先日、AVアンプを買い替えたいという記事を投稿しました。Apple Musicを使い始めたら自慢のスピーカー SS-NA2ES で聴きたくなったのがきっかけ。AirPlayという機能を使いたかったわけです。ワイヤレスでスマホの音をスピーカーで鳴らす機能のがAirPlay。
今回は実際にNR1710を購入して数ヶ月使用してみて、とてもよかった点3つを本サイト独自の視点でご紹介したいと思います。AirPlayについては述べておりません。他サイトではあまり言及されない点に注目していますよ。
①天板がまったく熱くならない
以前に使用していたのは SONY SS-DN2030という機種。こいつはスタンバイ状態でも天板がけっこう熱くて、いつか燃えるんじゃないかと心配しておりました。
一方でNR1710は天板がまったく熱くなりません!温かくすらならない。驚異的です。
温度が上がらないのは安心感がありますし、消費電力もきっと抑えられてるはず(定量的にはチェックしてません)。天板の温度問題解決は予想していなかったので、うれしいポイントでした。
②スピーカーのインピーダンス4Ωまで対応
うちのメインスピーカー SS-NA2ES はインピーダンスが4Ωの比較的低い値のものです。たいていのスピーカーは8Ω以上のことが多いため、4Ωに対応しているアンプは限られています。特にAVアンプでは対応品がマランツ製しかありません(おっさん調べ)。
インピーダンスが低いと電流値が上がるため、それに対応したハードウェア設計が必要です。ネットでは「でっかい音を鳴らさない限り大丈夫」と聞きますが、公式に対応していると明言されていると安心感がありますよね。
③とにかく薄くてコンパクト!
マランツ NR1710は他社品に対して圧倒的に薄いのが特徴です。AVアンプってデカすぎるんですよ。不人気の一番の理由がデカさじゃないかってくらい。
比較対象のDN2030はAVアンプとしては一般的なサイズなので、いかに薄いかが一目瞭然です。
唯一の薄さの弊害は「端子が密になってセッティングしにくい」という点。ご覧のとおりびっしりです。確かにセッティングしたりメンテナンスしたりは大変ですが、そうそういじることはないので気にしてません。それより薄いほうがうれしいですよね。
ちなみに奥行きは普通です。こっちをもうちょっと頑張ってほしいかな。
結論:AVアンプを頑張ってる唯一のメーカー Marantz を応援したい
AVアンプの業界は見るからに下火です。ネット上で記事をみかけることもまれですし、話題に上がることもほぼありません。世間のテレビ離れと同時に、テレビにスピーカーを接続させる人が少なくなっているためでしょう。みんなスマホでYouTubeなのです。ぼくもそうなのでなにも言えません。
そんな業界において、Marantzさんは唯一がんばっているメーカーのように感じています。これからもいい商品を出し続けていってほしいですね。
NR1710は当初の目的だったAirPlayについてはもちろん快適に使えています。AirPlayとApple Musicの組み合わせは最強です。