Apple Musicがロスレス対応したけど Airplay でも恩恵受けられる?調べてみた

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みなさん、サブスクの音楽サービスを利用されているでしょうか?僕はApple Musicに加入して、充実した音楽生活を送っております。月々たったの1480円で家族みんなが聴き放題なんて最高です。

先日、そのApple Musicのサービス強化が発表されました。以下の3点です。

  • ロスレス対応(CD音源と同クオリティの音質で楽しめる)
  • 一部の曲ではハイレゾにも対応(CDよりも高音質のフォーマット)
  • 空間オーディオ対応(立体音響で楽しめる)

元オーディオオタクとしてはこれは見逃せないアップデートです。特にApple Musicは所詮圧縮音源だとバカにされがちだったので、ロスレス対応はうれしい人が多いのではと思います。

一方で、僕のApple Musicの使い方は主に3通りです。

  • ①AirPods Pro で在宅勤務中に聴く
  • ②AirPlay でAVアンプ(NR1710)を介してスピーカー(SS-NA2ES)で聴く
  • ③MacBook Air からHDMI出力したモニタ(DELL U2414)を経由してアナログ出力したSTAXヘッドホンで聴く

このうち、Bluetooth接続であるAirPods Proはロスレスの恩恵が受けられないのは一般的に知られています。AirPods ProのBluetooth規格はロスレスのデータ転送量をサポートしていないためです。

一方でもうひとつの疑問

ぼく
ぼく

AirPlayでロスレスやハイレゾ音源は楽しめるのかな?

については調べてもそれらしき記事は見つかりません。というわけで僕が調べてみることにしました。

※うちで使っているAirPlay対応アンプに関する記事はこちら

※元オーディオオタク時代に購入したスピーカーSS-NA2ESに関する記事はこちら

※異次元の音質のSTAXヘッドホンの記事はこちら

AirPlayの規格がどこまで対応しているかを確認してみる

もう一度Apple Musicのロスレスとハイレゾの規格を確認しておきます。Appleの公式サイトには以下の文言で説明されていました。

Apple Musicのロスレスのレベルは、16ビット/44.1kHz(キロヘルツ)のCD品質から、最大24ビット/48kHzまであり、Appleのデバイスでそのまま再生できます。また、本物のオーディオファン向けに、Apple Musicは最大24ビット/192kHzのハイレゾリューションロスレスも提供します1

これによると

  • ロスレス(16bit/44.1kHz(CD音質) 〜 24bit/48kHz)
  • ハイレゾ(24bit/192kHz)

という規格になっているようです。一方でAirPlayの規格を調べてみると(参照

ロスレス配信はCD品質の44.1kHz/16bit、AirPlayなどでも対応できる48kHz/24bit、さらには最大192kHz/24bitのハイレゾ品質まで提供する予定だとしている。フォーマットは、アップルのロスレス圧縮形式であるALACが用いられるようだ。

とあります。AirPlayは24ビット/48kHzまで対応しているとのこと。

つまり、前述のApple Musicの発表と照らし合わせるとロスレスはAirPlayで楽しめるけど、ハイレゾは楽しめませんということです。

オーディオオタクとしてはAirPlayでハイレゾを聞けるようにしてほしかったですが、こればかりはハードウェア側の対応も必要でしょうから無理な話です。僕の予想では”AirPlay3” なる規格を発表して、そこでハイレゾ対応してくるんじゃないかと思ってます。たぶん。

ちなみに僕の環境においては

③MacBook Air からHDMI出力したモニタ(DELL U2414)を経由してアナログ出力したSTAXヘッドホンで聴く

だとハイレゾでそのまま楽しめる?かもしれません。しかし、モニタに付属してるおまけDAC機能がハイレゾ対応してるとは到底思えません。

結論:AirPlayではロスレスは楽しめるけどハイレゾは無理

Apple Musicのサービスによって、音楽は身近なものになりました。気楽にいろんな曲を楽しめますしね。その音源がCD音質を超えるものまで進化すれば、もはやCDの出番はApple Musicに収録されていないものを聴くためだけのものになりました。時代の進歩とはすごいものです。

一方でハイレゾまでの対応を考えると機器を揃えるのが大変そうです。Apple公式サイトによると、MacBook をAVアンプもしくはヘッドホンにアナログ接続するだけではハイレゾは楽しめないとのこと。以下の記載がありました。

ロスレスおよびハイレゾロスレスオーディオは大きなファイルサイズと帯域幅を必要とするため、サブスクリプションの登録者はこの体験を選択する必要があります。また、ハイレゾロスレスには、USB DAコンバータ(DAC)などの外部装置が必要です。

iPhoneかMacを例えばAVアンプにデジタル接続すれば楽しめるのかな?そんな使い方をする人がどれだけいるかはわかりません。CDよりはマシですが今の時代にそぐわない面倒くささです。Apple自身が機器の無線化を推していたので、僕を含めたほとんどのApple信者はアナログ接続で聴く環境なぞ持ち合わせていないのではないでしょうか?

Appleさん、AirPlay3お願いしますよ。僕はAVアンプ買ったばかりだから買えませんがw

追記:Apple Musicがロスレスとハイレゾに対応したので聴いてみました

追加:ハイレゾロスレス(24bit/192kHz)を楽しむための機器を考えてみました

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