みなさん、定期的にiPhoneのバックアップとってますか?僕は2週間に1度くらいの頻度でとるようにしています。最近はケーブルで接続しなくてもMac上でぽちっとやるだけでバックアップできて便利ですよね。
我が家ではiPhoneのバックアップはQNAPのNAS(ファイルサーバ)にとるようにしています。Mac本体のストレージが256GBしかないし、バックアップのような目的ならば低速大容量のストレージが最適だと考えているからです。それについての記事はこちら。
そうして快適に使用していたのですが、ある時に何回もバックアップに失敗するトラブルに見舞われました。何度試みてもバックアップをとれません。そうこうしていると1ヶ月ほどバックアップとっていない生活が続いてしまいました。
これはそろそろ解決しないといけないなぁ・・・
と重い腰をあげて対策を考えたので、ここでシェアしたいと思います。この記事が同じ悩みをもつ誰かの役に立てば、それ以上に嬉しいことはありません。
バックアップが壊れている?とはどういう意味か
バックアップに失敗する際には以下のメッセージが表示されていました。
バックアップが壊れているため、iPhone をバックアップできませんでした。このiPhoneのバックアップを削除してからやり直してください。
このメッセージから推測するに、元々とっていたバックアップデータが壊れているものと思われます。それならと「バックアップを管理」ボタンを押して過去のバックアップを削除しようとすると・・・
過去のバックアップなんてありませんけど・・・
削除しようにも過去のバックアップが見つかりません。この時点でどうして良いかわからなくなりました。
問題はNASをマウントしたときの名前にある
僕のiPhoneは前述のとおりNASにバックアップをとるようにしています。そのため上記の問題はNASとの接続でトラブってるのではないかと考えられなくもない。
以前にもマウントしたNASの名前(僕の場合はdata)が勝手に変わって認識しなくなるトラブルがありました。それについての記事はこちら。
この問題は上記記事の対応でかなり改善するのですが、それでも時折data-1と言った名前でマウントされていることがあったのです。それを疑って、今回もNASの情報を確認してみると・・・
またdata-1って名前になってるではないですか!おそらく正常にバックアップをとったときとマウントしてるNASの名前が違ってしまったから、バックアップを発見できない状態だったんですね。
根本解決はとりあえず置いておいて再起動してみると・・・
しっかりdataという名前に戻っています!これでバックアップを確認すると
過去のバックアップにアクセスすることができました。とりあえずはバックアップは削除せずに、もう一度普通にバックアップにトライすると、失敗せずにバックアップに成功。めでたしめでたし。
結論:バックアップデータが壊れている時はNASを疑え
今回のトラブルは結果から言うと「過去にとったバックアップを参照しようとしたけどデータが見つからない」という意味でした。NASへのパス名が変わっていたためで、決してデータが壊れていたわけではありません。その現象を「壊れている」と表現されるのですから、Macの日本語は微妙に誤解を生みそうです。注意せねばなりませんね。これで過去のデータを消していたら、バックアップにすごく時間がかかるところでした。
みなさんもこのエラーが表示されたら、まずはバックアップデータを消さずにファイルを保管しているフォルダへのパスが変わっていないかに着目してみるとよいかと思います。