皆さん、資産運用の状況はいかがでしょうか?僕は市場平均に身を任せる身ですので、このところのサンタラリーの恩恵を大いに受けております。とても安定した相場で居心地がいいですよね。
ただ思い返すと12月は株価は上がったものの円高にも進んだ月でありました。株高が進んだイメージが強いですが、円建てでの米国株ETFはそれほど上昇していません。ほぼヨコヨコの展開でしたね。
そのため僕の資産推移を集計するにしても、今月は投資リターンとしてはそれほど増えていないと思われます。一方で12月は我が社はボーナス月でありますし、年末調整の時期でもありました。手取りの収入は過去最高を更新しています。副業収益も好調です。
ただし今月は思うような投資ができませんでした。というのも、ぼく自身が節税対策を怠っていたせいもあって、膨大な税金支払額に直面したためです。
まだ確定申告をしていないので全容は明らかになっていませんが、少なくとも普通の車が余裕で買える金額を支払わねばならなくなりました(泣)なので、ここ2ヶ月ほどは投資を最小限に抑えつつ、税金支払用のお金をプールするつもりでいます。こういう時は無理に投資はやりません。
いろいろと反省しきりですが、24年は青色申告でやれる節税はやろうと決意しました。最も後悔しているのが妻を青色専従にしなかったことです。実際にはかなり副業を手伝ってもらっていたのに、これだけ収益が増える状況を予測できませんでした。その年の3月までに税務署に書類を出さないといけないんですよね。今年は既に提出済みです。
これをやることで副業から経費で妻に給料を出すことが可能になります。そして妻の基礎控除+給与所得控除(最大103万円)も活用できるし、そこからはみ出したらiDeCoを駆使して課税所得0を実現できます(たぶん)。出した給料の使い道は妻次第ですが、もともとは副業で得た収益です。妻にお願いして新NISAにでも使ってもらう、なんてことも可能かなと妄想しています。
という前置きが長くなりましたが、僕の資産推移の最新状況をまとめたのでご報告していきましょう。この記事がこれから投資を始める方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。
ついに大台に到達した瞬間(※税金用のお金含んでますが…)
上図は2020年12月からの僕の資産推移を示しています。まだ税金用のお金を手元に残しているのも含めてではありますが、当初から目標にしていた1億円に到達しました!実感湧きませんがとてもうれしいですね。うれしいですが別に何かが変わったか?と言われると何も変わりません(笑)
含み益も少しだけ増えて最高益を更新しています。タイミング計らず、とれるリスクをとって寝ていただけですが、ここまでお金が増えて驚きしかありません。もう自分が何をきっかけに投資を始めたか覚えていませんが、株式投資というものに出会えてよかったと心から思うばかりです。
ちなみに前年比で示すとこんな感じになります。総資産、含み益ともに増え方がやばいですね(笑)昨年の反動もあってか、すこぶる好調な一年となりました。言い換えれば、このような年は長続きしません。必ず平均への回帰は起こりますので、それがいつかはわかりませんが大幅下落も覚悟しつつ、今後も投資を続けていきたいと思います。
続いて最新のポートフォリオが上図です。毎度のことながら総資産が大きくなったので、毎月の変化は大きくありません。S&P500などの全米系が82%、NASDAQ100系が11.3%となっております。ただ、毎月の変化は代わり映えないのですが年間で見るとけっこう違いが出ています。
上図がちょうど1年前のポートフォリオとの比較です。よく見るとけっこう変わってますよね。1557や1655の比率が下がり、NASDAQ系の比率が上がっているようです。特に2023年にNASDAQ系を多く買い増した記憶はなかったので、これは少々意外でした。まあ要因は調べてみるとすぐにわかります。
圧倒的にNASDAQ100のリターンがよかったんですよね。もちろん2022年に大きく下がった反動というのもありますが、それにしてもS&P500にダブルスコアつけるほどの成長は爆益としか言いようがありません。
上図がNASDAQ100の年間上昇率ランキングです。2023年の上昇は歴史上でもかなりの上昇幅だったことがわかります。2000年代に入って最大のリターンと言うと、その凄さがわかるでしょうか。
もちろんこのリターンがずっと続くことは絶対にありません。逆に反動がくることもあるでしょう。それを忘れないようにして、来年も株式投資を続けていきたいですね。
続いて各銘柄の損益状況を1年前と比較してみました。見てのとおり、全面的に上昇しているのがよくわかります。目覚ましいのはレバナス系で、大きな赤字を垂れ流していたのが一気に黒字転換していきました。
家計収支と課題
上の表が先月の家計収支になります。先月は年末調整とボーナス、分配金収入もあり、過去最高の収入を更新しました。一方で冒頭に取り上げたとおり、税金を甘く見ていた側面があり、急いでキャッシュを集め始めています。結局投資に回したのはボーナスと分配金収入分で、その他の給料や年末調整分、副業収入は全て確定申告時と住民税支払い用の貯金に回しました。そのため、今月のポートフォリオでも現金が厚めになっていると思います。いずれ出ていくお金ですが、どれだけ出ていくかは正確にわからないので、現状は保有資産としてカウントしました。
