みなさん、ニコンのカメラは好きですか?僕は一眼レフ時代からニコンを愛用しています。現在の愛機はZ6です。特にZマウントレンズの写りは最高に気に入ってますね。
そんなニコンファンたちの間では最近Z9の話題でもちきりです。ニコンが本気を出して開発したフラッグシップミラーレス。今までボディでSONYとCanonの後塵を拝してきた悔しい思いを、ここで晴らしてほしいとニコ爺たちは願っています。
本日、10/28についにニコンZ9が正式発表されました。今回はその内容について、僕がニコンZ9のスペックでいいなーと思ったところ、残念だなーと思ったところを正直に語らせてください。
ニコンZ9の良かったところ
AFエリアモードをカスタムボタンに割り当てられる!
いきなりフラグシップに求める内容にしてはしょぼくてすみませんw 僕にとってのZ6の最大の不満点は「瞳AFが使いにくい」ことです。もう少し具体的に書くと、Z6の瞳AFはオートエリアAFでしか使えません。普段はダイナミックAFを使っていて、咄嗟に瞳に合わせたいときにいちいちAFエリアモードを切り替えないといけなかったのです。これでは間に合いません。
今回FnボタンにAFエリアモードを割り当てられるようになったので、ここにオートエリアAFを割り当てておけば、いつでも瞳AFに切り替えられます。これは便利!
ちなみに他社はすでに同様の機能が実装されています。ここはやっと追いつきましたね。
凄すぎるAF
ティザー動画でもAFの食いつきが凄いのと、ヌルヌルと追従することに驚かされました。スポーツ撮影は幼稚園の運動会くらいの僕には完全に無用の長物ですが、使ってみたいAFです。
さらにオートエリアAFでは色々な被写体を認識するらしいです。電車とか飛行機とかまであって凄いw 電車と人が混じってたりするとどうなるでしょうか?イライラさせない機能だとうれしいですが・・・その場合はふつうのシングルポイントAFでも使ったほうがいいかもしれません。
残念だった点
4軸チルトで自撮りできない
自由自在に動きそうな4軸チルトモニターですが、どうやら自撮りできないようです。公式サイトに以下の記述があります。
アングルの自由度が高い、ニコン初の縦横4軸チルト式画像モニター【NEW】
ニコンのフラッグシップカメラでは、これまでも横位置撮影と同様に縦位置撮影でも快適性を追求してきました。Z 9は画像モニターに4軸のチルト機構を採用。横位置では画面を上90度、下43度、縦位置では上90度、下23度傾けることができるため、多彩なアングルから撮影可能です。
縦位置での静止画撮影時には、画像モニターと電子ビューファインダー内の情報表示類が縦位置表示になるため、設定確認も簡単です。
最大でも90度までの傾きなので、自撮りするのは難しそう。動画性能を謳うのであれば、自撮り機能は入れてほしかったですね。まあこのごついカメラで自撮りする人は少ないでしょうから、懸命な判断だとは思います。
めちゃくちゃ重い1300g超え
過去にD850とD6を比較した結果から1150gくらいではないかと予想していたのですが、それを大幅に上回る1340gという巨漢でした。さすがに重すぎるなぁ・・・。
ペンタプリズムもないし、ミラーもない。おまけにシャッターもないのに何でこんなに重いんでしょうか?8K30Pを1hr20min回していたのでバッテリーを多く積んでるのかもしれませんが、真相はわかりません。
以前に僕が予想したZ9スペックについては以下の記事をご覧ください。
結論:Z9はひさびさにニコンのカメラが主役になった
僕の視点はフラグシップを語るには低すぎます。このカメラはサンデーカメラマンのニコ爺には語りきれない凄さです。シャッターレス、4軸チルト、Real-Live Viewfinder、は特にすごすぎる。そして70万円という価格も他社よりは随分安く出してきました。さすが俺たちのニコン!
と言ってもこのカメラはかなりの高額商品ですから、バカ売れはしないでしょう。このフラグシップの機能を下位機種にもってきたときが本当の勝負のときです。ニコンはどの機能を下位機種に移植してくるでしょうか?僕の予想ではカスタムボタンにAFエリアモード割り当てはやってくれるはずと思ってます。シャッターレスは積層センサが前提だから下位機種には厳しいかな・・・・。