Nikon純正現像ソフト NX-Studio が遂にApple Siliconにネイティブ対応!ヘビーユーザーが出来栄えをレビューする

カメラと写真
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皆さんには趣味はありますか?僕は楽器やらガジェットやら数多くの趣味を広く薄くやっている欲張りですw その中のひとつに”写真とカメラ”があります。

ぼく自身はNikon初のフルサイズミラーレスカメラ Z6 を愛用していて、コイツで子どもたちを撮影したり、出かけ先の風景なんかを切り取るのが好きです。すでに絶版?の旧型機なんですが、とても使いやすくて気に入ってます。

まぎれもない銘機 Z6

一般的に趣味で一眼カメラを使う人は何らかのRAW現像ソフト(画像をJPEGなどに圧縮する前の生ファイルを扱うソフト)を使用していることが多いです。僕はケチなのもあってNikonのNX-Studioというソフトを愛用しています。これが無料で使えるなんて、もの凄くNikonは太っ腹ですよね!

けれども僕にはひとつだけ不満がありました。それがこのNX-StudioはApple Silicon搭載のMacにネイティブで対応していないことです。基本的にIntel製のCPU用のソフトとして作られていて、M1 Macなどではエミュレータ上で動いているようなそんな扱い。これでは我が愛機のM1 Macの性能を使いこなせていません。

この愛機 M1 MacBook Airの性能を引き出してほしい

そしてそれが原因なのかわかりませんが、NX Studioの動作の重さが非常に不満でした。ソフトを立ち上げてからまともに使えるようになるまでに数分かかりますし、RAWファイルをいじる時も反応がワンテンポ以上遅れるもっさり感がすごかったのです。

ぼく
ぼく

これはさすがになんとかしてほしいなぁ…

と思っていたところで、先日 NX Studioのアップデートを確認したら、なんとApple Siliconにネイティブ対応とあるではないですか!これは期待せざるを得ません。

というわけで、さっそくインストールして使ってみたので、その挙動をレビューしたいと思います。この記事がこれからRAW現像にチャレンジしようという方の参考になればそれ以上にうれしいことはありません。

Ver. 1.3.1 以上からApple Siliconにネイティブ対応!

とりあえずは公式サイトの情報から、本当にApple Siliconに対応しているのかを確認してみましょう。

最新のアップデートは2023年の1月19日のもの
動作環境を確認すると、ちゃんとネイティブで動作するとあります!

ちなみにその他の修正内容は上のとおり。macOS Venturaにも正式対応してようですね。まあ今までのNX Studioも動いてはいましたが。

さっそくインストールして使ってみよう

というわけで嬉々としてインストールしてみることにします。アップデートは非常に簡単。迷うことは一切ありません。

プログラムファイルをダウンロードして開くとこんなメニューが表示されます。迷うことなくアップデートをクリック

アップデートは特になにも困ることなく完了しました。無事にネイティブ対応しているかを確認してみましょう。

アプリの実行ファイルの情報を確認すると、ちゃんと「アプリケーション(Universal)」と表示されてます!これこそがApple Siliconにネイティブ対応している証拠です。

ちなみにApple Siliconに対応していないアプリは上図のように「アプリケーション(intel)」と表示されます。最近は普段使いするアプリはほぼ全て対応済みですね。

使ってみた感想はどうか?

ではさっそく立ち上げてみましょう。

まず立ち上げるといつも上図のようにがんばって画像ファイルを読み込む時間がかかります。正直、ここでスッと使えるようになることを期待していましたが、体感できるほどに差は感じませんでした(泣)Apple Siliconに対応したとは言え、劇的に変化することはないようです。

軽くRAWデータをいじってみました。若干は動作が軽くなったかな?という気はします。プラシーボ効果かと言われればそうかもしれません。それくらいの微妙な差です。

NX Studioは元から動作が重かったのですが、その印象は残念ながらApple Silicon対応でも払拭されていないですね。クリックして別の画像を表示したり、色を編集したりするたびにワンテンポ遅れて反応します。サクサクっとした動きを期待していましたが、それは無理な願いだったようです。ちょっとがっかりかな。

もちろんタダでソフトを使わせていただいているので、それ自体には大感謝なんです。期待しすぎですね。

結論:Apple Siliconに対応したけど体感できるほどの差は感じられない

というわけで期待しすぎたのもありましたが、結果は残念ながら劇的に改善してるとは言えないものでした。この大きなアップデートで違いを感じられなかったのですから、今後劇的に改善することはないと思います。他のソフト(Lightroomなど)がどれくらい重いのかはわかりませんが、可能ならもう少し動作が軽いとうれしいですね。

それは今後のNX Studioの進化とApple Siliconの進化に期待するとしましょう。

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