月末の縛上げでもっと勢いよく噴き上がってほしかったなぁ。

各銘柄の損益で見るとどんな感じ?

続いては各銘柄の損益で整理したグラフです。まずは家族全体から。

楽天レバナスの赤字っぷりを見ると悲しくなってきますw 年初に調子にのらなきゃよかったな〜と今でもたまに思っています。過ぎたるは及ばざるが如し。

iFreeレバナスはもうほぼトントンのところまできました。なんとか全銘柄がプラスに転じて、気持ちよく残高集計させてもらいたいものです。

ぼく個人単位でもレバナスの負けがかなり利益を食い散らかしてます。完全に問題児です。いつ更生してくれるんですかね、、、この子たちは。

ポートフォリオ

ポートフォリオも見ていきましょう。こんな感じになっています。

S&P500とNASDAQ100系が 76:24 くらいのバランスで推移しています。ここのところはNASDAQ100系に投じてきているので、比率があがってきました。来年も今のところはNASDAQ100系に入れていこうとは思っています。なので、最終的には 6:4くらいになりそうです。

個人単位でも同じような比率で推移しています。特筆すべきところはないですね。

結論:復活してきてはいるが先は見えない

上図はFRBの予想バランスシートの変化です。最近FRBが量的引き締めQTを急進的に実施すると見られていて、市場が警戒しています。足元のインフレ退治が第一目標であり、もし株価が暴落しようともQTを止めることはできないのが、今回の難しいところですね。

このQTが殊更話題に上がりますが、実は長丁場なのはあまり知られておりません。コロナショック後に米国はかなり市場に資金を投入しました。これを回収するには長い年月が必要です。現時点の予想でしかありませんが、急進的なQTでもコロナ前の水準にバランスシートを戻すには26年末までかかるタイムスパンになります。想像以上に長期戦ですよね〜。

それまで投資家として手をこまねいているわけにはいきません。結局はいつ暴落がくるかわからないし、ほっといたら機会損失ももちろんします。僕のような市場を読めない人間は結局ガチホによって市場に残り続けることが最善手なんでしょう、きっと。

おまけ:資産運用おすすめ書籍

僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。

以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。Kindle Unlimitedは無料期間もたまにあります、いつかはわからないけど。

2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。

かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。

これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。

これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。

これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。

米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。

僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。

上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。

インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。

インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。

ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。

本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。

この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。

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