米国株に7600万円投資したらこうなった【2024年10月資産推移】

資産形成&節約
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皆さん、資産運用の状況はいかがでしょうか?毎年不調な時期にあたる9月もしっかりホールドされた方が多いのではないかと思っています。もちろん僕もいつもどおり淡々と買うだけの投資を続けてきました。

円建てETFはドル円に翻弄させたU字カーブ

上図は円建てのS&P500 ETFの1ヶ月チャートです。きれいなU字カーブで終わりましたね。月初はドル建ての米国株自体が下がり洗礼を受けましたが、しっかり回復して最高値を更新してきました。最後の下落は皆さんご存知のとおり総裁選のゴタゴタ要因です。

ドル建てS&P500はどんどん最高値を更新していきました

というのを予習した上で今月も資産推移レポートに移っていきたいと思います。この記事がこれから米国株投資を始める方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。

退職金ブーストのおかげで総資産は最高圏内に復帰

上図は2020年12月からの総資産と含み益の推移です。前月比で総資産が+297万円、含み益が+148万円とそこそこの成績だったのがわかります。総資産は最高圏に入っていますが、これは前述のとおり僕は退職したばかりで少ないながらも退職金をもらったのが要因です。なので運用自体ではまだ7月最高値圏には戻っていないことになります。もちろん下落時にも入金を継続した分が回復に寄与しているのは言うまでもありません。

上図は現在のポートフォリオです。とくに変わり映えはありません。ここ最近は以前から繰り返し述べているとおり退職後の税金払いに備えて現金を蓄えています。そのため以前のように月100万円を超えるような投資ペースは無理ですし、そもそも退職したので給料分キャッシュフローが弱体化しました。僕も資産形成期は卒業ってことにしています。

上図は含み損益の変化です。全体的にヨコヨコですが、為替の影響がなかったレバナスが全体のプラス化に貢献してくれました。一番流行っていた2022年以来、為替ヘッジが仕事してくれる場面はほぼありませんでしたが、ようやく仕事をしてくれましたね。もし円高株高のシーンがまた来たら、きっと活躍してくれることでしょう。

SideFIRE後の家計収支は今のところ健全

家計収支は上記のとおりです。今月もいろいろイベントがあって、とっ散らかってます(笑)まずは収入で大きいのはCB退職金が振り込まれたことですかね。この存在を元々知らなかったので、これは大きな助けになっています。さらには分配金が25.8万円も振り込まれました。最近はETFを購入していないので、ずっと前に買ったETFがインカムをくれてるわけですね。増配が進んで今では心強い収入となってくれました。僕自身はアンチ高配当ですが、まあ今のようにキャッシュが欲しい時にはありがたく感じられるのは事実です。

一方で今週は生活費もそこそこ優秀でした。目標の25万円を切るところまでは行けませんでしたが、上々の出来でしょう。あとは僕が運営しているマイクロ法人も初決算を終えたので法人税を支払っています。法人は投資行為も完了しているので、あとはほんとに放置するだけの存在です。

ただこの9月は結構カードでの出費がかさみました。なので来月の家計収支は荒れそうです(笑)具体的には「コストコでタイヤ交換やってみたい」というコストコ初心者あるあるを発動してタイヤ交換をして45000円。僕が動画撮影で動けない日に妻と子ども(鉄道オタク含む)たちが白山にある車両基地に旅行したりしたからです。動画休んででも行きたかったですけどね、妻が気を利かせて3人で応募してましたorz

そういうわけで今月は慎ましやかに生活していこうと心に決めています。低コストの趣味を探求するのも楽しいですよね。先月は愛知県にある鳳来寺山や本宮山に登ってきました。今月も低山登山をしたり、ガーデニングや筋トレ、楽器練習などの金がかからない趣味に興じていこうと思います。

最近買った本(まだ読んでない)

ちなみに最近投資本を読んでいなかったので、視聴者さんに紹介してもらった本を買いました。こういうの好きなんですよね。素人が市場を予測して投資したくなった時にとても効果的です。最前線のプロのレベルを知るたびに、我々が見通しを語ることがバカらしく思えてきます。投資に対する謙虚な気持ちをマインドセットしてくれるのでおすすめ。

SideFIRE後の個人事業(YouTubeほか)の状況

ぼくは最近流行りの個人事業主+マイクロ法人という二刀流で事業を営んでいます。そのうち個人事業主に相当するのがYouTubeとXです。この2つの収入を個人事業とし、ブログやamazonアフィリエイトなどの僅かばかりの収入を得る事業を法人での業務に当てています。なので退職後の現在はこれらの合計収益が実質的な手取り前月収に相当するものです。

上図は僕が副業を始めたころからの事業収益の推移になります。これを見てもわかるとおり、ここ最近は不調が続いていて辛いところです。収益はひさしぶりに100万円を切ってしまいました。僕のSideFIRE後の目標金額は10万円/月なので何も問題ないのですが、それでも数値が下がってしまうことはとても悔しい思いです。

いろいろ試行錯誤しながらも反応が芳しくなかったり、そういう悪循環に入ってた部分も感じています。いまいちどYouTuberとしてチャンネルを伸ばしていけるよう、もうひとがんばりしたいですね。

