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【FIRE生活スタート】米国株を7500万円全力買いした結果【24年9月資産推移】

資産形成&節約
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突然ですが皆様、ぼくは先日勤めていた会社を計画通りに思い切って退職しました。とくにめでたいわけではありませんが、これから生活が一変することと思います。当然ながら当ブログのメインテーマであるお金の面でも状況は激変していくでしょう。

かねてから計画していた退職をついに実行に移しました

退職に向けて準備してきた「マイクロ法人」や、その法人での資産運用の原資として期待していた「退職金」など、今のところは想定どおりに物事が動いています。問題なく社会保険証も届き、最低ランクの支払いで社会保険にも加入できました。企業DCの資産もiDeCoへの移換が完了しています。退職とともに下落が直撃した株式相場のタイミング以外は今のところは盤石です(笑)

退職金、iDeCoへの移換、マイクロ法人での社会保険加入など、想定していた準備は盤石です

というのを念頭に置いた上でこの先の資産推移を見ていただくと面白いかと思います。特に定期的かつ安定した収入源を断たれるために、「余剰資金とは何か?」が今の注目点ですかね。投資方針にも少しだけ影響を与えています。

上記はS&P500の円建てETFの1ヶ月チャートです。大きく下がり始めた途中からのグラフなのでイメージと異なるかもしれませんが、1ヶ月推移では少しプラスなんですね

一方で年初来チャートはこんな感じ。7月の最高値からは下がったままの状態が続いています。この下がってきたところからSide FIRE生活をスタートするわけですから、正直運は悪いですよね(笑)。せっかく退職金を投入しても資産が最高値を超えることはなさそうだと容易に想像されます。

ということで前置きが長くなりましたが、今月も資産推移をまとめてきましたのでシェアしたいと思います。この記事がこれから米国株投資を始める方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。

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せっかくの退職金も資産変動に埋もれる

上図が最新の資産推移を示したものです。総資産では先月比プラスになっていますが、運用益がマイナスになっているのがわかると思います。これは「資産運用はマイナスだったが入金でプラスになった」という意味で、実質的には2ヶ月連続のマイナス推移だったということです。退職金を投入しても7月の高値には到達していません。14年働いた会社の退職金が資産変動に隠れるレベルかと思うとちょっと悲しくなりますね。まあ定年までいかないと退職金って多くないのがよくわかります、他社は知らないけども。

上図は最新のポートフォリオ。赤字で書いてあるのは現在も買付を続けている資産になります。大きく代わり映えはしていません。退職にあたっては企業DCで保有していた野村先進国株式とiShares S&P500をiDeCoに移換しています。これらの資金は全て楽天S&P500にスイッチングしました。

移換する年金には我が社の場合は企業型DCとCB(確定給付年金DBみたいなの)があり、それを選択することができます。前述のとおりDCはiDeCoに移換し、CBは一時金として受けとることにしました。CBをiDeCoに移換することもできますが、僕のように退職金が少ない場合は退職所得控除内で受け取ったほうが得でしょうね。これをNISAへの資金にできれば税金フリーで投資が完結しますし。なお僕の場合は後述しますがキャッシュ不足になりそうなので、いったん貯金する予定です(らしくないかもですが)。

上図は各銘柄の含み損益です。前述のとおり総資産としては増えましたが運用がうまくいったわけではありません。そのために損益はほぼ全てがマイナスで推移しているのがわかります。ここ最近の下げは為替によるものだったので、為替ヘッジが効いたレバレッジ系ファンドは少しプラスでした。この数年で初めて為替ヘッジが仕事をしてくれた気がしますね(笑)

税金支払いに備えてキャッシュを厚めに準備開始

上図は今月の家計収支のまとめです。退職金のほかに最後の給料もあり、自分史上最高額の収入だったかもしれません。一方で投資方針は変わらず、余剰資金は一括買いで即座に投入しました。今回の臨時収入は全て法人向けに投入されたので、法人での投資額がえらいことになってます(笑)

そして収支の合計がプラス50万円になっているところもSideFIREを受けての舵取りです。というのも、巷でもよく聞くと思いますが、退職1年目の税払い(+社会保険料)は凄まじいことになります。主には給与から天引されていた住民税を直接支払わないといけなくなるためです。

