みなさん、豆乳は好きですか?僕はコレステロールを気にして朝の牛乳を豆乳に切替えました。
豆乳を買いだめして毎朝1杯飲むのが日課です。下の記事でも紹介しています。
調整豆乳は味も美味しくて、毎日楽しく続けられておりました。正確には4月から始めて5月中旬までは体調には全く異変はなかったのです。
それが5月中旬から胃もたれと下痢に悩まされることになります。その原因が「豆乳」でした。僕がこの原因にたどり着くまでの紆余曲折を時系列順にレポートします。この記事が同じ症状に悩む方の参考になれば幸いです。調べても似た症状について書いてある記事は少なかったので。
5月13日 チクチクする胃痛と膨満感が発症する
5月13日の朝食後から胃痛と膨満感が僕を襲います。それまでも胃痛には時折悩まされていて、いつもは胃薬を飲めばたいてい治りました。
太田胃散を飲んどけば治るやろー
といつもどおり深く考えずに薬を飲んで安静にすることに。いつもはこれで治ります。太田胃散はいい薬です。
しかし、今回は全く症状が改善しませんでした。今思えば、昼食や夕食時にもちょこちょこ豆乳を飲んでいたからなんですが、当時は気づかず。原因不明の胃痛に”がん”ではないか、と根拠のない不安が襲いかかってきました。
5月14日 胃腸を休めるために絶食する
胃腸が弱ってるときは無理して食べないほうがいいよ
頻繁にお腹を壊している妻からのアドバイスを受け、1日をスポーツドリンクだけで過ごすことにしました。こういうときに家の常温保存アクエリアスが役立ちます。いざという時のための備えって大事です。
丸1日絶食すると体調がよくなってきました。今思えば豆乳を飲んでないから、というだけですが・・・。
5月15日 普通の生活に戻そうとすると再び腹を壊す
丸1日の絶食を経て調子が戻ってきたので、少しずつ元の生活に戻そうとしました。まずは朝食をいつもどおりに戻してみます。
すると、食後から胃痛が出始め強烈な膨満感が襲ってきます。初日から何も改善してない、同等の痛みでした。
まだ治ってなかったのかなぁ、胃腸風邪だろうか・・・でも熱はないしな
当時は豆乳が原因とは思っていなかったので、自分のカラダがもっと悪い病気なんじゃないかと心配になってきました。というわけで消化器内科を訪問。
まぁしばらく様子見しましょう。胃に優しいものを食べてね
と予想どおりの反応をされながらも、胃薬をもらって帰宅しました。
5月16〜5月29日 胃痛&下痢と一時的な改善を繰り返す
胃に優しいものを食べるように指示を受けたので、その日から飲み物を温かいお茶に変えました。
そうすると、食事は普通の食事でも体調が一時的にとても改善されたのです。原因は豆乳なのだから今思えば当たり前だけど。
2日〜3日 お茶生活をして体調が良くなっては元の生活に戻そうとして腹を壊す。そんな繰り返しを2週間程続けました。もちろん元の生活に戻す=豆乳を飲む です。
さすがに2週間も続くと気がつきはじめました。
これひょっとして豆乳飲んだときにお腹壊してないか・・・?
ここから人体実験を始めます。超辛い実験でした・・・。その結果、以下の法則がわかりました。ちなみに5月13日以前は以下の症状はなく突然発症したものです。
- 冷たい豆乳を飲むとひどい胃痛(胃もたれ)に襲われる
- 温めた豆乳だと幾分マシにはなる気がするがひどい胃痛には変わりない
この症状について僕なりに調べてみた結果をご紹介しましょう。
豆乳を飲むと胃痛(胃もたれ)する原因
もともと、豆乳は「牛乳を飲んでお腹をこわす人でも飲める」というのを売りにしています。みなさんもどちらかと言うとお腹に優しいイメージを持っているのではないでしょうか?
しかしながら調べてみると、かの有名な知恵袋には「豆乳を飲むと胃もたれする人」がけっこう多くいることがわかります。
こんなに再現するならきっと原因があるんだろうな・・・
と思って調べてみると、解説している本を発見しました。
これの宣伝文から少し掻い摘んでみると
豆乳は、乳製品の中では、低乳糖(低ラクトース)であるため、乳糖不耐症だけならば飲用しても大丈夫です。
ただ、豆乳には種類があり、中にはオリゴ糖をたくさん含むものとそうでないものがあります。
豆乳には「大豆から作られた」ものと「大豆抽出物から作られた」ものがあります。
「大豆から作られた」豆乳には、ガラクトオリゴ糖(GOS)が豊富に含まれるため
過敏性腸症候群の人は避けるべきでしょう。
これは大豆にガラクトオリゴ糖(GOS)が豊富に含まれますので当然のことと言えます。
一方、「大豆抽出物から作られた」豆乳には、FODMAPの成分である、
ガラクトオリゴ糖(GOS)、フルクタン、ポリオール、ラクトースも含まれていません。
つまり、豆乳は、大豆から作られたものではなく、大豆抽出物から作られたものを選ぶことが重要なのです
とあります。どうやらガラクトオリゴ糖なる物質が胃腸に負担をかけるそうで、この成分が入っていない豆乳を選ぶことが重要なんだとか。結論は大豆抽出物から作られた豆乳であればOK。
しかしながら、日本で一般的に発売されている豆乳は「大豆から作られたもの」です。そりゃ消費者からすれば大豆から作られたもののほうがいいですよね。わざわざ牛乳買わずに粉ミルク買いますか?そんな人はいないでしょう。しかもそこまでして豆乳を飲みたくもありません。
また、ヤクルトが発表している論文にもガラクトオリゴ糖の摂取で膨満感を訴える人がいたとの記述があります。
下 痢以 外の 腹部症 状 につ い て は、 他 の難消化性糖類の場合 と同様、腹鳴、放屁、 腹部膨満感 が 主 な症 状で 、まれ に 腹痛 、吐 き気が 見 られ た 。 これ らの 症 状 はいずれ も一過性で 、大半は飲用 日就寝前 ま で、 長 くて も翌 日の 午前 中 まで に 治まっ て お り、特に留意すべ き症 例 は見 られ な か っ た。
というわけで僕は豆乳を諦めることにしました。数本買いだめしていた豆乳をどう処分しようか悩みにくれております。
ちなみに油揚げや豆腐は食べても問題ありません。
結論:原因不明の胃もたれに悩まされている人、豆乳が原因かもよ?
僕は人生でいきなり食べられなくなったことなど経験したことがありませんでした。それがいきなり食べられなくなるなんて、想像もできなかったです。
おかげで原因究明が遅れました。2週間も胃腸を痛めつけて、自分の体ながら申し分ない気分で一杯です。
同じような胃もたれに苦しんでいる方がいたら、このブログがヒントになれば幸いです。決して豆乳をけなしているわけではなく、「誰しもが突然なにかを食べられなくなる」のがありうるというのを知ってほしいと思っています。豆乳は好きです。妻が現在量産している豆乳プリンをめちゃくちゃ食べたいです、怖いから無理だけどw
追記:不安だったので胃カメラまで受けてきました
あまりの胃の痛さに「がんだったら絶対後悔する」という思いが湧き、胃カメラを受けてきました。結果、何も問題なし!お医者さんも豆乳で胃が痛くなる原因はよくわからんとのこと。とりあえずひと安心です。