私のよくないところとして口座に現金が入ってると無駄遣いしやすくなります(笑)無駄かどうかは置いとくとして、ずっと欲しかったニコンのZ 8を購入したことも、キャッシュ集めに拍車をかけたことは間違いありません。税金用に貯めておいたお金なのに使っちゃった。しかもレンズ(Z 100-400mm)まで買っちゃったし(笑)
というわけで先月の購入履歴は上記のとおり。つみたて設定での楽天S&P500と臨時収入分としてニッセイNASDAQ100を購入しています。来月も貯金に励む予定なので、投資額はぐぐっと減らすことになるでしょう。
世間は新NISA開始から一括だのどうだの盛り上がる中、僕は指をくわえて待つしかありません。しかし必ずや副業収益をしっかり稼いでいずれは新NISA枠はきっちり埋めるつもりでいます。
ちなみに妻にもiDeCoを始めてもらおうと準備を進めていますが、妻が使っているauカブコムのiDeCoラインナップが微妙すぎてなんだかなぁと悩んでいます(笑)本当は証券会社を変えるべきなんでしょうが、変えるのはめんどくさいので本人がやりたくないとのこと。結局は妻が決めることなんですが、まあこの中ならTOPIXか先進国のどちらかだろうなぁと思っています。ここは先進国に一票かな。なんとかeMAXIS Slimシリーズ入れてほしい
副業収益の状況
上図は最新の副業収益の状況をまとめました。先月は非常に好調で最高再生数を叩き出した動画もつくれましたし、そこから芋づる式に再生数を伸ばすことができました。ちなみに以下が最高再生数の動画です。
一方でこの状況は一時的な収益増加だということも明らかです。既に再生数や視聴時間などのデータになって跳ね返ってきていて、収益は失速気味になっています。確変モードはここまでかなぁという印象。
この先も投資と同じくブログとYouTubeも長く続けていくものです。好調なときと不調な時は入れ代わり立ち代わりやってきます。それに動じることなく、いつも通りのコンテンツで視聴者さんの期待に応えるようにがんばるだけですね。早くふたたび最高益を更新できる日を夢見ています。
ちなみに一年前との月間収益を比較すると3.8倍にもなっています。この成長も株価と同じく続くものではありませんが、2024年もできるだけ勢いを落とすことなく、続けていきたいですねぇ。
結論:2024年は順風満帆とは限らない
今回の推移は一年前からの比較を中心にやってみました。全ての数字が全て上昇していて、本当にいい相場だったというのがよくわかると思います。ちなみに昨年の今頃は悲観予想で溢れかえっていて、当時の株価予想は2024年年初にS&P500が4000pt程度だったみたいです。いかにプロの予想があてにならないかわかりますね。
これから先も米国株は上がりすぎだとか円高が今後くるから買うのをやめろだの言う人は沢山出てくると思います。彼らが正しいかどうかは僕にはわかりません。ただ、それを言っている時点の話では彼らの言っている主張が間違いであるのは明白です。なぜなら、今ついている価格は市場が適正と判断したものであり、実際にその価格で取引が成立するから。彼らが言ってる適正価格では今は取引することはできません。
インデックス投資をやる上でいくつか大切な考え方があります。その一つが効率的市場仮説です。いまわかる事実や憶測は全て価格に反映されていると考えるのが私はいいと思います。よく「○○と言われていますがどう思いますか?」とか質問もらうのですが、そんなこと考えたこともありません。我々がその事実を知った時には時既に遅し、価格に瞬時に反映されているためです。
そういう無駄なことに脳のリソースを割くのはものすごくもったいないと私は思います。豊かな人生とは何かを考えならがタイパ(タイムパフォーマンス)がいい投資を心がけていくことが、最終的に幸せにつながっていくのではないでしょうか。少なくとも私はこれからも効率的な資産運用を続けていこうと思います。
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投資を学ぶなら:資産運用ですごく勉強になる書籍
僕が実際に読んで「ほんとうに良い本だなぁ〜」としみじみ感じた名著をご紹介します。どれもめちゃくちゃ良い本ばかり。インデックス投資を始めたての方におすすめです。
以下の中にはKindle Unlimited(月々980円 読み放題、初めてだと30日無料キャンペーンもある)のサービスで利用できるものもありますのでチェックしてみてください。
この本は僕が初めて読んだ投資関連の書籍。当時、個別株で失敗し、偶然思うがままに買い付けた米国株インデックスETFに出会い、それにいい感触をもっていました。その感触を自信に変えてくれた本です。僕と同じく、初めて投資書籍を読まれる方にはこの本を最初にオススメします。
投資に関するネット記事は数あれど、最も有名で価値ある記事はコレなのでは?という記事の書籍版です。ぜひ投資書籍の2冊目に読んでほしい一冊としてピックアップしました。これを読むだけで本当に資産運用が完結する内容になっていて、僕も当時衝撃を受けました。もちろん書籍版の内容の本質はネット記事とほぼ同じですが、理論編がわかりやすく改定されていたり、読みやすくなっています。
