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米国株より中国・インドのほうがいいんじゃない?という疑問を検証してみた

資産形成&節約
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みなさんはどんな資産運用戦略をもっていますか?僕は素人なので戦略はありません。好きなインデックスを買って放置して大金が必要なときに売る、というスタイルです。そしてその好きなインデックスはもちろんS&P500やNASDAQ100などの米国株であります。

実はこのスタイルに到達する以前には

ぼく
ぼく

これからは中国やインドのほうが伸びるのは確実だからそっちのほうがいいよね

と考えた時期があり、実際に売買していたこともありました。おそらく同じように思っている人が多いと思います。今回はそのときの記憶はいったん忘れて、世界各国のインデックスを比較してみて、本当に米国株が最強なのかを考えてみました。この記事が同じような疑問を持っている方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。

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中国の特徴

みなさんは中国と聞いてどんなイメージを持つでしょうか?今や僕ら製造業従事者は中国市場を無視してはやっていけません。最優先ターゲットとして考える市場です。

それは世界一の人口に下支えされた世界一の市場規模が背景にあります。数年前に自動車市場で世界一になったのは記憶に新しいですし、EC市場も圧倒的な規模を誇っているそうです。そして米国に負けず劣らず勢いのあるベンチャー企業が次々に誕生しているのも頼もしいですよね。

国としても覇権主義と言いますか、積極的でしたたかに世界進出を進めてます。今や東側最強の国と言えば中国ですよね〜。中国共産党の時に非道なリーダーシップで凄い経済成長をし続けるのではと僕も思ったりしてます

インドも凄いぞ

一方のお隣のインドも凄いですよね。内需を支える人口は増え続けていて、近い将来中国を追い抜くのは確実です。そして市場規模もぐんぐんと拡大していて、2026年には日本を抜いて世界第3位の自動車市場になると予想されています。

そして歴史的に数学に強い国民が揃い、IT人材では既に世界を席巻しているのです。数学の0の概念を生み出したのはインド人というのは有名な話ですよね。ちなみに0の概念は仏教に由来するそうです。

とりあえず世界各国を比較してみよう

上記の中印に加えて思いつくままに世界各国の指標をピックアップしてみました。国はたくさんありすぎるので、自分が想像する凄そうな国を選んでます。ロシアとか南アフリカとか結構すごそうですよね。

ピックアップした指数は上の10個です。国の中でも指数はたくさんあってどれを選ぶかは悩ましいのですが、とりあえず一番オーソドックスなやつを選んだつもり。これらを比較的世界が安定していたこの10年間で比較してみたいと思います。

比較してみたらインドと米国が圧倒的だった

というわけで結果がこちらです。2012年を100として整理したデータになります。これ作るの凄く大変でした・・・。

結果を見てみると、米国とインドが他国を圧倒しています。TOPIXも結構検討していて、日本への投資もあながち悪くないんだなと再認識できました。

一方でロシアや中国などの東側グループは思った以上に振るわなかったですね。中国は途中まで好調だったようですが、バブルっぽい動きをしてます。ロシアに至っては最近まで100を下回っていた模様。これは投資先としては無しだな・・・。

インドのインデックス商品を調べてみよう

インドが思いの外有望だったので、どのような商品があるのか調べてみました。ざっと調べた結果がこちらです。

ETFでは1678 Nomura NF Nifty50 Linked ETFという商品が用意されています。これは先程紹介したインドの指数Nifty50に連動するように設計されたものです。

一方で投資信託は僕が楽天証券内で調べてみたところ、インデックス連動のものは見当たりませんでした。それっぽいのをピックアップしていますが、どれも信託報酬が高くてアクティブファンドなのか?どうかすらわかりません。前述のETFもインデックス商品にしては信託報酬が高くて魅力的とは言いがたいところです。1678しかなくて他に競争相手がいないためでしょうか?真相は不明です。

S&P500 お前がNo.1だ

その1678とS&P500 ETFの1557を比較した結果がこちら。

先程のインデックス自体の比較とは比べ物にならない圧倒的な差を見せつけています!これが1557の凄さよ。USA!USA!

動きの傾向自体はほとんど同じなのにパフォーマンスだけ差がついてますね。信託報酬の差(1557 は0.09%)や乖離率、為替の影響なんかもたぶんあるのでしょう(原因はめんどくさいので調べません)。それか1678は競争相手がいないからやる気がないのか・・・。

先程のアクティブかどうかもわからない投資信託と比べてみても1557の実績は圧倒的です。やはりS&P500はNo.1。

インドはポテンシャルとしては有望ですが、いかんせん商品群が貧弱です。これからインドの商品が充実してきたら、検討してみたいところですね〜。その将来はしばらくなさそうですけれども。

ほかの国もETFはたくさんあります

今回はインドだけ取り上げましたが、当然ほかの国のETFも色々と売り出しています。上はその一例です。それらと比較しても1557は圧倒的なリターンを誇ります。これからの将来は誰にもわかりませんが、ここ最近は本当にS&P500最強伝説でした。

余談:ぼくはいろんな国を買って損を繰り返してました

これは僕の売買履歴を抜粋したものです。僕自身、これからは中国やインドだろ!と思い込んでよく調べずに購入し、大して利益を得られずに撤退した過去があります。思いつきで買うものではありませんね。勉強は不要だと思うのですがリサーチくらいはしたほうがいいとは思います。言い換えると、ここでインドや中国を売ってS&P500に切り替えたのは正しい判断だったとも言えなくもない。

結論:やはり米国株は世界一!(この10年ではね・・・)

ここまで調べてきて、米国株が傑出した存在だというのがよくわかりました。そしてグラフをよくよく見てみると、西側諸国は米国株と似たような動きをしていて米国に引っ張られているのが明確です。つまり米国内以上に分散させる意味は薄いということ。

米国株と動きが異なるのは中国やロシアなどの東側諸国ですが、そのパフォーマンスは米国に遠く及びません。ロシアなぞ長い期間マイナスだったようで、買う勇気すらわかないです。

これを見てみなさんがどう思うかわかりませんが、ぼくは少なくともベース資産は暫くS&P500でいいかなと思いました。

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この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。僕と同じく、初めて投資書籍を読まれる方にはこの本を最初にオススメします。

投資に関するネット記事は数あれど、最も有名で価値ある記事はコレなのでは?という記事の書籍版です。ぜひ投資書籍の2冊目に読んでほしい一冊としてピックアップしました。これを読むだけで本当に資産運用が完結する内容になっていて、僕も当時衝撃を受けました。もちろん書籍版の内容の本質はネット記事とほぼ同じですが、理論編がわかりやすく改定されていたり、読みやすくなっています。

インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。インデックス投資家の教養として読むべき本です。

これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。

この本はKindle Unlimitedの読み放題サービスで提供されていることが多いです。Kindle Unlimitedは初めてであれば30日無料体験が使えるので、それで読み切ってしまうのもいいかと思います。僕はそうしました。

これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。

これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。

2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。

米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。

僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。

上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。

インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。

ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。

本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。

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