上記は僕の場合の住民税ですが、副業でも多くの税払いを食らった上に給与天引き分を61.4万円も支払わないといけません。住民税だけで月あたり8.7万円を確保する必要があります。それに加えて所得税の予定納税(本年分の所得税の前払いみたいなの)も控えていて、これも月あたり16.4万円の請求がきていました。これは減額申請もできるのですが、まあ結局は払うか還付されることになるので放置しています。これで月25万円の貯金が必要になるのです

あとは小規模企業共済や青色専従者給与、iDeCoなどの投資金額も含めると40万/月以上のプールが結局必要なんですよね。ということで収入が減ることもあり、今のうちに50万円を確保しました。この先も40万以上を目標に確保して税払いに備えていくつもりです。無理な場合はもちろん資産から取り崩しをしますよ

余談ではありますがキャッシュ不足に陥りそうな僕に朗報がありました。それは児童手当の所得制限・所得上限撤廃です。というのも僕自身は数ヶ月前に所得上限にひっかかり、児童手当の支給が止められてしまってました。それがこの度10月からは制限がなくなるために、月2万円ずつもらえることになったのです。これは今からSide FIRE生活に入る身としてはものすごくありがたい援護射撃になります。

僕のように上限にひっかかって特例給付も受けられなくなっている人は再度申請が必要になります。僕はすでに市役所に行って手続きを終えました。もし読者のみなさまで対象になっている方がいれば手続きをお忘れなく。

投資の基本方針はそのままにSide FIRE後仕様に微修正

上記は今後の僕の買付方針です。Side FIRE後でも基本的な方針は変わっていません。余剰資金はすぐに投入するのがいいと思っています。けれども、収入源が断たれた中では「余剰資金」という抽象的な概念を再考せねばなりません。今までの安定かつ定額の収入はどこにもなく、あるのは不安定なYouTubeやブログでの収益のみです。こういう場合の余剰資金とはどうすべきか?について答えが出せていません。

いったんは積極的な追加投資は見送りながら、地獄の税払いを乗り切りたいと今は考えました。来年の5月で給料分の住民税が払い終わるのでそこまでですかね。そのころには余剰資金の感覚もつかめていることと思います。

ただ上記のとおり毎月の定期つみたて設定だけは止めません。これらは基本的に節税に繋がるものだけを残しています。この積立てを維持しながら資金がショートした場合は特定口座から売却するわけです。そうすることによって擬似的に特定口座の資金がNISAやらiDeCo、小規模企業共済に移動してることになります。つまりは節税に勝手になるということですね。我ながらシンプルでいいと思ってます。

マイクロ法人の運用状況

同じくマイクロ法人の運用状況も見ていきましょう。

上記は法人の資産推移になります。7月中盤の最悪のタイミングで多めに購入していることにより、損益はマイナスで推移しています。そこに今月は退職金を含めて300万円を超える追加投資をしました。元々の計画が総資産700万円くらいだったので、計画どおりに法人を立ち上げられたと言えるでしょう。

今後はこの法人には追加投資は基本的にやりません。法人運営で不足した分の金額を淡々と売却して穴埋めしていきます。うまく行けば社会保険料と役員報酬、税理士報酬(ほかの法人運営コスト)の合計が運用益と釣り合って、金を生み出し続けるマネーマシンになるはずです(笑)そんなにうまくいくかはわからないけどね。コミコミおおよそ9%程度の年率リターンで釣り合うような設計にしました。どうなるか楽しみです。

法人のポートフォリオは上記のとおり。個人とは全く違ってものすごくシンプルなポートフォリオにしてあります。これで何を売るかの迷いもなくなるのでいいかなと思って。事業の現金として10万円くらいをキープするように、今後は定期売却を続けていく予定です。

法人の収支はこんな感じ。ついに社会保険に加入したので、役員報酬が発生しています。ここから個人の社会保険料を差っ引いて僕の個人口座に振り込むわけです。これを毎月やっていきます。

