皆さん、資産運用の調子はいかがでしょうか?ここのところいい相場が続いてましたから、大きく資産を増やされた方も多かったと思います。
上図は月ごとの1557 S&P500 ETF(円建て)の騰落率を示したものです。今年の7-9月はシブい相場が続きました。その鬱憤を晴らすかのように今年いちばんの上昇を10月には記録しています。まさしくリバウンドといった感じの動きですよね。
円建てのNASDAQ100 ETFだとこんな感じ。S&P500よりも反発は弱く、今年いちばんの上昇とはいきませんでした。けれども毎年軟調な9月を乗り越えた後にこれだけの上昇を記録したわけですから、申し分ないパフォーマンスでしょう。
ということで今回の資産推移もそこそこに増えていることが推定されます。楽しみにしながら集計したので、その結果を共有していきましょう。この記事がこれから米国株投資を始める方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。
3歩進んで2歩下がるを繰り返して回復に向かっている
上図は最新の資産推移になります。総資産は過去最高をマークして、1.4億円まで増えていきました。惜しくも1.5億円は寸前のところで足りず。一方で含み益もだいぶ戻ってきて、過去最高益まであと一歩といったところです。今月も大きなトラブルなく、資産は順調に育っています。
これは前回のレポートからの推移をリアルタイムに記録したものです。1.5億まであと一歩だったことがよくわかりますね。現時点ではかなり遠のいてしまいました。
上図は最新のポートフォリオをまとめたもの。こちらは毎月変わり映えしませんね。今はS&P500の投資信託だけ買っています。また積極的な投資は控えていて、年初までは退職後の厳しい税金支払いに備えるつもりです。
今月の含み損益推移がこちら。全面的に資産が増えたと思いきや、レバナス系は実はマイナスリターンでした。それだけこの1ヶ月が為替に助けられていたことがわかります。
退職後の家計は出入りが想像以上に激しい
上の表は今月の家計収支。ここのところ助けてくれていた分配金収入はなく、元勤務先からの種々の振込も全てなかった一ヶ月でした。逆に言えばここまでは有給消化やら退職金やらでお金もらってたわけです。大企業は手厚いですね。
なんといっても今月の出費で目立つのが「税金」ですよね。ここには半年遅れてやってきた住民税と予定納税が被ってすごいことになっています。さらにはふるさと納税の消化も計画的に進める必要があり、慢性的にキャッシュが不足しそうな展開が続きました。
しばらく相場がよくなかったのですが、以前より節約は強化していません。欲しいものはすぐ買うようにしました。特に印象に残っているのはチープカシオとNIKEのサッカートレーニングシューズです。運動や登山にお金かけるようにしてます。楽しいからw
上記は副業収益の推移です。まあ副業と言いつつ、サラリーマンをやめた今は本業ですね。今月は調子がよくて、前月比でかなり増収になりました。これこそが個人事業主の魅力でしょう。がんばった分だけすぐに収入に反映されます。当然逆に減ることも多いけど。
ただ再生数やその他の数字はそれほど変わっていないのに収益が増えたように感じています。恵みのボーナスタイムだったのかもしれません。
法人はマイクロ法人からナノ法人に
上図は法人の収支です。極端に少ない支出が目を引くと思います。僕は法人運営の方針を思い切って「ナノ法人」レベルまで縮小することにしました。以前は法人だからこその経費で落とそう、なんて考えてましたが、めんどくさくなってやめました(笑)というか、僕の場合は個人事業主側の所得税住民税に苦しんでいるので、経費で落とすものは個人事業主側で落とせるように仕向けるのが基本的にお得になります。なので「経費は個人事業主」という考え方で筋を通すようにしたのです。
法人でかかる費用(クラウド会計やブログのサーバ代など)は当然必要ですが、それ以外は何も必須のコストがありません。そのため、この法人は節税としての機能はほぼ持っておらず、税理士をつけるのもムダと判断しました。税務リスクは皆無ですから、決算も自分でやるつもりです。これは前期の決算を目の当たりにして、自分でやれると感じたからこうしています。
上図は法人の資産推移をまとめたものです。相場上昇の波にのって、ようやく含み益の状態に持ってこれました。ここからはグラフ上に線で追記してあるように、法人運営に必要な経費を定期売却で補っていくような経営をする予定です。頭でイメージするのはカンタンですが、本当にお金が減らないのでしょうか?楽しい実験になりそうです。
結論:資産は回復してきたが油断はない
ということで順調に回復してきた僕の資産ですが、当然これで安心というわけではありません。市場は常に何がおこるかわからないものです。自分のリスク許容をしっかり確認しながら、これからも「長期・分散・低コスト」を守っていくつもり。ぜひ皆さんも航路を保っていきましょう!
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投資を学ぶなら:資産運用ですごく勉強になる書籍
僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。
以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題、初めてだと30日無料キャンペーンもある)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。
この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。僕と同じく、初めて投資書籍を読まれる方にはこの本を最初にオススメします。
投資に関するネット記事は数あれど、最も有名で価値ある記事はコレなのでは?という記事の書籍版です。ぜひ投資書籍の2冊目に読んでほしい一冊としてピックアップしました。これを読むだけで本当に資産運用が完結する内容になっていて、僕も当時衝撃を受けました。もちろん書籍版の内容の本質はネット記事とほぼ同じですが、理論編がわかりやすく改定されていたり、読みやすくなっています。
インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。インデックス投資家の教養として読むべき本です。
これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。
この本はKindle Unlimitedの読み放題サービスで提供されていることが多いです。Kindle Unlimitedは初めてであれば30日無料体験が使えるので、それで読み切ってしまうのもいいかと思います。僕はそうしました。
これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。
これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。
2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。
米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。
僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。
上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。
インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。
ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。
本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。
かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。
社会保険料がホットな話題として挙げられることが増えました。本書はその社会保険料の節約として最も有名な「マイクロ法人スキーム」のきっかけになった名著です。いま巷で使われているマイクロ法人という言葉は、この書籍で初めて使われたと言われています。もしマイクロ法人設立に興味があれば、まずは最初のバイブルとして読破しておくべき一冊です。
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