【保存版】投資初心者は本を読め!早くよんでおけば読めばよかった後悔してる本まとめ

読書
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みなさん、投資に関する知識ってどうやって学んできたでしょうか?今やブログ記事はもちろん、SNSやYouTubeなど無限に投資コンテンツは存在しています。それぞれ人によって習得してきた経緯は異なるのではないかと思います。

ぼくの場合、ズボラだったこともあり全くと言っていいほど投資の勉強をしてきませんでした。実地研修のみ(笑)そのおかげでたくさん負けた経験もあるし、巷で「インデックスファンドがいい」と言われる理由も痛いほど理解できます。まあそういう意味ではよかったかもしれませんが、正直な話で言えばやっぱり無駄なことをたくさんしてきた、という思いが強いです。

昨今は新NISAの影響もあり、投資初心者の参入が増えてきているのを強く感じます。そうした方によく聞かれるのが「どうやって勉強すればいいか?」ということです。当然ぼくのような遠回りはしてほしくないので、最短ルートを考えねばなりません

それを色々と考えた結果、やっぱり「書籍から勉強する」のがいちばんいいんじゃないか、という結論に達しました。ぼくの職業柄「YouTubeを見よう」と言いたいところなのですが、まあ何十年も読みつがれてきたコンテンツに勝てるわけありませんよね(笑)ここは正直に書籍を推したいと思います。

ということで、初心者がどういう本を読むべきか?をまとめてみたのが本記事の内容です。この記事がこれから投資を始める方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。

初心者が読むべき本のフローチャート(※独断です)

上図は今の僕が考える「初心者だったらどのように本を読むべきか?」を記したものです。すごく頭を悩ませて作りましたが、できあがった結論はシンプルでした。

①まずは日本語の書籍から入門してみよう

まずは日本語の書籍、とくに山崎元氏の本を一冊読むこと。基本的にはそれだけで十分事足りるという結論に至りました。それくらい山崎さんの本は充実していますし、わかりよいです。山崎さんの経歴は以下(参照:楽天証券トウシルより

皆さんの中でもファンの方が多いのが山崎さんの特徴でしょう。何より忖度がなく、ストレートな物言いが評価を高めていると感じます。そんな山崎さんの著書で最初の一冊として最もおすすめなのがこの「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!です。

この本は改訂を重ねられた最新版になっていて、新NISAの話題にも対応しています。僕もこの本は投資書籍を読むようになった最初期に読んだことがあって、すごく感銘を受けました。紆余曲折あり試行錯誤の末に僕はインデックス投資の基礎にたどり着いたのですが、この本にそのまんまの結論が書いてあるじゃないですか(笑)。これで自分の経験が確信に変わった瞬間でもあったと思います。

上記の本でも山崎さんの主張される投資法は網羅されているので、基本的にはあれ一冊で十分と言っていいかもしれません。ただ、僕は山崎さんの文章そのものにも魅力を感じています。ああいうキレのある日本語を書けるようになりたい、そう思わせてくれる文章です。なので山崎さんの書籍は他にもたくさんありますから、手にとって読んでみるのもいいと思います。そのたびに結論は基本的に同じですから、自分の中の投資方針も確固たるものになっていくでしょう。最新のおすすめ本は「経済評論家の父から息子への手紙」。涙腺崩壊待ったなしです。

②海外の名著を読んでみよう

もともとは僕自身、海外の名著から入ればいいかなと思っていました。けれどもよくよく初心者の状況を考えてみると、置かれた時代や環境、国の異なる海外の話から入るのはちょっと不親切です。なので前述のフローチャートでも海外の名著は日本語本を読んだ後に配置するようにしています。だって、ほとんどの今の初心者の方は新NISAから入っているわけで、日本の税制などに言及されている書籍のほうが明らかに実感湧くはずですよね。

まず最初はチャールズ・エリス氏から

で、海外の書籍と言ってもたくさんあるわけですが、やっぱり最初の一冊には「敗者のゲーム」をおすすめしておきたいですね。

この書籍の元になっているのは1977年に寄稿された「The Loser’s Game」という記事になります。実に50年近く前から著者であるチャールズ・エリス氏はインデックス投資に注目していたわけです。ものすごい先見性ですよね。

今の時代にはインデックスファンドのあらゆる優位性が実際の値動きやパフォーマンスで証明されてきました。それを主張するのは簡単なことですが、そんなものが存在しなかった時代にインデックス投資を推していた、その事実がすごいですよね。もちろん当時の業界は投資家からあらゆる手段を講じて手数料を巻き上げて成り立っていたのですから、反発もものすごかったと聞きます。

こういう歴史的な経緯からしても、この「敗者のゲーム」はインデックス投資家にとっての聖書的なポジションと言っても過言ではありません。なのでインデックス投資を志したのであれば、ぜひとも読んでいただきたい一冊、というわけ。

インデックス投資の父の代表作も読もう

次に読む本としてのおすすめなのが「インデックス投資は勝者のゲーム」。この書籍の著者はインデックス投資の父と呼ばれるジョン・ボーグル氏です。ボーグル氏はかの有名なVanguard社を設立したことで知られ、そこで世界で初めての個人投資家向けのインデックスファンドを生み出しました。今日のインデックス投資の隆盛は氏の貢献なしには語れません。

