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株式投資の勉強はしなくていい!勉強しなくても資産は増やせる理由

資産形成&節約
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みなさん、株式投資について日々勉強をしていますか?僕は現在、株式投資の勉強を全くしておりません。一時期、熱心に本を読み漁ったりしていたのですが、今は「基礎の基礎だけわかっていればいい」と思うようになりました。

ほんの基礎的なことしか知らない僕でも、資産総額5000万円を突破して堅実に資産が増やせています。一方で、いくら勉強しても損失を出してしまう方も少なからずいらっしゃるのです。

それは貴方の例であって、統計的には勉強したほうがリターンいいんでしょ?

と思われる方がいらっしゃるかもしれません。この記事ではなぜ僕が「株式投資の勉強はしなくていい」と考えるようになったか?について紹介したいと思います。

※誤解なきようにお伝えしておくと、株式投資の勉強を否定しているわけではありません。株式投資を生きがいとし、大きな投資を通じて社会貢献したいと考えるのであれば、それは有用な勉強になると思います。もちろん教養としてもそうです。僕が勉強しなくていいと思うのは、よくある会社員などが「お金が増えたらいいなー」くらいの意味で投資をする場合です。その程度の動機であれば株式投資の勉強に時間を費やさないほうがよいと思っています。

株式投資を知り尽くしたプロ集団 vs 市場平均 どちらが勝つ?

我々がもし株式投資の勉強を重ねたとして、行き着く先は「株式投資を知り尽くしたプロ」に漸近していくと予想されます。株式投資のプロというと所謂”アクティブファンドマネージャー”と呼んでいいでしょう。

アクティブファンドとは大和証券のサイトによると

運用会社ファンドマネジャーが独自の見通しや投資判断に基づいて、ベンチマーク以上の収益を目指すファンドのこと。

と表現されています。株式投資を知り尽くしたプロ集団が有望だと考える個別株に積極的に投資していくファンドです。つまりは投資を株式投資を専門的に学んだエリート集団のこと。

対義語として存在するのが”パッシブファンド”です。これは別名”インデックスファンド”とも呼ばれ、人間の意思や作戦を介在することなく、市場全体に分散させて投資するファンドを指します。何も考えずに買ってほったらかしにしてるだけなので”パッシブ”(受動的)と呼ぶんでしょうね。つまりは勉強しなくてもできる運用方法です。

この2種類のファンドを比較すれば、株式投資の勉強することが運用実績に影響を与えるかどうかがわかります。株式投資の勉強が有意義であればアクティブファンド>インデックスファンドになる確率が高くなるはずです。インデックスファンドは勉強しなくてもできる運用をしているわけですから。

そのアクティブファンドとインデックスファンドの成績を比較したデータがこちらです。

SPIVA Japan掲載のデータをグラフ化してみた。おおよそ50%以上に位置しており、インデックスを下回るアクティブファンドのほうが多いことを意味する

この数値は各年のアクティブファンドのうち、インデックスファンドの実績を下回ったものの確率を示しています。50%を超えるとインデックスファンドの勝ちという意味です。全体的に50%を上回っていて、プロ集団でも素人同然の運用に負けていることが一目瞭然。プロになれるほど勉強しても勝てる確率は上がらないのです。

これは客観的に見て株式投資の勉強は投資成績に影響を与えないことを意味します。勉強しても意味はありません。

もちろん、社会や経済の勉強としての意味はもちろんあると思っています。誤解なきように。

投資全般について勉強の意味はないのか?

上記は全て株式投資についての観点で述べました。株式投資においては勉強する意味は薄いと考えますが、一方で不動産投資などの人間の意思や物件を見極める力が必要な分野においては、勉強する意味は大いにあるでしょう。詐欺まがいの業者もたくさんいますからね。素人がゼロ勉で不動産投資に手を出したらカモにされて終了です。

その点、株式のインデックスファンドは詐欺に遭う心配はありません。運用方法も明確で、騙せる術がないからです。ある意味、インデックスファンドだけを対象にするなら株式投資は初心者向けとも言えるんでしょうね。勉強しなくていいし。

結論:稼ぎたいだけなら株式投資の勉強はしなくていい

個人投資家として社会に貢献していく大義がないのであれば、株式投資の勉強は不要です。ローソク足やらボリンジャーバンドでの分析やらPERやらPBRやら、色々とテクニックやファンダメンタル分析やら、そんなもんは考えなくていい。考えたところでインデックスファンドに勝てる確率は50%以下です。

そんなことに時間を使うより、もっと自分にとって大切なことに使ったほうがいいと思います。自分のスキルアップはもちろん、家族との時間や自分の発信など、人生においてお金より大事なことは山ほどあるからです。お金のことなんて忘れて自分の”今”を大切にした先に幸福な人生が待っている、そう思います。

まあ流石にインデックス投資をするにしても、複利の考え方や株式とは何か?くらいは知っておいたほうがいいとは思います。この辺の話は株の勉強ではなく数学とか社会科のレベルですが。下に紹介している平易な本を読んでおけば十分です。

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投資を学ぶなら:資産運用ですごく勉強になる書籍

僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。

以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題、初めてだと30日無料キャンペーンもある)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。

この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。僕と同じく、初めて投資書籍を読まれる方にはこの本を最初にオススメします。

投資に関するネット記事は数あれど、最も有名で価値ある記事はコレなのでは?という記事の書籍版です。ぜひ投資書籍の2冊目に読んでほしい一冊としてピックアップしました。これを読むだけで本当に資産運用が完結する内容になっていて、僕も当時衝撃を受けました。もちろん書籍版の内容の本質はネット記事とほぼ同じですが、理論編がわかりやすく改定されていたり、読みやすくなっています。

インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。インデックス投資家の教養として読むべき本です。

これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。

この本はKindle Unlimitedの読み放題サービスで提供されていることが多いです。Kindle Unlimitedは初めてであれば30日無料体験が使えるので、それで読み切ってしまうのもいいかと思います。僕はそうしました。

これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。

これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。

2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。

米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。

僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。

上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。

インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。

ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。

本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。

かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。

社会保険料がホットな話題として挙げられることが増えました。本書はその社会保険料の節約として最も有名な「マイクロ法人スキーム」のきっかけになった名著です。いま巷で使われているマイクロ法人という言葉は、この書籍で初めて使われたと言われています。もしマイクロ法人設立に興味があれば、まずは最初のバイブルとして読破しておくべき一冊です。

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