みなさん、自動車を買う時にオプションはどのようにして選んでいますか?僕はケチなので、できるだけ意味のないものは付けないように心がけています。実益重視です。
今回は自動車エンジニアである僕が特に要らないと思う自動車のオプションTOP3を独断と偏見で選びました。僕の価値観で述べているので、もちろん意見が合わない方もいると思いますが、その方の価値観を否定しているわけではありません。価値観は多様であって然るべきです。あくまで車好きの僕から見て要らないと思う装備だと思ってください。
要らないと思う装備と言っても、オプションは車種ごとに無限にあります。その中で今回選ぶ観点として、以下の観点に着目しています。
- どの自動車でも大抵用意されているオプション
- 高価なのに効果がないもの(コスパ最悪)
せっかく高いお金を払うのに、効果のないものは付けたくないですよね。キーワードは実益重視です。それでは行きましょう。
1.大径アルミホイール
一般的にオプションとしては高価なほど扁平率が低く薄っぺらいタイヤになる傾向があります。そしてアルミホイールになって軽量化効果が得られて燃費や走りが良くなる、と謳われています。
そして、大径ホイールはめちゃくちゃ高い。N-BOXでも10万円〜15万円くらいのオプションです。いくら燃費が良くなろうとも絶対に元はとれません。
と言っても、本当に効果があるかは疑問です。というか小径のタイヤの方が最小回転半径も小さいし、乗り心地もいいです。大径ホイールにはいいところはありません。ドレスアップ部品でしか無い。サーキットで攻めたりする場合は知りませんが。
軽量化による燃費効果もほとんどありません(参照)。そりゃ1トン近い車重のうちのホイールが占める割合はわずかですからね。というか、費用対効果がもし見合うのなら、自動車メーカーが標準装備にしてます。
ドレスアップ効果が主で他はデメリットばかりなのにオプション価格としては高すぎます。高級車なら100万円とかもザラ。ディーラーからすればいいカモです。倹約家としてカモになるわけにはいかないので、僕は鉄チンホイール丸出しスタイルを貫いています。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
2.エアロパーツ
これも各社からたくさんオプションが出ていますが、どう考えても効果ありません。何を考えてつけているのか疑問です。
F1も空力パーツついてるじゃん!あれと同じ効果だよ!
と言う方がけっこういます。F1の空力パーツの目的は主に抵抗を低くダウンフォースを発生させることです。ダウンフォースとはF1などのレーシングカーがコーナーを素早く旋回するために空気の力で地面に押さえつけるもの。F1マシンのダウンフォースは凄まじく、車重よりも大きな力で路面に押さえつけられるので、理論的には天井に張り付けるそうです。
我々が購入する市販車で、ダウンフォースが必要となるようなグリップの限界まで使うことが本当にあるんでしょうか?疑問です。
というか、そもそもワゴン車などのテールゲートについてるウイングの形状でダウンフォースが本当に発生するのか疑問でなりません。ダウンフォースは飛行機の翼をひっくり返した形状にして、物体の上側と下側を流れる空気の流速差をつけると発生するものだからです。
これらのパーツが1式で数十万円もするのですから、僕としては何のために買うのか疑問でなりません。部品としては樹脂パーツですから、低コスト品です。メーカーのいいカモです。
3.純正のカーナビ
純正のカーナビは昔から高すぎです。20万〜30万円もするのに、できることは対して進化しておりません。最近は大画面化してるだけです。しかも地図更新まで有料ときた。ぶっちゃけありえない。
僕はN-BOXにディスプレイオーディオを突っ込んで、ナビはスマホにまかせています。それで本当に十分なんです。純正カーナビなんてもう死語です。詳しくはこちらの記事もどうぞ。
近頃は標準装備としてディスプレイオーディオが備わっているものも多くなりました。新型ヤリスなんかはかっこいい
結論:オプションは明確な目的を持って選ぼう
自動車やマイホームのオプションを考えるときって金銭感覚が狂いがちです。元々が高価な買い物なので、数万円が細かいお金に思えてきたりします。大変危険です。
ディーラーや住宅メーカーはその狂った感覚のスキをついてきます。ゆるんだ財布のヒモを逃しません。特に相手の話を聞きながら主導権を与えると、ものすごくいいカモになってしまうでしょう。
そうならないためにも、つけるオプションは交渉に行く前にしっかり予習しておくべきです。そうしておけばカモられることはありません。特に明確な目的をもっていれば、不要な装置をつける心配もなくなるでしょう。
また、自動車は実益重視の承認であって、おしゃれにお金を割くのはちょっと勿体ないです。とにかく装飾部品(ドレスアップパーツ)はつけない、低機能高価格のものは買わない、という強い意志が必要です。