また今月は経費が多めにかかっていますが、これはマネーフォワードの料金を年払いしたのが効いてます。今後はかなり低額の費用に抑えられるはず。

実際に社会保険料は初の請求がきました。それが上の図です。しっかり狙いどおり最低ランクの費用で社会保険に加入できており、年間で約26万円に抑えられました。これはサラリーマン時代にくらっていた社会保険の1/5くらいになってるということです。改めて社会保険料削減の絶大な効果がわかりますね。

逆にいうとこのマイクロ法人を立てていなければ、住民税の支払いの他に巨額の社会保険料も請求されていた可能性があるということです。国保でも所得が多ければやばかったでしょうね。マイクロ法人設立は結構たいへんだったのですが、これはほんとうにほんとうにトライしてよかったと心から思います。

結論:肝心のSide FIRE生活は気楽でとても良い

上記は僕の退職前後のスケジュールをざっくり書いたものです。サラリーマン時代はほんとうに忙しくしてました。YouTubeやブログを書きながら本業の仕事をやるのは正直無理があったかもしれません。睡眠時間は少し短めだし、仕事から帰宅したら次は副業の仕事です。本業の仕事に行くまでの通勤時間もずっと動画の企画を練っていました。とにかく余裕がなかったように思います

当然ながら退職後は12.5hrが浮くわけですから、スケジュールにも余裕が生まれます。とくに副業はサラリーマン時代に生産性を突き詰めてたのが効きました。副業にあてる時間を増やすことなくYouTubeやブログが成立しています。なので自由時間が格段に増えて、人間らしい生活ができるようになりました(笑)

ここに至るまでの忙しすぎる生活では、子どもと十分に遊んでやれなかったのを悔やんでいます。必然的に妻に負担がかかり、外でアクティブに遊んだりスポーツに打ち込んだりする時間が他の家庭と比較して少なかったかもしれません。我が子はその影響なのかわかりませんが、なんか体を動かすのが苦手っぽいんですよね。

なのでそれを取り戻すべく、毎日子どもとサッカー練習をするのがSide FIRE生活後のいちばんの日課になっています。思うように上達してくれるものではありませんが、楽しく体を動かすことは気持ちいいですよね。それに我が子が大きくなったときに、毎日父ちゃんとサッカー練習していたのは確実に記憶に残るでしょう。いい思い出として残るかはわかりませんが。

僕自身は他の発信者のようにキラキラしたSide FIRE生活を送ることはないと思います。こういう生活を推奨することもありません。まぶしすぎる生活ってなんか胡散臭いですよね(笑)そもそもそういう風になりたくないです。今後もリアルで脚色のないSide FIRE生活を伝えていくつもり。ぜひ見に来てくださいね!

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投資を学ぶなら:資産運用ですごく勉強になる書籍

僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。

以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題、初めてだと30日無料キャンペーンもある)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。

この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。僕と同じく、初めて投資書籍を読まれる方にはこの本を最初にオススメします。

投資に関するネット記事は数あれど、最も有名で価値ある記事はコレなのでは?という記事の書籍版です。ぜひ投資書籍の2冊目に読んでほしい一冊としてピックアップしました。これを読むだけで本当に資産運用が完結する内容になっていて、僕も当時衝撃を受けました。もちろん書籍版の内容の本質はネット記事とほぼ同じですが、理論編がわかりやすく改定されていたり、読みやすくなっています。

インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。インデックス投資家の教養として読むべき本です。

これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。

この本はKindle Unlimitedの読み放題サービスで提供されていることが多いです。Kindle Unlimitedは初めてであれば30日無料体験が使えるので、それで読み切ってしまうのもいいかと思います。僕はそうしました。

これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。

これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。

2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。

米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。

僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。

上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。

インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。

ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。

本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。

かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。

社会保険料がホットな話題として挙げられることが増えました。本書はその社会保険料の節約として最も有名な「マイクロ法人スキーム」のきっかけになった名著です。いま巷で使われているマイクロ法人という言葉は、この書籍で初めて使われたと言われています。もしマイクロ法人設立に興味があれば、まずは最初のバイブルとして読破しておくべき一冊です。

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