真空断熱タンブラーはフタ付きに限る! サーモス JDP-300が最高によかった件

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みなさん、コーヒーは好きですか?ぼくは大好きで、毎日手動ミル&ハンドドリップでコーヒーを楽しんでいます。一日一杯と決めているのですが、その一杯が毎日楽しみでなりません。

そんなコーヒー好きの強い味方が真空断熱容器ですよね。あの保温性をもってすれば、いつでもアツアツのコーヒーが飲めるはず・・・。そう思っていた時期が僕にもありました。

以前にホットコーヒー用の小さめ真空断熱容器がほしいな〜と思ってサーモスの小さい真空マグカップを買ったのですが、こいつが中々の期待はずれでございました。以前に買ったそのマグカップについてはこちらの記事をどうぞ。

結局のところ、保温性が全く発揮されないんですよね。今回はなぜ保温性が発揮できないか?の原因とその対策として別のものを購入したので、その話を紹介しようと思います。この記事がコーヒー好きの誰かの参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。

真空断熱マグカップの問題点

温かいものようにフタがついていた

真空断熱マグカップには必ずフタが付属しているのをご存知でしょうか?これは温かい飲み物用に準備されているものです。なぜ温かい時用にだけフタが用意されているのでしょうか?

それはお湯が蒸気になる時に非常に大きなエネルギーを必要とするからです。そのエネルギーを”蒸発潜熱”と呼びます。以下の表を見ていただくとわかるように、水は他の物質と比べてもとてつもなく大きい蒸発潜熱をもつ物質なのです。

八光電熱ウェブサイトより引用。ものすごい蒸発潜熱です

これは水が水素結合という特殊で強い分子間力を持つ物質だからです。同じように水素結合をもつアンモニアもかなり大きな蒸発潜熱を有しているのがわかるかと思います。

この大きなエネルギーである蒸発潜熱はお湯から供給されるわけです。そうすれば必然的にお湯の温度は急速に下がっていくに決まってますよね。そのためにフタをして蒸気を閉じ込めて容器内の水蒸気分圧を保ち、蒸発できないようにしてやらないといけないのです。

言い換えればフタのない真空断熱容器はホットコーヒーには無力ということです。フタも合わせて準備しなくては効果がありません。

一方でマグカップスタイルだとこのフタはあまりにも不便で使い物になりません。飲むたびにフタをとって、飲み終わったらフタを閉じる。そんな面倒くさい動作はやってられません。開封後1日でフタは捨てました。

そしたら案の定ホットコーヒーには全くの無力ですぐに冷めるタダのコップに成り下がったのです。これでは当初の目的であったコーヒー用には使えず、冷たい飲み物専用になってしまいました。

リベンジとして購入したの JDP-300

そうした反省を活かし、次に買う時はフタを付けたまま飲めるものにしようと決めていました。いわゆるコンビニコーヒースタイルですね。それの真空断熱バージョンがあればいいなーと。そうして購入したのがこちら。

同じくサーモスのフタ付き真空断熱タンブラーです。これならフタを付けたままコーヒーを飲めるし、開閉の手間もコンビニコーヒーと変わらないのではと考えました。そして食洗機対応というのもうれしいポイント。

というわけで、購入した JDP-300 LB の開封の様子から、その使用感をご紹介していきましょう。

ちっちゃい箱でやってきました
説明書やアンケートが付属しています。読まずに捨てました
本体登場!ぶっといけどかわいいねぇ
仕上げは極めて美しいです
フタはパッキン付きです。はめ込むだけなので水筒のようには使えませんが、飲む分には漏れることはありません
フタの開閉の様子。軽い力でカンタンに開きます

少しだけ太いところが気になりますが、他はデザインも含めて好印象です。特にフタはパッキンが付いていて安心感もあるし、開閉が非常に楽で素晴らしい。気に入りました。

さっそくコーヒーでも飲んでみよう

これを開封したのは夜の10時ごろというコーヒーを飲むには不適切な時間ですが、どうしても使用感が気になり飲んでみることにしましたw その様子を写真で振り返っていきます。※あまり関係ないコーヒー淹れるシーン多めです

我が家は激安手動ミルです。丸4年使ってるけど全く不具合なし
いい感じに挽けた
ドリップの瞬間がコーヒーを淹れてて一番楽しいですよね〜
写真では伝わりにくいけど完成しましたw

さっそくコーヒーで使ってみて”圧倒的に保温力が違う”ことに驚きでした!頭ではわかっていたつもりだったけど、想像以上に蒸発潜熱の影響は大きく、コーヒーの温度は長時間キープされます。以前のマグカップだと最後少量になると冷たいくらいの温度になっていたのですが、こいつはそんな現象とも無縁です。最後の一口までけっこう温かさを保っていましたね。さすがに少しは冷めていましたが。

唯一の難点はコンビニコーヒーのパッケージと同じで、液面が見えないことです。特に熱湯注ぎたての一口目はどれくらい傾けたらコーヒーが出てくるのか予想がつきません。傾けすぎてやけどしないかビビリながら飲むことになります。ひと口飲めれば感覚がわかるんですけどね。そこまでがちょっと怖いです。

またamazonのレビューでは

パッキンのゴムくささでコーヒーの香りが楽しめない

という指摘がなされており気になってましたが、確かに最初のひと口目はゴムくささを感じます。ただ味オンチの僕の場合それは最初の最初だけでした。一回食洗機で洗った後だと、もうわかりません。そんな程度です。

結論:家でコーヒー飲むなら持っておいて損はない

最近株価が下落して節約強化中なので購入に際してすごく迷いました(ケチすぎすみませんw)。ただ、意を決して買ってよかったと思います。それくらい満足度の高い保温性能でした。

本当はもう少し小さい容量のものが欲しかったのですが、300mlが一番小さいサイズなんですよね。ぼくはコーヒーを130mlで淹れるので250mlくらいのサイズだとうれしかったな。もうちょいとサイズを細くなればベストです。

まあそうするとコーヒーにしか使いみち無くなりそうだから、設計的には300mlあたりが落とし所だったのでしょう。

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