トヨタ本気のEV!bZの特徴を自動車エンジニアが分析してみた

自動車
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みなさん、電気自動車(EV)は好きですか?ぼくはEVの出だしのトルク、静かな車内は好きですが、高い価格で手が出ません。そんなレベルの好きさ加減です。

先日、YouTube上でトヨタの新型EV bZシリーズの詳細が発表されました。メディア向けには既に試作車も公開されているようです。

かっこよさ等の表面的なところはメディアに任せておいて、当ブログでは自動車エンジニアの視点(多分に主観含む)で、このクルマの特徴を合理的に分析してみたいと思います。この記事が電気自動車を検討されている方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。

ちなみに僕はけっこうかっこいいなと思いました。

bZシリーズの特徴とその意義を考察する

というわけで早速bZシリーズの特徴ごとに見ていきましょう。

10年後90%以上の電池容量維持

YouTube上では目標として10年後のバッテリー劣化を残容量90%以上になるように抑えると主張しています。これ、冷静に考えたらめちゃくちゃすごいです。同じリチウムイオン電池を使っている僕のiPhone11Proは2年で85%なので

電池を維持するカギは冷却システムにあります。今回bZシリーズでは水冷の電池冷却システムを採用したと発表されました。水冷は電池の温度分布抑えられて寿命に有利なのは確かです。それでも10年で90%はほんとにすごいですね。

小さく(目標)とあるのだけが気になりますが、、、。

飛行機みたいなワンモーショングリップ

bZシリーズのウリのひとつとなっているワンモーショングリップ。これはステアリングが飛行機の操縦桿みたいな形をしているものです。ステアバイワイヤだから実現できた、ようなことが述べられてます。導入は現時点では中国のみ。

個人的にはこのワンモーショングリップはいらないなーと思ってます。そもそも今までのハンドルで何も困ってませんし、これに慣れると別の車に乗った時の違和感が凄そうです。

※もちろん普通のタイプのステアリングもあります。こっちのほうがかっこいいな・・・。

冬場の航続距離を伸ばす空調システム

僕は以前の記事でEVに絶対に欲しい装備として「ヒートポンプ」をあげていました。

ヒートポンプとは端的に言えばめちゃくちゃ効率のいい暖房ができるシステムです。そのため、冬場にエアコンをつけても航続距離が短くなりにくいのが特徴。

なんとbZシリーズはそのヒートポンプだけでなく、別の手段でも乗員を温めるシステムを持っているように伺えます。シートヒーターやステアリングヒーターはもちろん、膝がステアリング下が赤いのは「輻射ヒーター」なるものが搭載されているようです(参照)。実際のところ、どれくらい航続距離に影響するかはわかりません。しかし冬場の航続距離をしっかりケアしてくるあたり、トヨタはさすがユーザーの心配をよく理解していますね。

バッテリーを強固に守る構造

ネットニュースばかり見て影響されてしまうからか、EVは常にどこかで燃えている印象があります。よくテスラがネガティブキャンペーンの対象になってますね。おかげで無用に心配してしまう自分がいます。よっぽどガソリンのほうが危ないけれども。

ただ、そうした市場の不安に気づいているのもさすがトヨタ。バッテリーに強固なプレートを配置して液漏れからの短絡を防いだり、衝突されてもバッテリーが潰れにくいような構成にしているそうです。安心、安全には他メーカーよりも厳しく品質管理するトヨタの本領発揮ですね。これはうれしい。

30分で80%充電可能な150kW急速充電

bZシリーズは150kW急速充電にも対応。発表では30分で80%まで充電できるらしい。アリアは130kW急速充電ですから、bZシリーズのほうが短時間で長い距離分のエネルギーをチャージできます

急速充電は熱との戦いです。電池を冷却する能力が高ければ高いほど早く充電できます。言い換えるとbZとアリアより優れた冷却能力なんでしょう。街乗り中心であれば特筆すべきところではないかもしれません。

結論:bZシリーズはトヨタの本気度が伝わってくるEV

今回発表された内容を見てみると、僕がEVに求める内容が全ておりこまれていて、文句のつけようがありません。変な形のステアリングとSUVということだけが気に入りませんが、その程度です。異形ステアリングに関してはそもそもオプションなので文句も言う必要もないし。

これで気になるのは価格とどれだけ売れるかです。当サイトの直感的予想では、価格はたぶん500万くらい。国内売れ行きは月々1000台行かないレベルかなと予想します。日本でEVはトヨタといえど受け入れられるのにまだまだ時間かかりそうだと予想。はたしてどうなるか?注目です。

元動画はこちら

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