インデックス投資の名著中の名著です。個人投資家にとっての投資は「ミスった者が負ける」敗者のゲームになった、というのがタイトルの由来。ここで言うミスとは、市場動向に動揺して売買してしまうことを指します。いいからインデックスホールドしとけ、という本。インデックス投資家の教養として読むべき本です。
これは僕が最近読んでよかったと思ってる本です。マクロ経済における金利の重要性を懇切丁寧に説明してくれています。金利が経済の基本であることを再認識させられました。初心者でも読みやすいように書かれていて、とくに予備知識は必要ありません。投資タイミングに活かせるかと言えばそこは同意しかねますが、金利による経済の定性的な動きを理解するのはこれで十分と思いました。
この本はKindle Unlimitedの読み放題サービスで提供されていることが多いです。Kindle Unlimitedは初めてであれば30日無料体験が使えるので、それで読み切ってしまうのもいいかと思います。僕はそうしました。
これは最近複数の視聴者さんに紹介してもらって購入した本です。主張は題名どおり「余剰資金が出たら即刻インデックス投資せよ」というもので、僕も思想とほぼ一致しています。また、前半部分では「節約には限界がある」「収入を増やす努力をしよう」という主張もされていて、その辺も共感できる部分は多いです。とてもいい本だと感じましたので、よかったら手にとってみるとよいかと思います。
これは最近視聴者さんに教えてもらった本です。株式投資や資産運用の考え方を学ぶのに、とても素晴らしい名著だと思いました。著者はインデックス投資にも精通していることが伺える一方で、各個人の資産運用は人としての合理性も考慮すべきと説いてます。株式投資のリターンは「リスク(値動き)の対価」をわかりやすい例も含めて明示してくれていて、投資初心者の方にぜひ読んでみてもらいたい本ですね。
2024年の年初に亡くなられた山崎元さんの遺作。内容は父から息子への手紙をイメージして、資産運用や生き方のアドバイスをおくるというもの(実際に送られた手紙の内容もあります)。涙なしには読み切れない名作でした。投資における主張はいつもの著者のものと全く同じ。ブレないところが山崎さんの良さですね。ぜひ読んでもらいたい一冊。
米国の著名投資家ハワード・マークス氏の著書で、彼の著書はなんとあのウォーレン・バフェットのお気に入りらしいw バークシャー・ハサウェイの株主総会でこの本を配ったというウワサも残っています。ハワード・マークス氏自体はインデックス投資にも一目を置くアクティブ投資家で、市場平均に勝つのは難しいと認めつつもどうすれば勝てるか?を色々とアドバイスしてくれる本です。
僕が一番好きな本。難しい数学的な知識を必要とせず、現代ポートフォリオ理論(≒ランダムウォーク理論)をかじれます。正直な感想を言うと全ての書いてることが興味深かったわけではありません。なので隅々まで読んだわけではないですが、理論のところはとてもわかりやすいのでおすすめです。これ読んでからWikpedia見たらだいぶ理解が進みました。
上記の本に加えてもう少しファイナンスを詳しく知りたい方向けにおすすめです。CAPMの考え方やそれをもう一歩発展させた3ファクターモデルのことも理解できます。ほかにもプライシング理論やリスク管理などの基礎知識もこれで十分わかるかと。
インデックス投資の父でありVanguard創業者のBogle氏の名著です。僕が最も尊敬する偉人でもあります。その先見性と残された功績には尊敬の念しかありません。内容はインデックス投資のベーシックな内容ですが、後半には債券との組み合わせ論などにも言及されています。全部が全部同意見というわけではありませんが、インデックス投資を志す者であれば必読書とも言ってよいかと。
ランダムウォーク理論(株価の動きはわからないという前提を置く理論)について、歴史を交えて語った本。これも名著と言われています。理論の概念はざっくりとわかるかと。歴史の部分が長くて、そこは読み飛ばしました。
本をほとんど読まない僕が唯一知ってる作家さん、橘玲さんの本。とても読みやすい文章で書かれていて、こんな文が書きたいなといつも思ってます。僕が海外株を中心に買っているのはこの本の考え方に近いです。
かつて日本の長者番付で一位になったサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の初めての著書。これまでメディアにほとんど出てこなかった氏の赤裸々な体験談が多数載せられています。内容は初心者向けではありませんが、どこにでも溢れているインデックス投資を勧めるだけの本に飽きた方にはとても面白いはず。かく言う私もその一人(笑)純粋な読み物としてとても面白いです。
社会保険料がホットな話題として挙げられることが増えました。本書はその社会保険料の節約として最も有名な「マイクロ法人スキーム」のきっかけになった名著です。いま巷で使われているマイクロ法人という言葉は、この書籍で初めて使われたと言われています。もしマイクロ法人設立に興味があれば、まずは最初のバイブルとして読破しておくべき一冊です。
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