みなさん、電力自由化の恩恵は受けていますか?僕は超低価格の熊本電力と契約して恩恵を受けていましたが、その熊本電力は絶賛トラブル中です。詳しくは下の記事から経緯を追ってください。
先日、この熊本電力の旧経営陣である竹元一真氏が関与していると噂されている新興電力会社「サステナブルエナジー」がついに中電エリアでサービス開始するとのプレスリリースが出ました。
あの旧熊本電力の経営陣ですから、相当な低価格で攻めてきているに違いありません。
Fire(早期退職)を目指すケチ野郎としては見過ごせないなぁ
ということで、今回は中電エリアにおける熊本電力とサステナブルエナジーのどちらが安いのかを確かめてみなさんと共有したいと思います。
比較の前提
一般的な家庭を想定して、以下の条件で比較します。
- アンペア:50A
- 中部電力 従量電灯Bプラン相当
熊本電力の料金プランを振り返ってみる
まずは僕が現在契約中の熊本電力から見ていきましょう。価格は下記のとおり。※中電エリアです。
熊本電力の特徴は基本料金がタダで、使用量が多いと価格がぐっと下がってくるプランになっているところ。電気を多く使用する方に向いている料金体系です。
※熊本電力の300kWh〜が12.2%割引になってるのはたぶん誤植ですね、計算すると19.2%です。
サステナブルエナジーの中電エリア料金は?
次にプレスリリースで公開されたサステナブルエナジーの料金プランは以下のとおりです。
見比べてみると、ほぼ熊本電力と料金が同じです。違うのは〜120kWhの料金が若干サステナブルエナジーのほうが安いくらい。
熊本電力とサステナブルエナジーでどれくらいの費用差が出る?
見比べてみると若干サステナブルエナジーのほうが安いとわかりました。これを定量的に見積もってみましょう。
従量電灯B、50Aの契約をするような一般家庭であれば、月々120kWh以上は使用すると思われます。120kWh以上においては2社はたまたま、偶然、奇跡的に同価格です。ということは、年間での費用差は以下の式で算出されます。
120 [kWh] x (26.00 – 25.75 円/kWh) x 12ヶ月 = 360円
この360円を多いと見るか少ないと見るか?はご自身で考えてみてください。僕は熊本電力に残っていようと思います。理由は以下。
結論:年間360円差では現状熊本電力がお得
熊本電力は現在絶賛トラブル中でクレジットカード決済ができません。そのため、先方は苦肉の策で銀行振込にて料金を回収しており、自主的にその際の振り込み手数料分として500円分割り引いてくれています。
この決済トラブルはしばらく続きそうなので熊本電力は500円引きを継続するでしょう。銀行振込はめんどうですが500円も割り引いてくれるなら許せますし、それならサステナブルエナジーよりもずっと安くなります。僕は楽天銀行で手数料無料で振り込むようにしたので、500円まるまる割引きを受けられてるというわけ。例えば1年続くと仮定すると・・・
500円 x 12ヶ月 – 360円 = 5640円
も熊本電力がお得になります。というわけで僕は熊本電力に残ることにしました。電力会社なんて安ければ安いほうがいいに決まってるので魅力ではあります。もし熊本電力に魅力を感じられた方はこちらから検討してみてください。
まあ熊本電力はいつ倒産してもおかしくない状況なので、この割り引き状況が長続きはしないでしょうが・・・。