いちばん燃費が良くなる自動車用エアコンの使い方はこれ!超簡単にできます

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みなさん、自家用車のエアコン設定はどうしていますか?

ぼくはケチなので、最近はできるだけ燃費が良くなるように設定してます。もちろん快適性は損なわずです。

ここでは、一応自動車関係のエンジニアとして働いてきたプロとして、ぼくの思う最も燃費が良くなるエアコンの使い方を紹介したいと思います。

※あくまで「ぼく思う」なので、良い燃費結果を保証するものではありません。あしからず。

兎にも角にも前提は「ガソリン、ディーゼルもしくはハイブリッド車」

エンジニアたるもの、何を語るにも「前提条件」が大事。ここで僕が議論するのは化石燃料(ガソリンや経由)を主たるエネルギー源とする自動車です。

というのも、最近流行りのEV車や一部のプラグインハイブリッド車はエアコンの仕組みが大きく異なるのです。しかも車種によって仕組みがバラバラなんで、どの車にも当てはまることが言えません。

もし要望が多ければ電動車の話もしようと思いますが、現時点ではあまり乗ってる人も少なそうなので割愛。

また、快適性の感じ方は各個人で異なりますので、ここでは「標準的な使い方をする人」を前提とします。まあ、オートエアコンがターゲットにしてる使い方って感じです。変な使い方しない人ね。

最初に結論:夏場はオート、冬場はオート + AC OFFかつ外気導入

つべこべ言わずに早く結論教えて下さい

と言われそうなので、最初に結論を述べておきます。

①夏場:オートボタンを押すだけ

②冬場:オートボタンを押して、ACスイッチをOFFにして外気導入

オートボタンとかACスイッチというのはこんなやつ。NBOXの例

理解のために自動車エアコンの仕組みを知る

なんで燃費がこれで良くなるのか?を理解するためには、仕組みを知る必要があります。できるだけ平易にわかりやすく説明していくつもりですので、厳密性には一部欠ける表現があるかもしれません。その辺はご了承ください。

下図が一般的な自動車のエアコンの仕組みです。

自動車エアコンはエバポレータと呼ばれる空気を冷やす装置でいったん空気を冷やします。そして、ヒーターコアと呼ばれる空気を温める装置で温度を上げて、ユーザーがほしい温度に調節(エアミックス)して車室に送り出す仕組みです。

この時、エバポレータは家庭用エアコンと同じようにエアコン冷媒とコンプレッサーを使って空気を冷やしています。このコンプレッサーを動かすためには大きな動力が必要で、通常はエンジンの動力をもらって動かしているのです。そのため、使うと燃費が悪くなります

一方、ヒーターコアはエンジン冷却水の熱(余った熱)を使って空気を暖めています。暖房に使わなかったら捨てる熱です。なので、タダなわけ。すごく賢い使い方ですよね、考えた人すごい。空気を暖めるだけだと、燃費は悪くならないのです。

※厳密には暖房で使うと送風機が動くのでその電力分は燃費悪くなります(が微々たるもの)

なので、ポイントはいかにエバポレータを使わずにエアコンを使うか、に集約されます。

エバポレータを使わないエアコンの設定

自動車のエアコンには、実はエバポレータを使うか使わないかを選べるスイッチがあります。それが前述の「ACスイッチ」です。車種によっては「A/C」と記載されているものもあります。

再掲。これの左側のスイッチ

こいつがONだとエバポレータを使う、OFFだとエバポレータを使わない、という動きをするわけです。

ただ、エバポレータを使わないと空気を冷やすことができません。ですので、夏場はエバポレータ動かさないわけにはいかないのです。ということで、夏場はケチる手段がないので、前述のオートボタンをぽちっと押して放置しておくのが吉です。エアコンに任せておけば、勝手にいい感じに風量と温度を設定してくれます。

ケチれるのは冬場の暖房のとき。

これもオートボタンを押しておけばいいんだよね?

というわけではありません。なぜなら、オートボタンを押すと自動的にACボタンもONになるからです。

そもそも、なぜ冬なのにエバポレータを使って空気を冷やす必要があるのでしょうか?

冬に空気を冷やす理由、冷やさずに上手に暖房するには

それは、車室内を除湿して窓を曇らないようにするためです。長時間自動車に乗っていると、車室内の湿度が上がって冬場だと窓が曇ったりしませんか?オートエアコンは賢いので、曇らないように除湿をしてくれているのです。ただ、除湿はエバポレータを使ってガソリンを消費してしまいます。

ということは、できるだけ曇らないようにしてやればよい。そのための設定が「外気導入」です。

冬場の外気は空気中に含まれる水分が少ないことが知られてます(冬場に乾燥するー、ってよく言いますよね)。車室内を換気しないと、呼気から水分が供給されて空気中の水分が増えてしまうのですが、外気導入していればその心配が少なくなるわけです。

※雨が降ったりすると外気導入でも曇ります

通称 内外気切替スイッチ

例えば上の画像で示したようなスイッチで「外気導入」を設定できます。車種によって色々な表示になっていると思います。NBOXの場合はスイッチ上部のランプが点灯していると「内気導入」、消灯していると「外気導入」です。

以上をまとめると、冬場に燃費のいいエアコンの設定手順は、①オートボタンを押して、②ACボタンを押して、③外気導入になっていることを確認する、となります。もし窓が曇ってきたら迷わずACボタンを押してくださいね。そしたら曇りが晴れるはずです。

実際の冬場の空調設定パネル例

実際に我が家のNBOXで設定してみた写真がこちら。

NBOXの場合は「A/C OFF」と表示されるのでわかりやすいですね。他の車種だと、A/Cスイッチにランプが点灯/消灯している、とかで判断する場合もあります。内気ランプも消灯していますね。

結論:理屈で考えると燃費は良くなる、が定量的にはわからん

冬場に上記の設定をすると、オートエアコンより燃費は確実に良くなります。が、検証していないので、どれだけ良くなるかはわかりません。運転状況って絶対に条件を揃えられないので、個人だと検証できませーん。

上の設定だと燃費だけにメリットをフォーカスしてますが、実はこの設定は騒音が静かになるといういいこともあります。冬場にACをONにしてアイドリングしてみてください。たぶんコンプレッサーがうぉーん、プス、うぉーん、プス、と間欠運転してると思います。特に軽自動車だと耳障りなこの音もしなくなりますよ。

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