皆さん、ここ最近の資産運用状況はいかがでしょうか?春先から「そろそろ下がる…」とか「もう天井でしょ…」と言われ続けて早数ヶ月、この1ヶ月も順調に米国株は上昇していきました。ついでに為替も円安が進行し、多くの方が過去最高益に到達していることでしょう。私自身も自分の資産状況を集計する前から最高益を更新していることはわかりきっています。
まずはいつものごとく毎月の資産推移をまとめるのですが、この記事の最後には最高益を更新するシーンでの気の持ちようをメモしていおきたいと思います。自分向けに(笑)
ということで、ワクワクする気持ちが抑えられない中、今月の資産推移結果をまとめていきたいと思います。この記事がこれからインデックス投資を始める方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。
もうちょっと詳しい説明はYouTubeで見てね!
かつてない勢いで資産総額が増えていく
ではさっそく最新の資産推移のまとめがこちらです。
- 総資産:8497万円(前月比 +732万円)
- 含み益:+3114万円(前月比 +644万円)
含み益を見てもわかるとおり、昨年を含めた14ヶ月目〜29ヶ月目まではほぼ投資によるリターンは無い状況が続いていました。15ヶ月ですから1年以上そんな状態だったわけですね。ここ最近の上昇っぷりはその鬱憤を晴らすようです。厚い壁だった含み益2000万円の壁を突破してから、スルスル上がって3000万円にまで到達してしまいました。自分もびっくりの上がりっぷりです。
総資産もこの苦しかった時期にYouTubeとBlogの副業に注力しつづけ、その収入を入金した結果が現れてきました。7000万円突破に苦戦してたのがウソのように8000万円半ばまで吹っ飛んでますw これが本当に株式投資の魅力ですよね。やっててよかったとつくづく思いました。
続いて最新のポートフォリオはこんな感じ。大きくは変わっていませんが、先月は妻のNISA口座に出資して妻がNASDAQ100を購入したので、少しNASDAQ系の比率が上がっています。そもそも、ここ最近の上げ方はNASDAQ系銘柄によるところが大きいので、価格自体も上がってますしね。
続いて各銘柄の損益変化です。6月は株高に加えて円安も進行しました。そのため、為替ヘッジ無しで購入している S&P500連動商品やNASDAQ100連動商品はもちろん、為替ヘッジの効いたレバナスも上昇しています。つまり、全てにおいてプラスになる相場でした。
最後に家計収支のまとめがこちら。我が家は4人家族(ぼく、妻、子供 x 2)です。
6月は特に大きな支出予定がなかったので、生活費の現在地がわかる月でした。見てみたら思っていたよりは支出が多くて、まだ課題があるなぁと反省中です。昨年の実績を見るに、何もまとまった支出がなければ生活費が20万円周辺にくるのがわかっているので、それを+5.9万円も超えているのはよろしくないでしょう。とは言うものの、日本の物価も年間で4%ほど上がっています。それで言えば21〜22万円くらいを目標にするのが妥当なのかもしれません。7月もまとまった出費はないので、がんばっていきたいものですね。
あと自分でも驚きなのが副業収入の伸びです。これはYouTubeとこのブログの収益なのですが、ここのところ非常に好調でして、想像以上に収益が伸びています。もちろん次の月には半分になったりするので、慢心はできませんが、うれしいサプライズでしかないですね。ほんとうにいつも見ていただける皆さんには感謝です。
そもそも副業を始めたときは「月に5万円くらいあるといいな」という程度の目標でした。それが今や10倍以上(笑)世の中、何が起こるかわかりません。
上図は2021年1月からの副業収益の推移になります。総資産に負けないくらいの爆伸びぶりです。
副業収益のいいところは収益源が自分自身であるところでしょうか。これはもし株式が暴落したときも自分自身の力で収益を上げられる力になるという意味です。世の中の偉人がよく「自分に投資しろ」と言う意味がよくわかってませんでしたが、例えばこういうのが自分への投資なのかな?と実感できました。
これから先も全力でインデックス投資を続けつつ、来る下落相場でも生き残れるよう自分の稼ぐ力は伸ばしていきたいと思います。
結論:すべてがうまく行ってるが、こういう時に油断しない
近い将来、必ず起こることを予言しましょう。それは、どこかで下落相場がきたときに偶然上手く売り抜けたやつがインデックス投資家をバカにしてくることです。
基本に忠実なインデックス投資家は、恐らくこの先も株をホールドし続けることでしょう。当然ながら、株は一方的に上がり続けることはありません。どこかでガッツリ下がり始める時がきます。そうすると、人間というのは不思議なもので、例え含み益が残っていたとしても「ものすごい損失感」を感じてしまうんです。利益よりも損失を大きく感じる、人間の本能ですね。
それと相まって、その直前まで上昇を続けた総資産に対して欲深くなってしまうのが常です。だから、こうした煽りを受けたときに「あの時利確しておけばアルファード買えたのに…」と言った思考に陥ってしまいます。さらに不幸なのはここからタイミング投資に走って失敗を重ねる人も少ない無いことです。
こういう人は、そもそも株価の天井付近まで資産を増やし続けられたのは、その先にある下落を食らう事を受け入れた結果だというのを忘れてしまっています。タイミング読まずにホールドするということは、上昇相場を総取りできる一方で、その先の下落は不可避なのです。
それを都合よく避けられるという発想がそもそも間違いです。もし避けようとしていたら、その前の上昇相場の総取りもできないのです。なので、下落は甘んじて受け入れる、そういう器のデカさが必要でしょう。
私自身、これに気づくのに凄く時間がかかりました。今は全ての下落を受け入れる覚悟ができているので、気持ちもとても穏やかですし、心置きなく余剰資金を投入できます。投資においては気楽に長く続けられることがとても大事です。欲深くなることはそれの敵なので、この調子いい時にこそ注意してくださいね。
※最近、視聴者さんに教えてもらった「サイコロジー・オブ・マネー」という本が、この辺の考え方をすごく明瞭に説明してくれて感動しました。よかったら手にとってみてくださいね。
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投資を学ぶなら:資産運用ですごく勉強になる書籍
僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。
以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題、初めてだと30日無料キャンペーンもある)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。
この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。僕と同じく、初めて投資書籍を読まれる方にはこの本を最初にオススメします。
投資に関するネット記事は数あれど、最も有名で価値ある記事はコレなのでは?という記事の書籍版です。ぜひ投資書籍の2冊目に読んでほしい一冊としてピックアップしました。これを読むだけで本当に資産運用が完結する内容になっていて、僕も当時衝撃を受けました。もちろん書籍版の内容の本質はネット記事とほぼ同じですが、理論編がわかりやすく改定されていたり、読みやすくなっています。
インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。インデックス投資家の教養として読むべき本です。
これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。
この本はKindle Unlimitedの読み放題サービスで提供されていることが多いです。Kindle Unlimitedは初めてであれば30日無料体験が使えるので、それで読み切ってしまうのもいいかと思います。僕はそうしました。
これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。
これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。
2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。
米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。
僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。
上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。
インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。
ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。
本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。
かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。
社会保険料がホットな話題として挙げられることが増えました。本書はその社会保険料の節約として最も有名な「マイクロ法人スキーム」のきっかけになった名著です。いま巷で使われているマイクロ法人という言葉は、この書籍で初めて使われたと言われています。もしマイクロ法人設立に興味があれば、まずは最初のバイブルとして読破しておくべき一冊です。
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