みなさん、Apple Musicでロスレス音質を楽しんでいますか?僕は先日のサービス開始以来、毎日AirPlayで楽しんでます。最高です、Apple様。
先日、Apple MusicのロスレスをAirPlayで楽しめる記事をアップしたところ、大変好評をいただいてます。初めて価格コムのスレッドにリンクを貼られてちょっとうれしかったですw その記事はこちら。
また、実際にサービス開始からロスレスやハイレゾロスレスを楽しむための設定もご紹介しています。
しかし、真のApple信者として僕にはこのApple Musicを味わい尽くせていない点があります。それが「ハイレゾロスレス」です。
今の自分の環境ではハイレゾロスレスを楽しむことができていません(たぶん)。Apple自身もハイレゾロスレスを楽しむためには外部DACが必要と明言しています。
ロスレスおよびハイレゾロスレスオーディオは大きなファイルサイズと帯域幅を必要とするため、サブスクリプションの登録者はこの体験を選択する必要があります。また、ハイレゾロスレスには、USB DAコンバータ(DAC)などの外部装置が必要です。
じゃあ実際に必要な機器はどんなのを揃えればいいのかな?
元オーディオオタクとして、こういう疑問が湧いてくるのは自然なことです。今回は実際にApple Musicのハイレゾロスレス最高品質(24bit/192kHz)を楽しむための最安機器セットを考察してみます。基本amazonで調査したものですので、6/21からのプライムセールでもっと安くなるかも?しれません。
※おっさん調べなので最安を保証するものではありません。
①iPhoneで24bit/192kHzを楽しむ場合
Apple Musicの楽しみ方として一番多いのがiPhoneを使うケースでしょう。今回はiPhoneを使ってイヤホン/ヘッドホンを使う場合とスピーカーを使う場合を考えてみます。
イヤホン/ヘッドホンを使う場合:iPhoneで楽しむ
この場合はiPhoneのLightning端子にDAC(Digital Analog Converter デジタル-アナログ変換器)を挟んでアナログ出力(ステレオミニなど)するのが一番スマートです。絵にすると下図のような構成になります。
必要なものはLightning端子とDACを接続するケーブルとDAC本体です。DAC本体はもちろん24bit/192kHzに対応したものでなくてはなりません。気をつけねばならないのは「ハイレゾ対応」と呼ばれている製品は24bit/48kHzまでの対応のものが多いこと。ハイレゾ」という単語の定義は曖昧で、世間一般とAppleで微妙に違うんです。
ということに注意しながらDAC本体で24bit/192kHzに対応したもので激安品を調べてみました。
こちらはFiiOという中国のオーディオメーカーです。特に新興というわけでもなく、オーディオオタクなら聞いたことあるメーカーだと思います。僕もこのメーカーの製品は使ったことがあって、価格の割に質感もいい印象です。2021/6/14現在14253円。しかもiPhoneと接続するためのケーブルは付属してます。素晴らしい。
ちなみにアクティブスピーカー(スピーカーに電源がついてるやつ)であれば、上記と同じ構成で24bit/192kHzを楽しめます。
スピーカーを使う場合:iPhoneで楽しむ
スピーカーを使う場合はDAC機能をもったアンプを使用するのがおすすめです。例えばAVアンプとかですね。AVアンプはDAC機能を備えていますから、元からAVアンプを所有していれば追加投資が少なくて済みます。もちろんDAC機能付きのステレオアンプでもOKです。構成はこんな感じ。なお、ここで言う「スピーカー」とはパッシブスピーカー(電源がないスピーカー)のことを指します。
必要なものはDAC兼アンプとiPhoneを接続するケーブル、もちろんアンプとスピーカーを接続するアナログケーブルも必要です。下の商品はAVアンプよりも安いステレオアンプを選んでみました。
こ、こんなに準備しないといけないのか・・・
と思うかもしれませんが、悲観することはありません。スピーカーを持ってる方はたいていスピーカーケーブルとアンプは持っているでしょう。ほとんどの方が変換ケーブルおよび変換器だけで済むはずです。
②Macで24bit/192kHzを楽しむ場合
iPhoneで楽しむ方に比べれば少ないとは思いますが、一定数いるのがMacでApple Musicを楽しむ方です。僕もブログを執筆中に聴いてますね。この環境で24bit/192kHzを楽しむための機器はiPhoneの場合とほぼ同じ。違いはライトニングがUSB-Cに変わったところだけです。
③番外編:Apple TVで楽しむ
じつはApple MusicはApple TVでも楽しむことができます。ご家庭のテレビにApple TVを接続し、それがAVアンプを介してスピーカーと接続されていれば、そのままハイレゾロスレスで楽しめるんです。もちろんAVアンプは24bit/192kHzまでのハイレゾ対応でないといけませんが、近頃の製品はほぼすべて対応しています。接続例はこんな感じ。
この構成の場合、Apple TVから直接AVアンプにHDMIで接続できるので、圧倒的にスッキリした構成になります。全部合わせると7万円弱と価格が高いのが欠点ですが、スピーカーで聴くなら僕はこの構成がいいかな。スッキリは正義です。
ちなみにiPhoneの場合にライトニングからAVアンプのHDMIへ直接いれる方法もあります。この場合「ミラーリング」という状態になるので、たぶん通知音なんかもスピーカーで鳴ってしまうんじゃないかな?と思ってます。というわけでおすすめはしません(確認はしていませんが)。
結論:Apple Musicのハイレゾを楽しむためには金がかかる
今回はApple Musicでハイレゾ(24bit/192kHz)を楽しむための機器を考えてみました。予想外に色んな部品を購入して、変換変換・・・と接続しなくてはならなかったですね。Apple TVが一番マシです。どう考えても、これがApple様が考えている姿ではないと思います。
やはり本命はAirPlay3でのハイレゾロスレス対応でしょうか?待ち遠しいですね。