皆さん、最近の資産運用状況はいかがでしょうか?僕自身はすこぶる順調に増えてきている印象を持っています。
上のグラフは1557 S&P500 ETF(円建て)の1ヶ月の動きです。僕の印象はこの通りで、最後に少し失速したもののすこぶる順調に増えてきたのがわかります。月初はトランプ氏の再当選から始まり、S&P500自体が最高値更新を続けていますよね。
一方で上図は僕のこれまでの略歴です。今の状況でいうと、ついに目指していたSide FIRE生活に踏み切ってから5ヶ月目に相当します。
Side FIREに向けて準備した構想が上のとおりです。安定的な給料としてあった製造業サラリーマンの身分を失うのをどうカバーするか?が焦点になります。僕の場合は、サラリーマン時代から副業を軌道に乗せておき、独立とともに一部事業を法人成りさせて分離しました。これを活用して社会保険に最低等級で加入しながら、小規模企業共済やら青色専従者給与などの個人事業主の立場を活用して節税を強化する構想です。なんとか給料が減っても支出を減らしてやろう、という粘りですかね(笑)
ということを念頭においていただいた上で、さっそく資産集計結果を皆さんと共有していきましょう。この記事がこれから Side FIREを目指す方や米国株投資を始める方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。
退職から5ヶ月後も資産は順調に増加していく
上図は僕の最新の資産推移をまとめたものです。総資産、含み益ともに順調に右肩上がりで上昇しているのがわかります。総資産は先月目標に掲げていた1.5億円を軽やかに突破していきました。ちょうど2024年の年初に1億円に到達したので、そこから1年経たずに5000万円も増えたことになります。普通の金銭感覚だとどうかしてるペースですよね。これが複利のチカラです。
日毎まで詳細に分析した推移がこちら。この1ヶ月の上昇は前半のトランプ氏当選でもたらされたことがわかります。それ以降はヨコヨコの展開でしたね。
上図は最新のポートフォリオ。こちらは特に大きな変化はありません。ここ最近買っているのはS&P500投資信託のみです。今後も私自身が買うものは変わらない予定。妻はNASDAQ100を好んでいるところがあるので、来年も買うのかもしれません。
上図は各銘柄の損益変化を示しています。どの銘柄も上昇しているのがわかりますね。全面高の展開だったようです。基本的に僕が買っている銘柄においては動きを相殺するようなねらいのものはありません。なのでほとんどの場合は全面高か全面安の二択になるでしょう。
家計収支は健全さを保っている
上表は先月の家計収支のまとめです。サラリーマンの給料が断たれている状況なのですが、しっかりと副業と分配金でプラスの家計を保っています。生活費は33万円もかかってるので、良好な状況とは言えないですけどね。これはなんとか25万円付近までには持っていきたいところ。
なお収支は+73.6万円と大きな黒字に見えますが、実際にはそんなに余裕はありません。
というのも退職後の厳しい税金にいま直面しているからです。まずは所得税の予定納税が65.7万円控えていますし、年明けには住民税のラスト35.8万円を支払わねばなりません。さらにはその間には確定申告も控えているので、そこでの支払いも発生します。とにかく退職1年目はキャッシュがきつい、そう言われる理由がわかりますね。※まあ一般的にはこれらの住民税だけのことをいいますが
上図は副業収益の最新状況をまとめたもの。先月はここ最近の好調の流れをくんで、収益としても安定した数字をキープできました。とは言えもちろん常に数字は伸ばしたいものです。仕事をやめた今、このYouTubeの数字こそが僕自身の成果ですからね。お金のためというより、再生数の値こそが生きる意味くらいに重要視しています。思ったようには増えてくれませんが(笑)
資産管理法人の運用もすこぶる快調
上図は退職に向けて準備した僕の資産管理法人(ブログ事業つき)の運用状況です。この法人は投資で利益を出すのが目的ではなく、社会保険料削減が主目的になります。ただ法人運営には多少なりとも費用がかかるので、その費用を資産運用で賄おうという狙いです。
すなわち必要に応じて売却はするが評価額は減らない、という姿が理想になります。今のところは評価額も順調に増えており、初期の構想どおりに動いてくれていますね。さらにはブログ事業の好調もあり、今のところはこの先数ヶ月は売却する必要はなさそうです。
上の表は法人の資金収支です。今の法人はマイクロ法人ならぬナノ法人状態で、ほとんど費用がかかっていません。先月に続き今月も”その他経費”は0にしています。これは法人では積極的に節税することを目的にしていないためです。こうすることで法人の帳簿はものすごくシンプルになり、自分で決算やら申告する時にも楽になるのがねらい。
上図は法人のポートフォリオになります。これも個人側と基本的には同じで、フルインベストの状態を継続中です。
結論:今月も何がおこるかわからないけど Just Keep Buying
上図はS&P500の月ごとリターンを4つの視点で整理したものです。12月のデータを見てみると、全てのバーが上側になっていることから、比較的好調なのがわかりますね。特に今年は大統領選挙年ですから、右端のバーが相当するわけです。過去の例で見たらそこそこよかったんでしょう。
けれどもこれがホールドする全ての理由にあるわけではありません。我々インデックス投資家は「常に市場はどう動くかわからない」という視点に立って投資を進めていくべきです。過去のデータでこうだったから、はこの先の投資には基本的には通用しない、と言われています。
人間自身には今の状況が続いていく、と勝手に思ってしまうバイアスがあるそうです。できるだけ我々も凝り固まった思考にならぬよう、若い世代とも話をしていく必要がありますよね。
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投資を学ぶなら:資産運用ですごく勉強になる書籍
僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。
以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題、初めてだと30日無料キャンペーンもある)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。
この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。僕と同じく、初めて投資書籍を読まれる方にはこの本を最初にオススメします。
投資に関するネット記事は数あれど、最も有名で価値ある記事はコレなのでは?という記事の書籍版です。ぜひ投資書籍の2冊目に読んでほしい一冊としてピックアップしました。これを読むだけで本当に資産運用が完結する内容になっていて、僕も当時衝撃を受けました。もちろん書籍版の内容の本質はネット記事とほぼ同じですが、理論編がわかりやすく改定されていたり、読みやすくなっています。
インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。インデックス投資家の教養として読むべき本です。
これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。
この本はKindle Unlimitedの読み放題サービスで提供されていることが多いです。Kindle Unlimitedは初めてであれば30日無料体験が使えるので、それで読み切ってしまうのもいいかと思います。僕はそうしました。
これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。
これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。
2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。
米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。
僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。
上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。
インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。
ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。
本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。
かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。
社会保険料がホットな話題として挙げられることが増えました。本書はその社会保険料の節約として最も有名な「マイクロ法人スキーム」のきっかけになった名著です。いま巷で使われているマイクロ法人という言葉は、この書籍で初めて使われたと言われています。もしマイクロ法人設立に興味があれば、まずは最初のバイブルとして読破しておくべき一冊です。
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