【クルマ】EVって課題ばっかりじゃない?自動車エンジニアが考えるEVのメリット3選

自動車
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みなさん、EVには興味ありますか?僕は仕事柄EVの開発に携わることが多いですが、自分から進んで乗りたいとは思いません。どうしてもデメリットばかり目につくので、、、。

しかしながら、最近は

ぼく
ぼく

そんな後ろ向きな考え方はよくないなー

と思うようになりました。物事や人の悪い面ばかり見るより、いい面を見てポジティブに考えたいですよね。そうしないと後ろ向きな理由ばかりで判断してしまいますから。ましてやEVは仕事で扱ってるテーマです。前向きに行こう!

というわけで、今回は

二酸化炭素排出?カーボンフリー?んなもん興味ねえよ!

って人がEVを選ぶ理由はあるのか?を考えてみたいと思います。純粋にユーザーが享受できるEVのメリットを自動車エンジニアの視点で語りますのでお付き合いください。

電気自動車のメリット3選はこれだ!

というわけで僕が思いつくEV車のメリットはこちらです。

  • ガソリンスタンドに行かなくていい
  • 圧倒的な静粛性
  • トルクがあってスムーズ、街乗りが快適

ひとつずつ見ていきましょう。

ガソリンスタンドに行かなくていい

現代のビジネスは「可処分時間の奪い合い」と言われており、あらゆるサービスが人々の時間を奪い合っています。可処分時間とは各個人が自分の裁量で使える自由時間のこと。それゆえ、皆さん昔より時間がなくて忙しいのです。便利なモノは増えたはずなのにね。

そうした現代に重宝されるのが「可処分時間を増やすガジェット」。食洗機とか乾燥機付き洗濯機、お掃除ロボットなどは最たる例です。これらはすべて「可処分時間を増やす」ということに価値があります。

EV車の最大のメリットもこの可処分時間を増やせることです。なんてったって電気自動車ですから、家で充電できます。ガソリンスタンドに行くというめんどくさい時間を取られません。これはかなり大きなメリットだと僕は思います。我が家の場合ガソリン入れて帰ってくるのにDoor to Door で20分はかかりますので。

中には、

ガソリンスタンドの臭いがイヤ

という人もいますよね。そんな不快な思いをすることもなくなるのは、EVの最大のメリットだと思います。みなさんはどう思いますか?

圧倒的な静粛性

クルマオタクには時折軽視されがちですが、自動車にとって静粛性は重要な要素です。車内の快適性に直結するというユーザー側からの意味でも大事ですし、自動車エンジニアの視点からも重要です。というのも、自動車部品は最後は騒音をどうするかにいつも苦しめられるのが通例で、騒音をどう抑えたかでエンジニアとしての力量やメーカーのこだわりもわかるものです。

その静粛性面でEVは圧倒的に有利になります。そりゃエンジンという巨大振動源がないので当然です。

どれくらいの違いがあるかというのは各所で論文発表されています。たとえばこちら

https://www.jstage.jst.go.jp/article/seisankenkyu/65/2/65_97/_pdf より引用

これは加減速したときの音圧をEVとガソリン車で比較したものです。全体的にEVは音圧レベルが低く、車速に対して滑らかに推移するのが特徴ですね。ガソリン車は変速機の兼合いもあり、速度に対して一様ではありません。

一方で、こんな記述もされています。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/seisankenkyu/65/2/65_97/_pdf より引用

HV車に近づくとキィーンという高音が聞こえますよね?あれのことです。音圧レベルは低いもののインバータの音が耳につくとも述べられています。僕はあまり気にしませんが、各人好みはあるでしょう。

なによりも静かなクルマが欲しい方にはEVはおすすめです。

トルクがあって気持ちいい街乗りマシーン

EV車の特徴に「低回転からトルクが出る」という特徴があります。下のガソリン車とEVのトルクバンドをご覧下さい。詳細はこのサイト参照。

EVとガソリン車は特性が全く逆であることがわかります。トルクに着目すると、EVは低回転でトルクMaxなのに対し、ガソリン車は回転数に大して4000rpm付近までトルクは右肩上がりです。つまりEVは低車速に強く、ガソリン車は高車速に強いというわけ。

余談ですが、この2つの特性を上手く組み合わせたのがホンダのアコードハイブリッドです。低速域はエンジンは発電に徹してモーターで走行し、高車速域は逆にエンジンだけで走行します。こういう設計も2つの動力源の特性を意識してのものです。

ホンダウェブサイトより引用。2つの動力源をうまく使い分けてます

ということは、EV車は低車速での利用に適した乗り物だということです。街乗りなんかにぴったり。

みなさんは実際にEV車に乗った経験ありますか?僕が乗ったときの感想は

ぼく
ぼく

すいすい加速して街乗りがラクだなー

とそのままのことを感じました。低速トルクがあると想像以上に街乗りが快適です。これこそ人馬一体といった具合。意のままに動いてくれる感あります。

これらの特徴からEVはシティコミューターに向いてると言われています。たしかにそうだけど、たまに遠出するしな、、、というのが正直なところですね。あと小型車にしては価格が高いのでケチ野郎にはまだ無理です。

結論:ガソリン入れに行きたくない人にはEVがおすすめ

今回は3つのメリットをお話ししましたが、実際に購入の動機となりうるのは最初に述べた「ガソリンスタンドに行かなくていい」という点だけかなと思ってます。静粛性と低速トルクはまあ無くても我慢できるけれど、時間がケチれるのは何にも変え難いメリットです

ただ、それはEVのさまざまなデメリットを許容できての話。遠出しようものなら途中で急速充電の為に時間を消費することになります。かえって可処分時間がなくなること請け合いです。

余談:トヨタのbzはかっこいいですね!

どんなスペックで出てくるのか、楽しみでなりません。

電気自動車の参考書籍

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