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何回も弦を試して行き着いた、ぼくの合理的クラシックギター弦運用法

クラシックギター
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ギターが着物であれば、弦はその帯。そんな例えられ方をするくらい、クラシックギター弦は音色に影響します。愛好家なら、一度は色々な弦を試した経験があるのではないでしょうか

ぼくも例に漏れず、たくさんの弦を購入して、たくさん試してきました。その経験を語らせてください。

常用できる弦を絞りこむための4つの考え方

最近は通販でなんでも手に入る時代。ぼくが学生だった頃も、通販が一般的になりつつあった時期でした。

各メーカー、最近は細かいラインナップをいっぱい出してますね。ナイロン弦が黒かったり、灰色だったり、素材が違ったり、低音弦が金色だったり、、、。価格もピンキリ。めっちゃ高価なのもあります。

ぼく
ぼく

全部試すのはむりだなぁ、、、

と思ったぼくは、以下の考え方で絞り込みました。

①価格が手頃であること

弦をたくさん試して、気に入った弦があったとしても、価格が高すぎては常用できません。普段の練習と本番で違う弦を使うという手も考えられますが、あまりおすすめできないです。普段と違うことを本番でするのはミスの元ですよね。

ぼくの目安は1セット 1000円から1500円くらいです。

②奇抜なシリーズは使わない

各社、色々な素材を変えて色々な名前で新商品を出してます。チタニウムだの、コンポジットだの、そういう類のものです。しかし、その新商品は使いません。このような商品はちょうどカップヌードルの期間限定味のようなものだと思うのです。メーカが本当にいいと思うものは既にベーシックなシリーズで存在していて、目新しさだけで買ってもらおうという目的が透けて見えませんか?

メーカが一番いいと考えてるのは一番ベーシックなシリーズであるはずだと思うのです。

③テンションはハード

各テンションを試し始めるとすごい数になってしまいます。各メーカーがハードと考えるテンションに統一して比較することにしてました。ぼくが固めが好きなので。

④最低限の品質

これは試してみないと分からないことも多いですが、品質の評判が悪いものは除外します。不良弦が多いとそれこそ常用できません。例えばオーガスティン無印の高音弦が品質よくないことで有名ですね。

4つの考え方で厳選した結果のまとめ

以上の観点から、弦を選んでは張ってを繰り返してました。今日時点で代表的な弦を調べてみた結果がこちら。あくまでぼくの主観です
※使用ギター 丸山太郎 2006年製

ぼくの主観による比較表

音色的にはハナバッハが一番好きです。芯があってクセがない音がします。低音がゴーンと頭に響く感じ。ぼくが使用してる丸山太郎さんのギターにぴったりに思えました。

プロアルテも劣らず好きでした。プロアルテは車で言うとトヨタみたいな印象。そつなくこなす。数年前までは価格が700円ぐらいだったんで、コスパも最強でした。今は高くなっちゃいましたね。

オーガスチンサバレスはちょっとクセがあって、ぼくの好きなタイプではなかったです。クセがあると、その弦の音になってしまうのが好みでないのです。あくまで弦は楽器の良さを引き出す存在であってほしいですね。ただ、サバレスのアリアンスは他社の3弦よりも圧倒的に細くてクリアなのが魅力的です。ぽよーんと鳴りません。師匠も推奨してました。ぼくもこの3弦だけを愛用してます。

ガリは、、、まぁ興味がある人も少なそうですが、微妙でした。アナヴィトビッチが使ってるとの噂を聞いたですが、たぶん使ってないでしょう。(使ってたらすみません)

結論:結局どの弦を使ってるの?

ぼくが長年の弦を試してきた結果、たどりついた運用がこれ

  1. プロアルテ+3弦サバレス コラムアリアンスで張る
  2. 弦がヘタってきたら、低音弦だけハナバッハ シルバースペシャルに交換
  3. 弦がヘタってきたら 1.に張り替える

です。低音弦だけ変えるってのと、3弦がコラムアリアンスなのがミソですかね。ハナバッハのコストを2回に1回の交換にして抑えてます。低音弦って高音弦に比べてすぐへたりませんか?それで全部の弦を交換するのが勿体ないので合理化してます。何も同時に全部交換しなくてはいけない理由はないのです。コストも抑えられて、新しい弦の瑞々しい音色を楽しめる、一石二鳥ですよ?

※今回の比較に使用しているギターの記事はこちら

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