あとは本格的になってきた税払いにも対応を始めました。来月のカード引き落としがやばいことになっています(笑)まあそのおかげでポイントだけで1.6万円ももらえました。やってよかったと思ったので、税払いが控えている方は以下の記事もご参照ください。

マイクロ法人の運用状況

上の図はマイクロ法人の資産推移を示すものです。狙いとしては700万円前後の残高をキープして、経費を定期売却で補っていく構想。今のところ含み損なので構想どおりではありません(笑)まあまだ始まったばかり、これからが大事でしょう。

上の表はマイクロ法人版の収支です。投資行為も先月で終えたので、ほとんど何も動いてません。初決算分の税金がかかってるので出費が大きいですが、これは毎月かかるものではないのでまあいいでしょう。気になっているのは税理士費用ですね。正直、この薄っぺらい記帳の法人に税理士まで必要とは思えなくなってきました。税務調査が入ったとて、売上がショボすぎて節税なんてしてませんしね。トラブっても被害が大きく無いのは明らかです。ここはもう少し悩もうと思います。決算だけ税理士に以来するのもいいかもしれない。「Powered by ◯◯」って動画に貼るから誰かタダでやってくれないかな、記帳が薄くてラクな決算業務だし(笑)メッセージはこちらから受付中。

ちなみに法人経営者としてやってることですが、事業を除けば1日30秒くらいです(笑)こまめに記帳しないと困るということは気がついたので、それだけ毎日やってます。けどほとんど何も記入することはありませんね。あとは社会保険を毎月支払うだけです。これも年末までには住信SBI銀行(ぼくが使ってる法人口座)が社会保険料の口座振替に対応すると言われているので、記帳まで含めて自動化できるでしょう。ほんとにやることないんですよね。我ながらいい状態に持っていくことができました。

投資行為の振り返り

上図は今月の投資行為です。基本的に定期つみたてしかやっていません。分配金の端数だったり、妻や子どもの口座の分の分配金をわずかばかり再投資しただけです。とにかく今は税払いを乗り切ることだけに集中しています。

iDeCoと小規模企業共済も無事にスタートしました。後者は初月に3ヶ月分引き落とされるので注意が必要です。今後は月7万円ずつ積立てていくことになります。

上図は先月にもらった分配金の内訳を示すものです。僕の所有する全てのETFが分配金をくれる月なので、最も多くインカムが得られる時期になっています。1557 S&P500 ETF、1655 S&P500 ETF、1545 NASDAQ100 ETF、それぞれが分配金を出してくれました。合計で25.9万円です。ありがたくこれも税払いに当てていこうと思っています。再投資するともったいないですもんね、それこそ税的に。

結論:含み益はまだまだ回復してないがじっくり待とう

ということで先月は不調の月と言われながらも何事もなく通過していったのがわかるかと思います。結局はアノマリーなんてのは偶然でしかなくて、たった数十年の少ないサンプル数で語ったところで再現性には乏しいということです。見る分には面白いんですが、投資行為に反映させることはおすすめできません。やっぱりじっと待つのがいいんじゃないかなと思います。

上図は各月のS&P500のパフォーマンスをまとめたものです。次の10月はそこそこのリターンがありましたが、リスクが大きいのも特徴でしょうか。ひょっとしたら値動きが激しくなるかもしれません。けれどもこれもまた前述のとおり。少ないサンプルで語っても深い意味を持ちません。過去こうだった、と知っておくくらいでいいでしょう。

今月も僕は Just Keep Buyingで進んでいく予定です。ぜひ皆さんも航路を守って、淡々と投資を続けていきましょう!含み益が戻るまで粘っていきたいですね。

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おすすめ:資産運用ですごく勉強になる書籍

僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。

以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題、初めてだと30日無料キャンペーンもある)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。

この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。僕と同じく、初めて投資書籍を読まれる方にはこの本を最初にオススメします。

投資に関するネット記事は数あれど、最も有名で価値ある記事はコレなのでは?という記事の書籍版です。ぜひ投資書籍の2冊目に読んでほしい一冊としてピックアップしました。これを読むだけで本当に資産運用が完結する内容になっていて、僕も当時衝撃を受けました。もちろん書籍版の内容の本質はネット記事とほぼ同じですが、理論編がわかりやすく改定されていたり、読みやすくなっています。

インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。インデックス投資家の教養として読むべき本です。

これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。

この本はKindle Unlimitedの読み放題サービスで提供されていることが多いです。Kindle Unlimitedは初めてであれば30日無料体験が使えるので、それで読み切ってしまうのもいいかと思います。僕はそうしました。

これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。

これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。

2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。

米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。

僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。

上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。

インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。

ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。

本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。

かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。

社会保険料がホットな話題として挙げられることが増えました。本書はその社会保険料の節約として最も有名な「マイクロ法人スキーム」のきっかけになった名著です。いま巷で使われているマイクロ法人という言葉は、この書籍で初めて使われたと言われています。もしマイクロ法人設立に興味があれば、まずは最初のバイブルとして読破しておくべき一冊です。

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