みなさん、サブスクの音楽サービスは好きですか?僕はApple信者らしくApple Musicのファミリープランに加入していて、毎日フル活用しております。朝起きたらお気に入りのスピーカー SS-NA2ES を使って家族で作ったプレイリストを流すのが日課です。ポップスの日もあればクラシックをかける日もあり、何でも聴けるのがほんとうにいいサービスですよね。いいスピーカーでいい音楽を聞くのは最高の体験です。
この上質な時間を味わうために必要なのが「AirPlay対応のAVアンプ」。AirPlayとはスマホから音楽を鳴らす感覚でスピーカーやらテレビ、Macなどから音を出すことができるシステムです。つまりは手元のiPhoneで再生する感覚でスピーカーから音を出せるわけ。これが超便利!
僕が使用しているアンプはMarantz NR1710。すでに後継のNR1711に更新されていますが、中身はほぼ同じで進化していません。このAVアンプは薄型で発熱もなく、とても気に入ってます。それについての記事は以下からご覧ください。
その気に入ってるMarantz NR1710なのですが、ある時肝心のAirPlayが使えなくなって参ってしまいました・・・。その解決方法を見出したので、ここで共有したいと思います。この記事が同じ症状で困っている方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。
1歳児の魔の手にかかってAirPlayが動かなくなる・・・
我が家では普段フロントパネルスイッチを無効にする設定をしております。というのも我が家には暴れたい盛りの1歳児がいまして、AVアンプもその標的にされるからです。そのせいでボリュームをMAXにされた日には鼓膜が破れる未来しか見えません。
それでも電源スイッチは反応します。目ざとい1歳児はその電源スイッチで液晶がON/OFFするのを面白がり、何回も押すわけですね〜。そうしてある日、いつものごとく電源スイッチを連打されていたのですが、そこでAirPlayを使おうとしてもiPhoneがAVアンプを認識していないことに気づきました。
この時にAVアンプの電源をON/OFFしようが、何をしようがAirPlayが復活することはありません。他のデバイスやアプリで見てもNR1710は表示されないため、ネットワークにつながっていないようです。困り果てました・・・
ある操作をするとAirPlayが復活することを見出した
そう言えば、以前にも同じような症状(この記事)に陥ったことを思い出しました。その時と同じ操作をしてみると今回もなんとAirPlayが復活したではありませんか!というわけで、その操作をメモ。
それはフロントキーロック設定のメニューを一度呼び出すだけ!つまり、①M-DAXとDIMMERボタンを押しながら電源ボタンを押して起動し、②”FP/VOL LOCK On”を選んでSTATUSを押して設定を確定するのみ。超カンタンです!これで再びAirPlayを使おうと試みると・・・
なんとNR1710が復活しているではないですか!以前にも同じ方法で復活しているので、おそらくこの手法は再現性があると見て間違いありません。おそらく原因はフロントパネルロックの制御プログラムのバグでしょうね・・・。マランツにはソフトウェアを軽視せず、しっかりデバッグをしていただきたいと要望出したいところです。最低限はファームウェアアップデートで対応してほしいねぇ。
結論:NR1710のAirPlayが動かなくなったらFPロック設定を立ち上げろ
オーディオ業界が下火だとか斜陽産業だというのは紛れもない事実です。あの有名ブランドであるオンキヨーが倒産したのも記憶に新しいとは思います。どうしてこの業界が廃れたかということを考えると、アホで金を無尽蔵に使う持つユーザーに向けて胡座をかいて商売していたからではないでしょうか?彼らは音質という優劣を判断することすら難しい抽象的な指標にうん百万円もかける優良顧客です。そして彼らの特徴は基本的にハードウェアばかりに焦点を置いて物事を評価します。
そうしているうちに本来重要だった「音楽を通じてどういう体験を提供するか?」はAppleをはじめとする米国企業に全てかっさわれたわけです。ソフトやコンテンツも重要であって、ハードウェアだけが重要ではなかった。その時代から抜け出せない日本のオーディオメーカーは未だにソフトウェアを軽視しているのかもしれません。いくら音が良くてもハードがよくても、動かなかったら意味がないんですよ。使いにくかったら使わなくなるんですよ。