皆さん、資産運用の状況はいかがでしょうか?ここのところDeepSeekの騒ぎがあったり、トランプ氏の関税バトルがあったりで、右往左往してますよね。運用成績としては微妙な雰囲気が流れてるかと思います。
上図は年初来の1557 S&P500 ETFのチャートです。上下に右往左往しながら、直近はやや下げに転じています。特に関税バトルの影響が大きいようですね。
こうなると保有資産の集計する前からマイナスがわかってしまってて萎えますが、ここでやめたらレポートとして成立しません。いい時も悪い時も分け隔てなく伝えないといけませんからね。というわけでさっそく集計を見ていきたいと思います。この記事がこれから投資を始める方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。
総資産1.6億円を目前にあえなく失速
まずは資産推移の結果がこちら。資産総額で ▲362万円、含み益で▲456万円の結果でした。久しぶりにマイナスに転じましたね。けれども、ネット上での騒ぎほどの下げ幅でも無いのも事実でしょう。そもそも1.5億円自体が望外の結果なのですから、ここでは「足るを知る」の精神で満足しておきたいと思います。
上図は日毎にまで分解した総資産推移です。これを見ると上昇していた時には最高資産を更新していたのがわかります。1.6億円に到達してますね。ただその勢いが持続せずに失速しました。まあ相場とはこういうものですよね。単調に上がり続けることなどありませんので、特に落ち込む気持ちなどは皆無です。
上図は最新のポートフォリオです。大きく見た目には変化していませんが、現金比率が先月に比べて引き下がっています。これは退職後から約半年続いた税金払いラッシュを終えたことが要因です。フリーランス生活に必要なキャッシュフローを把握できたので、現金比率を限界まで引下げています(後述します)。
上図は各銘柄ごとの損益推移です。1月は市場全体およびハイテクも下落したので、どの銘柄も下げに転じています。まあ下げるときはだいたいどれも連動しますから、仕方ないですね。
ちなみに銘柄ごとで見てみるとこんな推移でした。いわゆるレンジ相場という感じでしょうかね。右往左往しながら停滞してる様子がわかります。
先月の家計収支など
上の表が先月の家計収支になります。年末のふるさと納税ラッシュなどもあり収支は乱れていますが、とくに問題はありません。正味の生活費は30万円近辺になっていて、物価高の影響から高止まりしてしまってます。元々思っていた25万円くらいという目標も、もう実現することはないのかもしれないですね。見直しをせねばなりません。
上図は退職後に元勤務先からの送金が無くなって以来のキャッシュフローです。予定納税と住民税の追加請求がバッティングしているので、今後の人生でこれ以上に大きな現金支払いが連続することはしばらくないでしょう。これで見てみると手元におおよそ200万円くらい現金があれば、立ち回っていけそうなことがわかります。これを根拠に保有現金量を200万円まで引下げました。つまり、その余剰分は投資に回した、ということです。
今後のスポット買いのイメージがこちら。収入が振り込まれる日を基準として残高200万円をキープするように運用していきます。そうすれば、支出で減った分から溢れた余剰分だけが自動的に投資できる、というわけです。これは僕が資産形成期から続けてきた基本的なスポット買いのやり方になります。こうすると支出が明確に把握できるのでおすすめです。
続いて先月の副業収益の推移がこちら。基本的に12月は1年で最も広告単価が高くなる時期であり、次にくる1月はその反動がよく見られる月でもあります。先月は反動により大きく下がるかと思いましたが、思いの外食らいつくことができました。大きく下げることなく、安定的な収益を上げています。この先もYouTubeはライフワークであり、趣味でもあるので、楽しみながら数字を上げていきたいですね。
先月の法人運営の状況
上図は最新の法人のポートフォリオ。何も変わらず、楽天NASDAQ100だけを保有しています。シンプルでいいですね。
上のグラフは法人の資産推移になります。この法人が目指しているのは700万円くらいの残高をキープし続けることです。適宜お金を取り崩して、法人運営や社会保険料などに充てるようにしています。先月は含み益が減ってしまいましたが、まだまだ十分な含み益でしょう。とても順調な運用結果ですね。
上の表は法人の資金収支です。基本的にこの法人は追加でキャッシュを入れることなく、社会保険料と役員報酬を出すだけのマシーンと化しています。事業としてはブログ事業を担っているのですが、ブログ収益はわずかなものなので、赤字になる月もありますね。その場合は保有している投資信託を売却する、という運営です。
先月は売上も好調だったので、黒字会計で終えられました。なので売却はしていません。引き続き同じような運用をしていこうと思います。
結論:年初からマイナスリターンだが、やることはいつも通り
2025年はマイナスリターンからの船出となりました。さすがトランプ大統領はいろいろとやってくれますね(笑)これくらいのVolatilityなら全然想定内という方も多いことでしょう。
僕にしても再び運悪く現金比率を引下げた矢先に下落を食らうなどしていますが、とくに気にしてはいません。インデックス長期投資においては一度投資したものに注意力を割くのはムダで、次にどれだけのお金を投入できるかに集中すべきです。
僕の関心はこの2月にどれだけの余剰資金を作り出せるかに向いています。もちろん爪に火をともすような節約をする必要はありませんが、投資家たるものどんどん入金していきたくなりますよね(笑)YouTubeもそうですが、この投資における入金もひとつの趣味になっています。ぜひ皆様におかれましても、楽しんで投資を続けていきましょう!
投資始めるなら:おすすめの証券会社
-
僕の主力 楽天・プラス・S&P500 や人気の楽天SCHD が買える唯一の証券会社。
-
とにかく視認性がよくて使いやすいのが最大の魅力。
-
楽天プラスシリーズは保有するだけで楽天ポイントもらえる。
- 公式:https://kabu.com/
- au Payカードと組合わせて 1%ポイント還元がアツい。
- 公式サイト:https://www.sbisec.co.jp/
- SBI独自の四半期決算型の高配当投資信託を購入できる唯一の証券会社
- 投資信託で高配当を楽しみたい方はSBI証券が良いでしょう。
投資を学ぶなら:資産運用ですごく勉強になる書籍
僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。
以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題、初めてだと30日無料キャンペーンもある)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。
この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。僕と同じく、初めて投資書籍を読まれる方にはこの本を最初にオススメします。
投資に関するネット記事は数あれど、最も有名で価値ある記事はコレなのでは?という記事の書籍版です。ぜひ投資書籍の2冊目に読んでほしい一冊としてピックアップしました。これを読むだけで本当に資産運用が完結する内容になっていて、僕も当時衝撃を受けました。もちろん書籍版の内容の本質はネット記事とほぼ同じですが、理論編がわかりやすく改定されていたり、読みやすくなっています。
インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。インデックス投資家の教養として読むべき本です。
これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。
この本はKindle Unlimitedの読み放題サービスで提供されていることが多いです。Kindle Unlimitedは初めてであれば30日無料体験が使えるので、それで読み切ってしまうのもいいかと思います。僕はそうしました。
これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。
これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。
2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。
米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。
僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。
上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。
インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。
ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。
本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。
かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。
社会保険料がホットな話題として挙げられることが増えました。本書はその社会保険料の節約として最も有名な「マイクロ法人スキーム」のきっかけになった名著です。いま巷で使われているマイクロ法人という言葉は、この書籍で初めて使われたと言われています。もしマイクロ法人設立に興味があれば、まずは最初のバイブルとして読破しておくべき一冊です。
※以下のリンク先におすすめ書籍をまとめています