高気密高断熱を謳うハウスメーカーが増えてきてます。それに伴って「空調は付けっぱなしの方がお得」という話もよく聞きませんか?
空調機器のエンジニアとして述べると、空調は付けっぱなしで安定した状態の方ほうが省電力なのは確かです。ただ、必要ない時まで付けたほうが省電力かまではわかりません。なので、一概にお得とは言い切れません。
そこで、うちで比較実験!エンジニアですから、数値で語ります。1シーズン通して比較してみました。節約の参考になれば幸いです。
昨年は付けっぱなし、今年はこまめにオンオフ
昨年と今年のエアコンの使い方条件は以下の通りです。
機種:ダイキン製うるさら7 (1階エアコン、リンク先は2019年モデル、うちのは2014モデル)。比較する時期は冬季のみ。
昨年の使い方
- 1階エアコンを「快適エコ自動」で24時間稼働
- 不在時も稼働
今年の使い方
- 1階エアコンを起床前30分にタイマーオン
- 就寝前、出かける前にオフ
果たして結果はどうなったか
お待たせしました。昨年と今年の電気代比較がこれ

圧倒的に「こまめにオン/オフ」の方が安いです。我が家に限っては付けっ放しはお得ではありませんでした。「こまめにオン/オフ」は平均金額で月13000円⇒11000円と2000円安く、割合にして20%削減できてます。
差を縮めるには、家の断熱性を上げる必要があるんでしょうね。間取りを決めるときに、窓をもう少し減らしておけば改善したかもしれません。
結論:高気密高断熱を謳う家でも必ずしも「付けっぱなしが安い」わけではない
いくらメーカーが高気密高断熱を謳おうとも、自分で決めた間取り次第で結果は変わってしまいます。

〇〇ハウスの家はほんとにあったかーい
という意見をネットで見たとしても、鵜呑みにしてはいけません。エアコン付けっぱなし生活をしたいなら、窓を減らすなりの断熱性を意識した家づくりが必要です。