マイクロ法人で投資信託を購入する際の一連の仕訳を教えてもらった【備忘録】

資産形成&節約
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皆さん、法人で投資信託を購入したことはありますか?僕は今年になってマイクロ法人を設立し、その法人で初めて投資信託を購入しました。法人を設立する理由などについては以下の動画をご参照ください。

細かい部分で誤りがありますが、主たる内容には問題ありません(コメント欄で補足してくれてる人がいるのでご参照ください)

法人で投資信託を購入するということは複式簿記で帳簿をつける必要があります。僕は自分の理解で記帳していましたが、顧問税理士の先生に「こうしたほうが適切」とアドバイスをいただきました。こういう気付きは多くの方に見ていただくのがいいかと思い、ここに備忘録として残しておきます。この記事がこれから法人で投資信託を購入する方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。

投資信託を購入するまでの一連の手続き

この辺は個人でも購入経験のある方が多数だと思いますので、想像はつくでしょう。一般的には①銀行口座から証券口座にお金を振り込む②そのお金で投資信託を購入する、という2ステップを踏みます。帳簿のめんどくさいところは、この2ステップを両方とも記帳しておかないといけないのですよね。今回は実際に僕が投資信託を購入した際の例で示していきましょう。

①まずは銀行口座から証券口座を移動です。もともと僕は普通預金の勘定科目で移動させていましたが、税理士の先生から「預け金のほうがいいですね」と教えていただきました。いったん証券会社にお金を預け、それで投資信託を買ってもらうという表現ですかね。

それ以来、以下のように証券口座の移動は預け金で仕訳するようにしています。まあ帳簿の意味としては預金でもいいんでしょうが、正しい使い分けをしておくと気持ちいいですよね。

②次に投資信託の購入です。これは先ほど移動させた「預け金」から、特段の理由がなければ「投資有価証券」という勘定科目に移すよう仕訳するとよいでしょう。ごく頻繁に短期売買する場合は「売買目的有価証券」という科目もあるのでそちらにします。後者は期末に含み益に対して法人税を支払う、前者は含み益に対して支払わないという取り扱いです。

僕の場合は頻繁に売買する目的ではなく、長期保有がメインですから「投資有価証券」としています。含み益に対して法人税払うのもバカバカしいですしね。目的に則した記帳だという記録のために、摘要には「長期保有目的」というメモを残しておきます。

なお仕訳(発生)の日付は一般的に約定日とするようです。私は約定日にしておきました。

結論:証券会社への資金移動は「預け金」で仕訳する

マイクロ法人にとって資産管理会社は事業や売上をひねり出すのにちょうどいいですよね。そういう事業で法人を立ち上げる方も自分含めて年々増えているように思います。

これらの事業はものすごく小規模なわけですが立派な事業には変わりありません。帳簿付けは企業の規模に関わらずきっちりやらないとですよね。僕は簿記の勉強すらまともにしたことはありませんので、日々いろんな気付きがあって楽しみながら記帳しています。覚えることが多くてめんどくさいですが、ぜひ楽しみながらやっていければいいなぁ

参考:マイクロ法人設立に向けて参考になる本

以下はぼく自身がマイクロ法人設立のために参考にした書籍です。これらの本を購入するのもよいですし、Kindle Unlimited の読み放題サービスの30日無料期間で読み漁るのもいいかと思います。

マイクロ法人と言えば、というのがまずこの本でしょうか。マイクロ法人という言葉はこの著者である橘玲さんが作ったものです。なので、まずはバイブル的に読むといいかと思います。ただし昨今のマイクロ法人の主目的である「社会保険料削減」とはちょっと違う方向で書かれてるので注意。あくまでバックグラウンド知識として読むといいと思います。

YouTubeの視聴者さんに教えていただいた一冊。これは実際にマイクロ法人を作る場合に読む本にいいです。平易な言葉で書かれており、税と社会保険料の両方を考えるのが大事という方針のもとで、どういう法人にすればいいかが語られています。特にマイクロ法人でなぜ社会保険料の削減に繋がるのか?などがこれを読めばだいたいわかるかと。

ちなみに同じ著者の法人に特化した書籍もあります。もし法人運営の基本について知りたければこれも読むといいでしょう。

表紙とタイトルに面食らってしまいますが、具体的な法人設立のプロセスや作業などを知りたければこの本もいいかもしれません。

かの有名人、高橋洋一さんによる会計学の入門書です。どうしても法人運営には初歩中の初歩の会計知識が必要になります。僕自身も複式簿記の意味すらよくわかっていませんでしたが、この本のおかげでなんとなくイメージはつかめるようになりました。薄く広く知っておくことがすごく重要。Kindle Unlimited の読み放題サービスで読めたと思います(2024年8月時点)

これは個人事業主としての経理の基本を学ぶのに役立ちました。カラーで書かれているので視覚的にも理解がしやすくておすすめです。

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