投資系YouTuberが個人事業主として経費にできるモノ

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皆さん、確定申告は完了されましたか?僕は初めての青色申告にチャレンジし、先日なんとか確定申告を終えました。中々たいへんなものです。

ただ、自分として楽しみにしていたものもありました。それが個人事業主として「経費計上できるもの」です。今までは個人事業主として活動していなかったので、YouTubeやブログ運営にかかる費用は全て自分の給料から捻出していました。一方で今年は個人事業を立ち上げたわけですから、この運営にかかった費用は経費計上できるようになるわけです。

経費計上できると何がうれしいかと言うと、所得にカウントされない点ですよね。もちろんその人の給料水準によりますが、普通に給料から費用を出すと20%前後の所得税を引かれた後のお金を使うことになります。それが経費であれば運営にかかるコストとして解釈されるので、税金が引かれません。まあ当たり前のことです。

今回は僕が初めての青色申告に当たって経費計上したものや、これから仕入れる場合に経費にできるものなどをまとめておきたいと思います。この記事がこれからYouTubeやブログ運営にチャレンジする副業戦士の役に立てば、それ以上にうれしいことはありません。※経費計上のやりすぎは脱税を疑われるので、ちゃんと合理的な理由つけてね

僕のYouTubeとブログ運営環境

まずは自分が副業をするのに必要な環境を整理しておくことが重要です。そうしないと、経費にできるものを見逃したり、逆に過剰に経費計上してしまいます。

僕がYouTubeとブログコンテンツを作成している環境は以下の記事でご覧ください。

実際の仕事場
  • 基本は自宅がオフィス。外出時はiPhoneを使ってYouTubeやブログを管理
  • PC関係、デスクまわり、カメラ(iPhone)の機材があれば仕事は成立する
  • 仕事中は自宅の電気(空調やPCなど)、光回線を使っている

このように列挙してみると、いかにシンプルな環境で戦っているかがわかりますw 実際に経費で落とせるのは、上の環境で仕事をする上でかかる費用です。シンプル過ぎてあまり経費勘定できるものが少なそうですが、ここから経費で落とせるものを探っていきます。

なお、僕がメインで運営しているチャンネルは以下です。ぜひ見てみてくださいね!

S&P500最強伝説
毎週 水曜&土曜 19:00に動画アップしています。 日本で唯一のハゲアバターYouTuber 兼ブロガー。 企業案件およびコラボは視聴者のメリットに繋がらないため、実際に利用しているサービスを除いて全てお断りします。 注意事項 ・当チャン...

実際に青色申告で経費計上したもの

というわけで、実際に僕が青色申告で経費計上した費用を見ていきましょう。

①電気料金

まず最初に思い浮かべるのが電気料金ではないでしょうか?僕が自宅で副業をしている時間は必ずと言っていいほど空調を効かせています。皆さんご存知の通り、空調は個人宅の電気料金において最も大きな割合を占める費用ですよね。これは確実に経費で落とす言い分が立つでしょう。

ただし全てを経費勘定にできるわけではありません。僕のように自宅兼オフィスの場合は、実際に”事業で使った”と解釈できる割合を決める必要があります。それを”按分”と呼ぶそうです。考え方は色々ありますが、合理的に説明できる範囲で電気料金に占める生活用と事業用の割合を決めましょう。僕の場合はエアコン消費電力相当に床面積比率をかけて、ざっくり割合を計算しました。

②光回線&スマートフォン通信費

YouTuberおよびブロガーたるもの、ネット回線が無いと仕事になりません。それに外出時のサイトやYouTubeの状況チェックにはスマートフォンでのモバイル通信も必須です。これは経費計上できると見ていいはずでしょう。

これも生活に必須なインフラですから、電気料金同様按分の設定が必要です。僕は通信ファイル容量をえいっと見積もって按分を算出しています。それがちょうど使用している負荷に相当しますしね。

③PC周辺機器の費用

YouTuberの仕事の99%はPCを介して行われます。なので、PC関連の周辺機器は経費として認められるべきでしょう。昨年はDELLの4Kディスプレイやマウスを購入したので、それを経費にカウントしておきました。こいつもプライベートで使用するなら、按分を設定しておく必要があります。ちなみに、この機器達は超お気に入り。

④マイホームの固定資産税

僕のオフィスは自宅を兼ねているので、ここを維持するのにかかる費用は一部を経費扱いにできます。その代表例がマイホームの固定資産税です。これも按分の設定は必要ですが、何かしらの解釈をつけて比率を決めておきました。

要注意なのは住宅ローンは経費に計上できないところです。これは住宅ローン自体は自分の資産に対してお金を払っているようなものなので、もし経費計上すると自分の懐に入れているのと同義になるからでしょう。賃貸の家賃だったら按分設定して経費計上できるみたいですね。

⑤投資関連の書籍代金

僕のYouTubeチャンネルは投資系ですから、投資書籍はネタ探しに欠かせません。これは経費に計上して問題ないでしょう。今までの人生で書籍を読むことがほとんどなかったのですが、昨年は本当にたくさんの書籍を読みました。まあ最近はKindleで買うようにしてるので、あまり買ってる感はありませんが。

⑥必要なサブスクリプション費用

YouTubeやブログを運営するに当たっては、いくつかの管理費用が必要です。僕が経費計上しているサブスクリプションは以下のとおり。

  • ブログのサーバ費用、ドメイン管理費用
  • 青色申告用のやよいクラウド会計のサブスクリプション費用
  • YouTubeプレミアムのサブスクリプション費用

これらの費用は管理費用として必要なので経費計上しています。YouTubeプレミアムも最初数ヶ月は無しでがんばってましたが、他の配信者さん達のベンチマークをするのに広告が苦痛すぎました。もう無しでは仕事できません。

今後、経費計上できそうだと思ってるモノ

今年は買い入れをなかったので経費計上をしませんでしたが、ゆくゆくは経費計上できそうかな〜と思ってるモノを少しご紹介しておきましょう。

それはスマートフォンです。僕のYouTubeはiPhoneのミー文字という機能をフル活用して作られています。なので、iPhoneが無いと事業が成り立ちません。これは経費計上できるでしょう。

現状、使っているiPhoneは11Proシリーズでして、少し古さが目立ってきました。まだ運用に支障はありませんが、もし買い換える場合は按分を設定した上で経費計上しようと思います。

結論:意外に経費にできる分が多くて助かった

今年の確定申告で、追加の納税がどれくらいになるんだろう…とビビっていたのですが、想像以上に納税額が低くて拍子ぬけしてしまいました。それはもちろん青色申告の65万円分控除が大きいのは事実。それに加えて経費として認められる分が意外に多く、それが所得を圧縮してくれたのが効いていました。

青色申告自体は税務署からのお尋ねが来ないか戦々恐々としていますが、やってよかったと思っています。もし不備を指摘されたとしても、翌年から直せばいいだけだしね!個人事業主たるもの、失敗してナンボですよ。

おまけ:資産運用おすすめ書籍

僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。

以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。Kindle Unlimitedは無料期間もたまにあります、いつかはわからないけど。

2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。

かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。

これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。

これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。

これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。

米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。

僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。

上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。

インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。

インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。

ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。

本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。

この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。

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