ぼくの愛機はニコンz6。登場から約2年経ち、レンズが充実しつつありますが、まだまだラインナップは不足気味です。
中でも、望遠レンズはzマウントレンズとして、ほとんどリリースされていません。おそらく大口径のzマウントの特徴として、広角レンズに強い特徴をアピールしたいのでしょう。
とは言っても、撮影機会は待ってくれません。今回、fマウントのAF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRを購入したので、語りたいと思います。
撮影機会は待ってくれない
うちでは基本的に標準域のレンズ Z24-70mm f/4S, Z50mm f/1.8Sの2本をメインに使ってます。撮影対象は子どもやイベントなど。その用途では十分に足りていました。もっと広角で撮りたい時はiPhone 11proでカバーしたり。
しかしながら、子どもが大きくなり、幼稚園に通い始めました。そこで待っているのが「運動会」。さすがに運動会は標準レンズとiPhoneでは太刀打ちできません。
撮影機会は待ってくれません。Zシリーズでいい望遠レンズが無いからと言い訳してると運動会は終わってしまいます。撮影機会はプライスレス。ぼくは望遠レンズを買うことにしました。
Zマウントは望遠レンズが少ない
下図はzレンズのロードマップです。

ご覧いただくと分かるように、望遠レンズは極端に少ないのです。標準レンズはたくさん出ているのに。
これはひとえに広角が得意なzマウントのメリットを推しているためでしょう。望遠レンズはfマウントを使えという、ニコンのメッセージです。
ちなみにロードマップの中で「運動会」で使えそうな望遠レンズとすると、zレンズでは100-400mmでしょうか。300mmは欲しいですよね。200mmでは心許ない。
この100-400mm、S-lineという高級レンズに位置付けられています。おそらく30万円〜40万円くらいになるでしょう。さすがに手が出ないです、滅多に使わない焦点距離にその金額は出せません。
結局、庶民が運動会を撮れるZレンズはしばらく発売されないのです。
fマウントレンズにはお手頃な望遠ズームがある
一方でFマウントレンズは望遠レンズもそろっています。その中でも運動会に最適なのが今回紹介する「AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR」なのです。
このレンズには以下の3つのメリットがあります。
価格が安い
ぼくが購入したときはちょうど7万円くらいでした。Zレンズだと30万円は下らないでしょうから、格安です。
重量が軽い
70-300mmの望遠レンズなのに、重量が680gしかありません。マウントアダプタを加えても815g。標準域の大三元レンズより軽いのです。おかげで持ち運びも楽ですし、軽さがウリのZ6とも相性ぴったり。
AFが爆速で無音
めちゃくちゃAFが速いです。しかも無音。望遠レンズで撮る被写体は大きく動くことが多いのですが、食いつきはしっかりしてます。ただ、コントラストが低い対象には迷いがちな印象を受けました。たぶんレンズというより、ボディが原因だと思いますが。
デメリットはマウントアダプタFTZを使わないといけない、くらいですかね。
実際にZ6に取り付けてみた
Z6に取り付けてみるとどんな感じか?が気になる方が多いと思いますので、その様子をご紹介しましょう。
Camera : iPhone11pro






ちょっとだけ試し撮りしてみた
このレンズは軽さがウリ。その機動力を生かすべく、気楽な気持ちで試し撮りしてきました。といっても2枚だけだけど。

名鉄知立駅で2200系 特急車両を撮影。簡単にそれっぽい写真が撮れました!連射撮影している間もAFは食いつきばっちり。

家のベランダから見えたネコを撮影。DXクロップすれば450mm相当まで引き寄せられます。画素数がしょぼいけど、webで鑑賞する分には十分です。
結論:Zレンズで望遠が出る前に買っても後悔なし!
このレンズ、コスパが半端ないです。ぼくのようなライトユーザーにぴったりなレンズですね。本音はこのレンズがZマウントで出てほしかったけど、Zマウントは望遠だと恩恵が少ないので、待つ意味も薄いと納得してます。待ってる間に子供は成長してしまいますし。
ぼくは買ってよかったと思ってます。これから、望遠域での撮影が楽しみです。迷っている方、思い切っての購入をおすすめします!