この書籍はそのタイトルにあるとおり「敗者のゲーム」をもじったものになっています。ただし出版日は2018年なので最近に通ずる話題が多いです。内容はシンプルにボーグル氏の投資哲学そのまま。インデックスファンドの優位性やコストの重要性についてとことん語られています。さらにはウォーレン・バフェットを皮切りに多くの著名投資家のインデックス投資に対する意見が添えられてたりするのも面白いですね。

上図は本書とは関係ありませんが、米国の投資信託のコストと5年リターンをまとめたもの。相場の調子がいいと高コストファンドを許容するような風潮が出てきますが、それがいかに危なっかしいことかを突きつけています。

結局はそういう考えに至ってしまうのは過去を見て未来を予想してしまってるんですよね。なので高コストかつ成績のいいファンドしか目に入ってないわけです。都合のいい情報しか見えなくなっている、バイアスまみれの思考とも言えるでしょう。

大事なのはこれから先のパフォーマンスがどうなるかであって、直近過去とは別の話なのです。常に物事を「期待値としてとらえる」習慣がついていれば、コストがその期待値を蝕むものに過ぎないことに気づくはず。そういう風潮が出た時に惑わされないように、ぜひこの「勝者のゲーム」は読み込むべき一冊です。

近年の若手の本も面白いよ

上記の2冊はインデックス投資の名著として読むべき伝記のようなものです。それに対して、米国では新進気鋭の若手の本も多数出版されています。その中でも面白いのがこの2冊。

この2冊は近年に発表された米国発の投資書ですが、どちらもがしっかりと読みやすく書かれており、日本でもヒットしています。実際に僕も購入して読みましたが、どちらも平易な表現にも関わらず、インデックス投資の優位性を力強く語ってくれています。

とくに印象に残っている内容をピックアップすると、サイコロジー・オブ・マネーはリスクプレミアムの考え方に力を入れて説明していました。リスクプレミアムとは「リスクをとった見返りにこそリターンがある」という考え方ですね。それをディズニーランドのチケットやら別の例えで複数例示しており、物事の考え方は投資だけに限らないんだな、ということを考えさせられます。それ以降、投資だけでなく人生おいてもリスクプレミアムを考えるようになりました

Just Keep Buyingは書籍の前半部分を節約や貯蓄についての考え方に割いています。これがまた読み応えがありつつ、前述の名著には無い部分で面白いです。投資本なのに節約かよ、とか思うかもしれませんが、投資を続ければ続けるほど「入金力の大事さ」に気づくのがこの世界そこに最初から踏み込んでいくのもこの書籍の著者らしいと思います。

まあなにより「Just Keep Buying」の語呂のよさが最高ですね(笑)僕もよくパクってます。

③ファイナンス理論の本にチャレンジしてみよう

上記に示した本を読めば、インデックス投資の大まかな優位性や結論として何をすればいいか?というのは身につくと思います。けれども実はインデックスファンドができるまでにはたくさんの理論的な背景や研究がなされてきたのが事実です。まったく浅いものではないんですよね。

その理論的背景を知るのにはファイナンス理論をかじってみるといいと思います。わたし自身も深いところまで理解はしていませんが、下記のような書籍を読んでみると、どういう仕組みや考え方でインデックスファンドが出てきたか?とか、どういう問題があったのか?などを学ぶことができます。

とくにおすすめなのは「ファイナンス理論全史」です。これはとても平易な日本語で表現されながらも、理論の核心や歴史について触れられており、一冊読むだけで大まかな考え方を理解することができます。まず大局をつかむのが大事ですよね。

さらにもう一段理解を深めるには「自分で計算してみること」が肝要です。まあ何事もそうですが、理屈だけ読みかじっただけでは、理解度ってそう深くなりませんよね。実践してこそ真にわからないことが出てきたりします。そういう場合にはまず「ファイナンス理論入門」から入って、簡単な手計算をしてみるのがいいかもしれません。

余談:どうやって読書する時間を確保する?

書籍って動画と違ってどうしても読むのに時間を必要としますよね。最近は忙しい方が多いですから、なかなか読書に時間を割けない、という場合もあるかと思います。

ぼくの場合の話で恐縮ですが、その対策としてKindleをベッドの枕元において就寝前に読むようにしています。最近のKindleって最安モデルでもバックライトがついてるので、照明を消した状態でも問題なく読めるんですよね。そして目もつかれにくい。

こいつを買ってから、①寝る前に読書をする②寝落ちする、という流れができて、読書は捗るし睡眠時間も確保できるようになったし一石二鳥でした。元々寝付きが悪いんですよね。その解決策にもなって気に入ってます。よかったら真似してみてください(笑)

結論:初心者ほどまずは一冊手にとってみよう

結局はこれに尽きます。なぜなら書籍というのは一貫した著者の主張に基づいており、最後まで読めば体系的な知識としてまとまっているからです。例えばYouTubeなどで勉強しようとすると、そもそも体系的な理解が得られるようにはできていませんし、別の投稿者の矛盾する動画やサムネイルが目に入ってしまいます。自分で情報の取捨選択がきっちりできるのなら問題ありませんが、これまでの動画投稿の経験からすると、それを最初からデキる人って意外に少ないんじゃないかな、とも思ったりします。

長期投資なんていうのはだいたいやることは決まっているでしょう。そこから逸れればそれるほど遠回りになることがほとんどです。それこそ投資においても人生においても時間の無駄になりかねません。ここはひとつ、急がば回れと思ってじっくり書籍に向き合ってみてほしいなと思います。まずは一冊、日本人の著者の本を読むのがいいですね。

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