お金を増やしたい人が行ってはいけない場所トップ3【独断&偏見】

資産形成&節約
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みなさん、資産形成は順調でしょうか?ぼくはここ最近好調な米国経済に引っ張られて、すこぶる好調に推移しています。そのレポートはこちらをご覧ください。

ぼくの資産形成が軌道に乗り始めた原点は”節約”です。限られた給料からの支出を徹底的に削ぎ落とし、生活基準を下げずに実現しています。

残念ながら世の中にはその節約を邪魔する人たちがいます。そして、その人たちはたいてい僕らが無知であるのをいいことに、割高なプランを勧めてくるのです。しかも、それらの仕組みは大して難しくありません。誰にでも理解できる話なのに難しく見せかけてお金をむしり取っていきます。

資産形成を目指すのであれば、まず最初にそういう人たちと関わらないようにするのが必要条件です。今回は僕が考える資産形成のために「行ってはいけない場所トップ3」をみなさんにご紹介したいと思います。

※なお、この記事は僕の私見や偏見を多分に含みますので、その旨ご理解ください。

行ってはいけない場所トップ3

というわけで、資産形成を目指す人が行くべきでない場所を紹介していきましょう。

1位 保険の窓口またはそれに準ずるところ

ファイナンシャルプランナーのイラスト(若者)

よくTVやラジオ、YouTubeのCMで「保険のことがわからないなら、まずは相談に行こう」というのを見たことありませんか?いわゆる「保険の窓口」と呼ばれる形態のものです。こういう場所には絶対に行ってはいけません。

というのも、そもそも「民間の保険はパチスロと同じ期待値マイナスのギャンブル」であることを理解しなくてはいけません。2人に1人はガンになるだとか、残された家族がだとか言って不安を煽り立て、保険サービスはそれに救いの手を差し伸べる救世主のように言ってきますが、本質はパチスロです。利用者の掛け金から保険会社の利益、従業員への給料などを差し引いて保険金に回すわけですから、期待値がプラスになるはずがありません。

彼らの「保険のことがわからないなら、まずは相談に行こう」というのは言い換えると「保険のことがわからないカモに高額契約を結ばせよう」ということです。さらには、そこにいるファイナンシャルプランナー(FP)が保険会社からキックバックをもらっていることが多々あるというのも事実。キックバックとはいわゆる成功報酬です。何も知らないカモをつれてきて保険を契約させ、成功報酬をもらうという仕組みですね。こんな場所には絶対行ってはいけません。

そのためには僕らは最低限保険については理解しておく必要があります。基本的には「他人に迷惑をかけない」ための保険にだけ加入しておけば十分です。僕が入っているのは弁護士費用特約だけつけた自動車保険、最小口数の生命保険、最小構成の地震保険、火災保険だけ。月々で4000円くらい。保険料が10000円超える場合は見直したほうがいいです。

※ただし、ぼくは住宅ローンの団体信用生命保険に強制加入させられているので、生命保険が少なめでも問題ないと考えてます。住宅ローンがないなら、生命保険は最小限よりは少しだけ積んでおくといいかも。

2位 携帯ショップ、および光回線や電気・ガスなどのインフラ系ショップ

携帯ショップのイラスト

保険会社同様、知識のないものを集めて高い契約を結ばせるのが「インフラ系ショップ」です。代表的なものがケータイショップですかね。こんなところでスマホの機種交換をしようものなら一生お金が貯まることはありません。

そもそもなぜケータイショップに行く必要があるのでしょうか?店頭で待たされ、よくわからない説明を聞かされ、じっくりと考える暇もなく契約プランを決めなくてはならないのです。極めて非効率的でしょう。

今の時代、端末はアップルストアやamazonなどで購入し、携帯キャリアからはSIMカードだけ契約するだけ。家から出ずに機種変更が当たり前です。その手続きさえ面倒くさいと言い訳して理解しようとしないのなら、資産形成なんて夢のまた夢。自助努力なしに資産が形成されるなんて運以外にはないです。運も大事ですけどね。

