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米国株4000万円投入男の誰にでもできる暴落対策【ノーガード】

資産形成&節約
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みなさんの資産配分はどうなっていますか?ぼくはバカのひとつ覚えでS&P500に全力です。

本ブログの読者さんやYouTubeの視聴者さんからいただく質問の中に

暴落時の対策はどうしていますか?

というものがチラホラあります。そりゃ暴落は怖いですよね〜。気になるのはわかりますよ。近年ではコロナショックが記憶に新しいですが、20年前に遡るとITバブルやリーマンショックという恐ろしい暴落がありました。

S&P500の30年推移

しかしながら”全力投資”と”暴落対策”は相容れない言葉なのです。全力と言っている以上、基本的にはノーガード。全力投資しながら対策も講じるなんて言うのは都合のいい発想です。そんなことはできません。

ゆえに全力投資家においては暴落時にパニック売りしない精神力を鍛えるのが事実上の対策になります。精神力は才能によるところもあるのでこのブログで鍛え方を論じても面白くありません。ここでは僕がやっている”対策っぽい”ことをみなさんにご紹介したいと思います。あくまで対策っぽいことなので、高尚なものではありません。

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重要なのは給料の有無

暴落対策を考える上で最も重要なのは”給料の有無”です。家計が赤字なのは問題外ですが、一般的に給料があれば生きていけます。暴落で最も重要なのは”売らないこと”なので、家計が黒字でさえあれば売る必要はないはずです。高価な買い物(自動車など)は控える必要がありますが、それくらいでしょうかね。気楽なもんです。

給料があるなら暴落時は大チャンスです。支出抑制を強化し、入金力を最大限にまでブーストしてください。ぼくは実際コロナ暴落の時に銀行口座に散らばったお金をかき集めて全てS&P500に投じました。それらが暴落のマイナスを薄めてくれて精神的安定にも繋がったのです。

気をつけないといけないのは”給料がない場合”ですよね。ほったらかしとくと売らないといけない状況がきてしまいます。なので、もし僕が退職する時がきたら現金を1年分以上は保有するようにするつもりです。暴落時はその現金で食いつなぎます。

最近はネット上での売買が活発なので、暴落の買い場と見るや投資家たちが凄い勢いで買いを入れます。そのため低迷が長期にわたる可能性は低いです。現に直近の暴落であったコロナショックは半年も経たずに復活しました。1年分の現金があれば相当な確率で復活してくるでしょう。復活すれば、また一年分の現金を確保(売却)して放置するのみです。万が一復活する前に現金が尽きたら、毎月必要な分だけを少しずつ売るつもりでいます。ここまで低迷すれば甘んじて受け入れるしかありません。その覚悟は必要です。

まとまった出費はどうする?

そうは言ってもまとまった出費のタイミングが重なることはあるでしょう。ぱっと思いつくのはお子さんの学費と突然の医療費でしょうか?

学費の場合は奨学金が心強い味方です。ぼくは平常時でも借りようと思っているくらいに素晴らしい制度ですよね。最大で月に17万円、年間で204万円程度借りられます。これだけ援助があれば、ずいぶん楽になるでしょう。

また医療費も不必要に恐れることはありません。何せ我々は非常に高い社会保険料を払っているではありませんか。こういうときこそ健康保険に頼るのです。

具体的には上限額以上の医療費が支給される「高額療養費制度」という素晴らしいものがあります。もし給料がないのであれば上図のエ or オ に該当するはずです。つまりは最大でも毎月57,600円で済むんですよね。これを使わない手はありません。そしてその給付金が支給されるまでの間に無金利で借りられる制度もあるんです。素晴らしき国、ニッポン!

結論:給料が無いなら1年分の現金は確保しておくのが暴落対策

あまりにシンプルな対策ですみません。ぼくが考えているのは現金をある程度持っておくことだけです。それに給料があれば現金なんぞ必要はありません。会社が潰れてしまうとヤバいですが、それは対策してようがしてまいが同じです。失業保険を受給しながら再就職するしかないですから。

そんなことよりも暴落を過剰に恐れるのを止めたほうがいいです。いざ暴落が起きると投資行為を後悔したり、自分を責めたりしてしまいます。それで家庭崩壊なんてことがあると目も当てられません。

暴落予想をするYouTube動画なんて見ててもムダですよ。彼らは再生回数を稼ぐためだけに不安を煽ってるのですから。もし、本気で暴落がくると思ってるならベア型の投信を彼らも買ってるはずです。本気で思っていないので彼らはベアを買いません。視聴者の不安を煽って再生回数を稼ぐだけ。こういう風潮が少しでもなくなればいいなと日々思っています。僕は自分が本気で思っていることだけ、脚色なく伝えていくことに専念したいです。

投資始めるなら:おすすめの証券会社

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投資を学ぶなら:資産運用ですごく勉強になる書籍

僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。

以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題、初めてだと30日無料キャンペーンもある)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。

この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。僕と同じく、初めて投資書籍を読まれる方にはこの本を最初にオススメします。

投資に関するネット記事は数あれど、最も有名で価値ある記事はコレなのでは?という記事の書籍版です。ぜひ投資書籍の2冊目に読んでほしい一冊としてピックアップしました。これを読むだけで本当に資産運用が完結する内容になっていて、僕も当時衝撃を受けました。もちろん書籍版の内容の本質はネット記事とほぼ同じですが、理論編がわかりやすく改定されていたり、読みやすくなっています。

インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。インデックス投資家の教養として読むべき本です。

これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。

この本はKindle Unlimitedの読み放題サービスで提供されていることが多いです。Kindle Unlimitedは初めてであれば30日無料体験が使えるので、それで読み切ってしまうのもいいかと思います。僕はそうしました。

これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。

これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。

2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。

米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。

僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。

上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。

インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。

ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。

本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。

かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。

社会保険料がホットな話題として挙げられることが増えました。本書はその社会保険料の節約として最も有名な「マイクロ法人スキーム」のきっかけになった名著です。いま巷で使われているマイクロ法人という言葉は、この書籍で初めて使われたと言われています。もしマイクロ法人設立に興味があれば、まずは最初のバイブルとして読破しておくべき一冊です。

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