みなさん、写真スポーツ撮影は好きですか?僕にとってのスポーツ撮影は幼稚園の運動会レベルです。
ニコンファンがみんな楽しみにしているミラーレス一眼のフラグシップモデル「Z9」。ここのところニコンはティザー動画を4つに分けて小出しに煽ってきてます。盛り上がってきてますね!今回はその第3弾。第1、2弾については以下の記事をご覧ください。
少し振り返ると、第1弾では3軸チルトモニタ、第2弾では8K30pで1時間20分の長回しをアピールしていました。これらに続く第3弾はどんなアピールがあったでしょうか?分析してみましょう。
さすがフラグシップ!圧倒的なスポーツ撮影性能!
というわけで、早速公開された動画を見てみましょう。それがこちら。
今回のテーマは「スポーツ撮影」。今までのニコンのフラグシップが得意としてきた領域です。この動画から読み取れるアピールポイントを確認してみましょう。
圧倒的な食いつきの瞳AF!
さすがにフラグシップだけあって凄そうなAF性能です。ハードル選手の横方向の動きにも、幅跳び選手の奥行き方向の動きにも全く瞳を外すことがありません。驚異的に食いついてます。
今までニコンのミラーレス機はAFが弱点と言われておりました。確かに僕が使用しているZ6も、その前に使っていたD750よりAFは迷ったり外したりすることが多い印象です。このティザーで見る限りはZ6よりも大幅に改善してそう。
ただ、僕の懸案は瞳AF性能自体ではありません。瞳AF自体はZ6でもそれなりに満足しています。以下の記事でも述べているように、一番不満なのは「瞳AFをカスタムボタンに当てられない」今の仕様なんです。オートエリアAFでしか瞳AFが機能しないんですよね。これがめちゃくちゃ使いにくいので、ぜひZ9では改善していただきたいものです。それについては動画からはわからなかったなぁ。
やっぱりきたぞ!超高速連写!
走り幅跳びの選手を激写するおじさん。シャッターを切ってるときの音がやばいです。こんなに撮ってデータ整理大変だろうなーと言うくらいに高速連写してますw
具体的な連写速度はわかりませんが、下記のSONY α1の連写音と比較してみると、同じ速度に聞こえます。以前の記事でも予想したとおり、SONY α1のセンサを採用した30コマ毎秒の連写性能なのではないかと思います。一度比べてみてください、ほんとに同じですから。
ヌルヌルAFが追従!ファインダーのフレームレートが上がってそう
この動画はAFの枠が被写体を追従する様子がメインです。ということは、撮影者視点でファインダーを覗いている状況ということ。その状況でスローモーションになるシーンがあるんですが、そこでもAFの枠がヌルヌルと被写体を追従しているのです。
スローモーションでもヌルヌルということは、ファインダーのフレームレートが上がっているアピールをしているものと思われます。ちなみにZ6のファインダーはフレームレートが非公表です。巷では60FPSと言われたりしますね。
ニコンのミラーレスシリーズのファインダーは自然に見えると評価されている数少ない優れた部分です。実際、それは僕も感じます。Z6でも光学ファインダー並に自然に見えますから。それがFPSを上げて進化してきたのなら楽しみですね。
ひょっとしたら、このファインダーに使っている有機ELパネルもSONYから採用していて、α1の240FPSと同じになる可能性もありそうです。ただ、Z6などの旧機種でFPSを公表していないのであれば、Z9のファインダーのフレームレートは公表してこない可能性があります。進化をアピールしにくいので。果たしてどうなるでしょうかね。
結論:フラグシップだけあってAFの進化は凄そうだ
さすがにフラグシップだけあってスポーツ撮影はアピールしてきましたね。要約すると、
- 凄いAF(モノにも瞳にも食いつく)
- 凄い高速連写
- 凄いファインダー
といった内容でした。スポーツ撮影性能は少なくともα1に負けていなさそうに思えます(希望的観測)。それにニコンのファインダーはほんとに良いですから、同じ有機ELパネルなら見やすさはニコンに軍配があがるかもしれません。
ただ、それも瞳AFを独立ボタンに当てさせてくれないと意味がありません(しつこい)。僕が注目するのはこの一点です。というのも幼稚園の運動会にはZ6のAFや連写性能で十分ですから・・・。