皆さん、資産運用の状況はいかがでしょうか?ここのところ相場は株高と円高が同時進行していて、為替ヘッジ無し派にはもどかしい日々が続いていることでしょう。私もその一人です。
この1ヶ月チャートを見れば、その状況がよくわかります。
これは年初からの値動きのちょうど逆回転をしていると思えばしっくりくるはずです。2022年は金利上昇が相場を動かした年でした。金利高が株価を押し下げ、そして米ドルを同時に引き上げたのは記憶に新しいでしょう。今回の動きはちょうどその動きの逆。金利が着地点を探して少し下がってきていたのです。
というわけで、今回の資産推移を集計したところでいい結果が出ないのは目に見えています。それでもこの資産推移まとめは当ブログおよびYouTubeチャンネルの原点です。やらないわけにはいきません。断腸の思いで集計したので、ぜひ最後まで見ていってください。この記事がこれから株式投資を始める方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。
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2022年12月の資産推移状況
この一ヶ月、私の感覚では市場はかなり安定していて、ボラティリティも低かったと思います。それでも円建てで計算するとマイナスだったのはちょっぴりがっかりですね。まあ年初からの”株安&円安”に比べればマシでしょう。会社からもらえる給料が増えた!とも解釈できるのだから。
上図は今月の家計収支のまとめです。今月は1557 S&P500 ETFからの分配金もあり、投資額合計は少し多めの42万円でした。生活費も少し多めではあるのですが、NHK受信料(年1回払い)やHDDレコーダーが不調だったのを買い替えたのが効いているだけです。決して浪費をしたわけではないので、これはヨシとします。投資を継続するのはもちろんですが、節約も無理ない範囲できっちりやるのは非常に重要です。
あまり代わり映えしないポートフォリオも更新しました。相変わらずのフルインベストを継続しています。現金があまりに少ない(現時点でメイン口座には13万円しか入ってません)ので心配されますが、今の所困ったことはありません。ここ数年はずっとこんな感じの銀行口座状況ですが、支出と収入をしっかりコントロールできていれば全く不安はないですよ。
続いて銘柄ごとの含み損益です。冒頭の結果からわかるとおり、為替ヘッジなしの商品は軒並み下げました。一方、レバナスは為替ヘッジが効いていますから、この状況でプラス成長を遂げています。まあ、それ以前に赤字だらけなのをなんとかしてほしいところですが。
上記は”もし4000万円でFIREしていたら?”を計算してみたものです。計算は額面の給料を資産推移結果から引き算しています。今のところは下落相場に釣られて資産も減っていて、これではFIRE生活に不安を覚えそうな状況です。
これからの投資方針
名著「インデックス投資は勝者のゲーム」でインデックス投資の父John Bogle氏は、投資信託の運用成績は長期になるほど”コスト次第になる”というのを示しています。実際、リターン/リスクを計算すると、S&P500インデックスが最もすぐれるファンドだった、というのを言っているのです。どんなアクティブファンドも長期になってトレード回数が増えれば増えるほどサルのダーツ投げと変わらない運用になってしまうわけですから。
なので私はこれからも変わらず定期、分散、低コストを原点に据えて、自分のペースで投資を続けていきたいと思います。困ったときはともにインデックスの父の言葉を思い出しましょう!
結論:冴えない相場が続くけれど決して焦るな動じるな
長期投資では儲からずに焦らされているような期間が幾度となくやってきます。その度、他の投資手法がクローズアップされ、そちらになびいて大失敗する、というのもよくあるパターンなのは覚えておく必要があるでしょう。僕は人生においては色々とフラフラしてきましたが、投資においては考えに筋を通す自信があります。なので”ブレない”という評判をいただいてるわけです。
皆さんも投資を始めたときに色々と勉強して、何を買っていこうか?などというのは最初に決めたはずです。不安になったときこそ、その方針を思い出しましょう。
私自信ブレることは決してありません。いかなる暴落がきたとて、投資継続できる自信があります。
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投資を学ぶなら:資産運用ですごく勉強になる書籍
僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。
以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題、初めてだと30日無料キャンペーンもある)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。
この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。僕と同じく、初めて投資書籍を読まれる方にはこの本を最初にオススメします。
投資に関するネット記事は数あれど、最も有名で価値ある記事はコレなのでは?という記事の書籍版です。ぜひ投資書籍の2冊目に読んでほしい一冊としてピックアップしました。これを読むだけで本当に資産運用が完結する内容になっていて、僕も当時衝撃を受けました。もちろん書籍版の内容の本質はネット記事とほぼ同じですが、理論編がわかりやすく改定されていたり、読みやすくなっています。
インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。インデックス投資家の教養として読むべき本です。
これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。
この本はKindle Unlimitedの読み放題サービスで提供されていることが多いです。Kindle Unlimitedは初めてであれば30日無料体験が使えるので、それで読み切ってしまうのもいいかと思います。僕はそうしました。
これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。
これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。
2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。
米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。
僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。
上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。
インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。
ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。
本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。
かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。
社会保険料がホットな話題として挙げられることが増えました。本書はその社会保険料の節約として最も有名な「マイクロ法人スキーム」のきっかけになった名著です。いま巷で使われているマイクロ法人という言葉は、この書籍で初めて使われたと言われています。もしマイクロ法人設立に興味があれば、まずは最初のバイブルとして読破しておくべき一冊です。
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