同じようなことが光回線のショップやら電気・ガスのショップやらでも行われています。こんなものは店舗に行かなくてもネットでぽちぽちやってれば済む話です。ネット専業であれば店舗の維持費用も不要ですから、必然的に安いプランを選べます。そして一回契約してしまえば、何ひとつ不自由なくお得な費用で維持できるのです。

ぼくの場合、インフラ系は携帯は楽天モバイルでタダ運用、光回線は楽天ひかりで1年タダ、電力会社は熊本電力(瀕死寸前)、ガスは中電ガスと契約しています。楽天モバイルと熊本電力は万人におすすめできる状態ではありませんが、他にも安い選択肢はまだまだあるのです。ほんのちょっとの努力で安さがずっと続く。そしてそれは店舗に行ってしまうと絶対に実現できない価格です。これらのインフラ系ショップには絶対に行かないでください。

3位 投資セミナーやサロン、不動産投資塾

説明会・セミナーのイラスト

僕は投資自体は社会に役立つ素晴らしい行為だと思いますし、日本人は投資に大して一方的な偏見が強すぎるとも思っています。一方で、大金が動く投資の世界には純粋な人を騙して金を貪りとるやつがいっぱいいるのも事実です。

そうした者が我々一般人との接触を図る入り口のひとつが「投資セミナー」の類です。必ず儲かるスキル教えます、こんなに儲かりました、などの甘い言葉で勧誘してきます。少し資産運用に興味があって、純粋に育ってきた人ほど騙されやすいのだそうです。騙されてしまうと大金を奪われてしまうので、被害は前述のケータイショップや保険の窓口の比ではありません。こんな悲劇的なことが起こっていいわけがありません。

ぼくは悲劇を防ぐために「投資行為に他人を介在させない」ことをポリシーとするのをおすすめしています。他人が介在しなければ、絶対に騙されることはありません。極めてシンプルなルールです。

今の時代、株式投資ならネット証券と契約してスマホをぽちぽちすれば1分で売買できるのです。その行為について誰も介在することはありません。全て自分の判断、責任で動かせます。他人のアドバイスを鵜呑みにするではなく、自分の大切なお金は自分で考えて投じるのです。そうすれば失敗した場合もきっと学びがありますし、次に活かすことができるでしょう。他人任せの投資で失敗しても何も学びはありません。

それに「儲け話は向こうからやってこない」という原則を必ず覚えておいてください。ほんとうに美味しい話があるのなら、他人に紹介せずに自分でやるはずです。他人であるぼくらに営業をかけてくるということは、ぼくらに不利な契約を押し付けようとしている裏返し。絶対に投資の誘いには乗ってはいけませんし、そうした危険が多く潜むセミナーには行かないことです。家でYouTubeでも見ていたほうがマシ。

結論:純粋無垢なぼくらを騙すやつらはいっぱいいる

保険の窓口やケータイショップが相手をするのは社会的弱者です。社会的弱者はそもそも生活が苦しく、お金に困っている人が多いのに、その方たちに追い打ちをかけるように高価な契約を押し付ける。こうした仕組みを目の当たりにするたび、残念な気持ちになってしまいます。もう少し、いい世の中にできないものだろうか・・・。

社会的弱者から抜け出すには、ほんの少しでいいから少しでも知識を得て自分でできることを増やさねばなりません。その最初の一歩が難しいんだと思います。うちの両親も相変わらずケータイショップで機種変更してきました。年配の方ほど難しいんでしょうね。

よりよい社会を実現するには、知識レベルの底上げが必要なのはわかりました。これらを実現するには何が必要なんでしょうか?ぼくが考えるに数学で培われる論理的思考力でしょうかね。それとネットリテラシかな。ネットリテラシがあって足し算引き算、期待値計算ができれば、まずケータイショップや保険の窓口には行かないと思います(たぶん)。

おまけ:資産運用おすすめ書籍

僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。

以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。Kindle Unlimitedは無料期間もたまにあります、いつかはわからないけど。

2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。

かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。

これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。

これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。

これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。

米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。

僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。

上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。

インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。

インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。

ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。

本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。

この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。

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