何もしなくて1655の金利が上乗せできる?楽天証券で貸株を申し込んでみた【貸株最強伝説】

資産形成&節約
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みなさん、資産運用は順調でしょうか?僕はS&P500インデックスのみに注力する「S&P500最強伝説」の波に乗り比較的好調に推移しています。僕の資産推移はこちらからどうぞ。

基本的に僕の資産運用戦略は「バイ&ホールド(&NISAはロールオーバー)」の長期投資です。長期投資で大切なのは短期の値動きではなく長期でどれだけリターンを得られるかですよね (当たり前)。つまり期待できる金利です。

証券会社には小さいリスクでその金利をプラスしてくれる「貸株」というサービスがあるのをご存知でしょうか?持っている株を証券会社に貸し出して、銘柄ごとに決まった金利を証券会社からいただくという仕組みです。イメージは以下のとおり。

貸株サービスの仕組み
楽天証券ウェブサイトより引用。株を又貸ししてるイメージです。

この貸株制度には細かい取り決めがあって、銘柄によっては制度を利用できません。これまで僕が主力に置いていた 1557 SPDR S&P500 ETF は貸株制度の対象外だったのですが、最近乗り換えた1655は貸株の対象です。つまり、このオトクな制度の検討をする余地が出てきたというわけ。

今回は実際に楽天証券で貸株を申し込んでみたやり方と、どれくらいメリットがありそうかを検討してみます。これから貸株をやってみようという方や1655を保有している方の参考になれば、これ以上うれしいことはありません。

貸株について基本的なことを確認しておこう

貸株と言われてもメリットデメリットがあるのかわからないまま進めるのは危険すぎます。まずは僕が考える注意点を以下にまとめておきましたので、ひとつずつ確認してみましょう。

貸株サービスには3種類あるけど「株主優待・予想有配優先」がいい

いきなり難しい話ですみません。楽天証券の貸株サービスには3種類ありますが、僕のような初心者は「株主優待・予想有配優先」にしておけば問題ありません

この3つ制度の違いは平たく言えば「配当や株主優待の取扱の違い」です。貸株とは株を貸し出しているわけですから、貸している間は株の所有者が自分ではなくなります。つまり、権利落日に株を保有していないので、本来であれば配当や株主優待を受ける権利がなくなるのです。1655は株主優待は無いので配当金(分配金)の取扱いに気をつける必要があります。

ただ、証券会社はその配当金をいったん受け取って僕らユーザーにお金を払ってくれます。それが「金利優先」と「株主優待優先」です。金利優先ならその権利落日に貸株利率を5倍にブーストしてくれるらしい。

しかし、これには落とし穴があります。それは税金です。証券会社から受け取るお金は配当金扱いではなく雑所得になるので、総合課税の対象になります。分離課税でなくなるんですね。人によっては分離課税よりも高い税金をくらいますし、住民税算出にも使われて実質的に住民税があがります。給与収入が無い人ならいいですが、サラリーマンでも損する人はけっこう多いでしょう。計算もめんどくさいし、難しいので変なリスクは負いたくありません。

それを回避するためのサービスが「株主優待・予想有配優先」。権利落日にはいったん株を返してくれる素晴らしいサービスです。これなら、普通に所有しているのと何ら変わりません。

注意点:NISA口座は対象外

NISA口座は色々特別でして、それは貸株においても該当します。NISA口座で保有している株は貸株にはできません。僕の場合、1655はほとんどNISAで保有しているのであまり恩恵がないかもしれないです。試しにやるにはリスクが少なくていいんですけど。

その他のリスク

代表的なリスクは上記の配当についてですが、貸している株の保証についてもリスクがあります。これは証券会社に万一のことがあったときに担保がないということです。業績好調な楽天証券が潰れたり、それを楽天グループが放置することも考えにくいですが、心配であれば貸株はやめといたほうがいいですね。

兎にも角にも申し込んでみよう

申し込みはめちゃくちゃ簡単でした。楽天証券の公式サイトからポチポチクリックするだけです。画像で見ていきましょう。

貸株サービスお申し込みはこちらをクリック
取引に関わる基本契約書などの内容を確認し、同意できるのであればチェックしましょう
あとは確認ボタンをポチポチすれば申し込みは完了です。

ほんとにマウスをポチポチやるだけで申し込みが完了してしまいました。超簡単です。これで楽天証券の貸株ページを確認すると以下のような表示になってます。

対象の銘柄は「振替中」という表示になっていて、貸株金利が適用されているのがわかります。一方、1557は対象外なので、貸株金利は適用されていません。僕の場合、特別口座の1655は約160万円分なので、貸株金利で 160万円 x 0.1% = 1600円 ほど年間でもらえます。まあ誤差レベルだな。

結論:貸株金利 0.1%だとメリットは少ない

貸株金利は銘柄によって異なるため一概には言えませんが、少なくとも1655は0.1%しかないのでやらなくてもいいかもしれません。他のS&P500 ETFを調べてみてもだいたい0.1%で、メリットはそう多くなさそうです。

ちなみに1655は以前に貸株金利が0.75%あったこともあるらしい。1557からお客を奪う戦略だったみたいですね。それがすぐに0.1%という最低ランクに下がりました。金利も楽天証券の好きに変更されちゃうので、やってもやらなくてもいいでしょう。せめて1%くらいあれば積極的にやりたいかなぁ。

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