皆さん、銀行口座の入出金明細を照会したり保存したくなることってありませんか？僕はちょうどこの前に自分のマイクロ法人の決算を終えたのですが、そのときに税理さんから「入出金明細をエビデンスとしてとる」ことを要求されました。記帳の内容と実態が伴っているかの確認をするわけです。
僕のマイクロ法人は今年が一期目で、設立当初は当然ながら法人銀行口座を持っていませんでした。その一時しのぎとしてゆうちょ銀行の口座をつかっていたんですよね。当然第一期目の決算にはゆうちょ銀行の明桜が必要になります。
それで重い腰をあげて「ゆうちょダイレクト」から入出金明細をダウンロードしようとするのですがうまくいきません。どうしても「エラー種別O024」で止まってしまいます。この現象にかなりの時間をとられてしまい、すごく困っちゃったんです。
これを見ると期間が範囲外だからエラーなのでは？と思われるのですが、実はそうではありません。どんな期間を入れようともエラーです（笑）どうなっとるんねん
ただ解決策はめちゃくちゃ簡単なので、今回は備忘録として残しておこうと思います。この記事がこれからゆうちょダイレクトで明細を取得する方の参考になればそれ以上にうれしいことはありません。
押すべきボタンが実は「入出金」ではない
上記の画面に至るまで僕が押したウェブページのボタンはこちらです。
この中央にある「入出金」というボタンを選択して照会しようとしていました。いたって普通の対応に見えますが、これが間違いだったようです。この状態でいかなる期間を指定しようとも閲覧することができません（少なくとも僕の場合はそうでした）。
正しい選択をするためには以下のように「通帳未記入分」というボタンを押します。これに気づけませんでした。いや、普通に気づかないでしょう。
おそらくですが「入出金」というボタンは通帳に記入されたものが照会できるのでしょう。僕はネット銀行チックにしか使っていなかったので、一切記入をしていませんでした。なので「未記入分」じゃないと見えなかったんでしょうね。というか、今の時代に通帳にわざわざ記入するマメな人なんてほとんどいないんじゃないかと思いますし、そもそもそれでボタン分ける意味がよくわかりませんな。
結論：エラー種別O024で困ってる人は「通帳未記入分」が原因かも
ということで小一時間格闘したのち、なんとか利用明細をダウンロードすることができました。なお他社銀行にあるようにPDFやらでダウンロードする機能はありません。これも時代遅れ甚だしいですが、僕はブラウザの印刷機能からPDFに変換して保存しておきました。
これにてなんとかマイクロ法人一期目の決算は無事に完了した次第です。すごくすんなり終わりました。いちばん困ったのがこれだったかもしれないくらい（笑）もし興味あれば以前に作ったマイクロ法人づくりの動画もご覧ください。
参考：マイクロ法人設立に向けて参考になる本
以下はぼく自身がマイクロ法人設立のために参考にした書籍です。これらの本を購入するのもよいですし、Kindle Unlimited の読み放題サービスの30日無料期間で読み漁るのもいいかと思います。
マイクロ法人と言えば、というのがまずこの本でしょうか。マイクロ法人という言葉はこの著者である橘玲さんが作ったものです。なので、まずはバイブル的に読むといいかと思います。ただし昨今のマイクロ法人の主目的である「社会保険料削減」とはちょっと違う方向で書かれてるので注意。あくまでバックグラウンド知識として読むといいと思います。
YouTubeの視聴者さんに教えていただいた一冊。これは実際にマイクロ法人を作る場合に読む本にいいです。平易な言葉で書かれており、税と社会保険料の両方を考えるのが大事という方針のもとで、どういう法人にすればいいかが語られています。特にマイクロ法人でなぜ社会保険料の削減に繋がるのか？などがこれを読めばだいたいわかるかと。
ちなみに同じ著者の法人に特化した書籍もあります。もし法人運営の基本について知りたければこれも読むといいでしょう。
表紙とタイトルに面食らってしまいますが、具体的な法人設立のプロセスや作業などを知りたければこの本もいいかもしれません。
かの有名人、高橋洋一さんによる会計学の入門書です。どうしても法人運営には初歩中の初歩の会計知識が必要になります。僕自身も複式簿記の意味すらよくわかっていませんでしたが、この本のおかげでなんとなくイメージはつかめるようになりました。薄く広く知っておくことがすごく重要。Kindle Unlimited の読み放題サービスで読めたと思います（2024年8月時点）
これは個人事業主としての経理の基本を学ぶのに役立ちました。カラーで書かれているので視覚的にも理解がしやすくておすすめです。
