みなさん、食洗機は使っていますか?僕は今の家に引っ越して以来、ミーレ社の食洗機を毎日使っています。人生で買ってよかった高価なものランキングをつけたら、間違いなく上位に入ってくる最高の製品です。絶対に買ったほうがいいです!すごい時短効果があるので。その食洗機について書いた記事はこちら。
海外製の食洗機は日本製と違って2つの特徴があります。それは①フロントオープン型で②60cm幅もある大容量という点です。フロントオープンとはこんな開き方をする食洗機のこと。ガバっと前側に開いてたくさん入れられます。
一方で日本製の食洗機はリンナイの1機種を除いてほとんどが引き出し式です。どう考えても食器を入れにくくて使い勝手が悪い。
そのため、便利な食洗機を買おうとすると必然的に海外製になってしまいます。海外製はとても高価なのが最大のデメリット。例えばミーレ社なら一番安くて35万円から。値引きはほとんどありません。めっちゃ高い。
もっと安ければいろんな人にオススメできるんだけどなぁ・・・
と思いながら色々調べていると、どうやら最近新しいメーカーが日本に進出してきているようです。そのメーカーの評判やウリの機能を調べてみたので、ここでシェアさせてください。
2020年に日本に進出してきたメーカー「BEKO」
楽天でフロントオープンの食洗機を調べてみると、僕の知らないメーカーの製品がヒットしました。それが「BEKO」社の製品です。
このメーカーの驚くべきはその価格です。2021年6月16日現在、22万円ちょうどという安さ!これは海外食洗機の相場からすると10万円くらい安いと思います。すご。
※2022年12月追記:60cmモデルが今時点だと品切れで上のリンクは45cmモデルです。これも17万円と破格!
肝心の機能を見てみましょう。
メーカーのホームページを見るに、食器を洗うという基本機能はしっかりと備わっているように思います。僕としてはフロントオープンでカゴが前にするする出てくれば、ほかの機能はあまり気にしてません。むしろ余計なギミックが付いていないほうが故障が少なくてよいと思います。
ただひとつだけ残念なのはオートオープン機能がないこと!これは洗い終わった後に扉を少しだけ開けて食器を乾かす機能です。ミーレの食洗機にはたいてい付いている機能でして、こんな感じに扉に隙間と作ってくれます。
これはひょっとしたら微妙かな・・・
と思いながらもスペックを詳細に確認すると、なんとBEKOには乾燥用の排湿ファンが装備されているではありませんか。これなら乾燥に悩むことはなさそうです。
以上を勘案すると、このBEKO社の製品はかなりコスパに優れるものと予想できます。
ちなみにBEKOってどんなメーカーなの?
とは言っても無名のメーカーから買うのはちょっと勇気がいります。BEKO社について調べてみることにしましょう。
楽天の商品ページにはBEKO社の紹介文が記載されています。
bekoベコは1955年設立トルコkocホールディング内アーチェリク社のブランドのひとつです。
ヨーロッパで急成長しているbekoは、世界140ケ国以上で販売されており、
白物家電販売台数ヨーロッパNo.2を誇る大手家電ブランドです。
これによるとBEKOはトルコ発祥のメーカーでヨーロッパで人気のメーカーだそう。ヨーロッパNo.2の白物家電メーカとのこと。1位はどこだろ?ボッシュかな?
ということは日本ではミーレのほうが圧倒的に有名ですが、会社としてはBEKOのほうが大手なんですね。日本人が知らないだけのようです。
実際にあのFCバルセロナのスポンサーも務めているんだとか。
日本でのレビューは今のところ見当たりません。ただ、海外在住の方のブログなどではちらほら紹介されています。洗浄力や使い勝手には問題なく、とてもきれいに洗えているようです。
現状、通販は東京と神奈川だけの対応
一番の残念ポイントはここ。通販サイトにおいてはまだ日本全国にサービスを展開しておらず、設置工事の対応は東京と神奈川のみということです。
直接代理店に聞いてみたところ、以下の回答がありました。
いつも大変お世話になっております。
日本ゼネラル・アプラィアンスの●●●と申します。
この度は、当社製品につきましてお問い合わせをいただきありがとうございます。
しかし、誠に残念ながら、本製品は50Hz地域(東日本)でのみ使用可能となっており、
お客様がお住まいの地域では使用が出来ない製品でございます。
ご要望に添えず大変恐縮ですが、何卒宜しくお願い申し上げます。
60Hz地域では使えないのか・・・残念
現時点では50Hzにしか対応していないため、東日本であれば採用可能とのこと。ちょっと予想外。たしかにこのサイトで確認してみると、ヨーロッパは50Hzが主流なんですね。そのままヨーロッパのものを持ってきてるんだな、たぶん。(オリエントモーターWEBサイトより引用)
今後、bekoが日本でシェアを伸ばして全国展開してくれることを願う他ありません。
結論:ミーレが壊れたらBEKOにしたいくらい安いが東日本のみ対応
ヨーロッパの有名メーカーで乾燥機能もついて10万円以上も安いのであれば、もうミーレを選ぶ理由はありません。前述の60Hz未対応の話もありますが、東日本ならbekoを選ぶのは十分メリットがあると思います。まだまだ日本でのサポート体制が整っていないようですが、もう数年もすれば全国の主要都市で体制が整ってくると期待したいですね。
ミーレの食洗機はだいたい10年経過くらいから壊れ始めると聞きます。その時期までにはぜひ愛知県でも気軽に選べるようになっていてほしいですね。僕はミーレが壊れたらBEKOにしようと本気で思ってます。それくらい安いです。
それに無骨にステンレス製のデザインも好き。うちはオールステンレスキッチンなので、違和感なく収められるはず。